少し前の日本経済新聞(土曜日のNIkkeiプラス1)に、お取り寄せあんみつのランキングが載っていた。ランキングを見ると、どうも純粋のあんみつ屋というのはあまりなくて、1位の銀座鹿の子は豆菓子の専門店、2位の船橋屋はくず餅の老舗、3位の伊豆河童はところてんの専門店、あと抹茶とか生麩の店とかという具合である。
ランキングに刺激されたわけでもないのだが、今回、あんみつ2種類を食べてみることにした。まずは、3位の楽天で注文できる「伊豆河童」である。あんみつは基本的に日持ちしないので、お取り寄せは難しいのだが、ここはきっちりとパックされているため賞味期限が比較的長いので選んでみた。
これは、あんみつというよりところてんである。伊豆稲取の海女が手摘みでとったテングサと富士山の伏流水の湧水を使っているという売りで、ところてんとしてはうまいと思うが、具材が少なく、普通のあんみつを期待しているとちょっと違う。まあ、素材の持ち味が生かされているといえば、そういうことだが、やはり豆など具材がないと寂しい。
次に、2位の亀戸天神の「船橋屋」である。こちらは東京駅の大丸で求めた。あんみつは何種類か置いてあったが、いちばんベーシックな(要は安い)ものを求めてみた。専用の箱に入れてくれたが、保冷材が3時間しかもたないということなので、持帰り時間は見栄を張って3時間と答えておいた。賞味期限は当日入れて3日間である。
くず餅の老舗なので、もちろんくず餅入りである。ほかにもフルーツなどいろいろ具材がはいっており、ちょっとうれしい。正統派のあんみつのようだ。少し塩味のある豆が「出町ふたば」の豆餅の豆のようですばらしい。あんも上品な味だ。黒蜜(白蜜も選べる。)は船の形の容器にはいっている。
ところで、福井ではあんみつをあまり見かけないような気がする。トマトゼリー「伝兵衛」がシルシルミシルで紹介され、一躍有名になった「森八大名閣」などにもあるらしいので、一度食してみたい。というより、福井県民としてはそっちを先に食べてみるべきだったような気もするが。
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