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敦賀駅のバリアフリー工事が完成

2012-12-19 | まちづくり






JR敦賀駅の「バリアフリー工事」が完成した。ホームの階段で困っている旅行者やお年寄りを見たことがあるので、これは喜ばしいことである。具体的には、これまで古く薄暗い地下道の階段しかなかったものが、新たに陸橋(跨線橋)ができ、階段に加え、エスカレーター5基とエレベーター4基が設置されたものだ。敦賀駅は意外にホームが多いので大変だ。

ところで、バリアフリー工事というのは駅の中の工事なのだから、当然JRが自ら負担して実施するのかと思ったら、不思議なことに実はそうではないらしい。総額19億円のうち、財政が厳しい中で敦賀市が10億円以上を負担しているそうだ。JRは儲からないところには金を出さないというのが徹底しているのだろう。この後、引き続き駅舎(交流施設)の工事も行われるが、いったいいくらかかるのだろうか。

うわさによると、JRは、駅には改札口とホームさえあればよく、あとは必要なら地元でやれという主義のようだ。かなり上から目線である。しかも、地方公共団体ならこうした工事は当然入札で実施するのに、JRが業者を決定してしまい、お金を出す方の意見も通らないようだ。実に不合理なシステムである。JR西日本の経営ビジョンには、「鉄道事業を核に事業を営む当社は地域を離れては存在し得ません。地域起点の発想に立って、地方自治体や他鉄道会社等との連携を強化し、トータルでWIN-WINの協力関係を構築してまいります。」となっているのに、話が違う。WIN-LOSEのような気がする。

ところで、敦賀駅のホームは地形上高架ホームのような形になっており、駅舎の位置よりかなり高くなっている。これまでホームには地下道(厳密には改札部分は地下ではないのだが。)から1階分登るだけだったのに、いったん2階分以上を登ってからまたホームに降りなければならない。かなり長いエスカレーターでなぜか速度も遅く、今までより時間がかかる。

それに、エスカレーターやエレベーターの位置は、各駅停車の停車するホーム中央部よりかなり米原寄りになる。従来の地下道も残るみたいなのでエスカレーター(ただし各ホームのエスカレーターは上りのみ)があるとはいえ、階段の上り下りが大変な人以外にはどれだけ利用されるかは疑問だ。現に、開業直後の朝の通勤時、敦賀駅に降りるときに利用している人はほぼ皆無だった。

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2013-02-03 17:23:56
駅なんかどうでもええ。
とにかく、敦賀発の新快速を各駅停車にしないでもらいたい。
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