グリード

2014-08-27 18:20:01 | Book
ハゲタカの鷲津シリーズ第4段。リーマン・ショック前後のアメリカを舞台に老舗投資銀行とエジソンが設立したアメリカの魂と呼ばれる伝統ある企業の買収を図るが、シリーズを重ねる毎にどんどんとつまらなくなる。
第一作では、常識人でありながら信念を持つ芝野と、アウトローである鷲津との時代を先取りした戦いが面白かったのだが、シリーズを重ねるにつけ、無敵の鷲津が、無能な連中をひたすら叩きのめすというワンパターンで、登場人物に全く魅力がない。
また、ストーリーのベースも過去に起きた出来ことになっており、時代を先取りする意欲もなく、いったいどうしてしまったのか。

グリード 上
グリード 上真山 仁

講談社 2013-10-30
売り上げランキング : 54583


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

舞台『ガラスの仮面』

2014-08-27 09:39:51 | Movie
8/26の上演後に、美内すずえ先生参加のトークショーがあるとのことで、若干体調不良だったが、青山劇場にて当日券を購入して観劇した。
冒頭の一路真輝扮する月影先生が登場したシーンが、まさに月影先生そっくりで、劇場内がざわめき、一気に引き込まれた。第一部は、奇跡の人直後のマヤが大都芸能に入りスターとなっていくが陰謀によって挫折し復活するまでを、舞台装置をフルに活用した非常に高度な場面展開で、まさに漫画を読むようにパラパラとものすごい勢いで展開し、第二部では二人の王女のオーディションから本番上演までをじっくりと魅せる。
上演後のトークショーでは美内先生と、月影先生及び姫川あゆみ役が登場し、軽快なトークを繰り広げた。ジュリエット一人舞台での空気椅子のシーンに話題が及び、役者陣から本当に実現できるかとの質問に対し、先生からは漫画ならでわの表現との回答に、会場が湧いていた。美内先生は毎日観劇されており、原作者でありながらも二人の王女の舞台化には感動し、毎回泣いているとのこと。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする