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特急雷鳥の思い出

2011-03-23 | 旅行・交通






3月12日のダイヤ改正で、大阪・富山間を走る特急雷鳥(485系)が姿を消し、サンダーバード(681・683系)に統一された。雷鳥といえば、サンダーバードと同じ料金なのに、時間もかかり、しかも古くさい車両(実際古いのだが)で、最近ではなるべく避けてきたものだ。

しかし、自分の思い出の中で、雷鳥は、大学時代に帰省する際のちょっとぜいたくな乗り物としての位置付けであった。当時は、まだ急行列車もいくつか残っており、貧乏な大学生は高価な特急になど乗れず、急行の「立山」、「ゆのくに」などで1時間以上も余分にかけて帰省したものだった。

北陸線では、同じ車両で雷鳥のほかに、名古屋や米原に向かう「しらさぎ」、「加越」、「きらめき」などが走っていたが、特に東京からの帰り、米原で新幹線から北陸線の特急に乗り換えると、明るい新幹線と比較して暗い車内にさみしい気持ちになったことを覚えている。

直流と交流が切り替わるデッド・セクション(現在は敦賀駅と北陸トンネルの間、かつては米原駅の手前であった。)で室内灯が一瞬消えて暗くなるのも、なつかしい思い出である。今の新型車両のサンダーバードではそのようなことは起こらない。

北陸のモノトーンの風景(特に雪の中)には、サンダーバードの白やシルバーは似合わず、クリーム色に赤のラインの雷鳥がよく似合っていたと思う。新幹線も金沢までしか来ないし、福井周辺では当分、サンダーバードの天下が続くことになるだろう。雷鳥最後の日のことは、また次回に。

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1 コメント

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寂しい最後でした。 (LET)
2011-03-24 10:04:11
当日は地震の影響でニュースでも全く触れられず、寂しい思いでした。
雷鳥の思い出は母親から聞いていたので、普段はあまり気にも留めていなかった雷鳥ですが、デッドセクションで照明が消えた数秒が静寂に包まれて今でもいい思い出です。
あのクリーム色と赤の配色のままアジア各国でまた活躍して欲しい限りです。
以前、福鉄の車両みたいなのをタイで見た時は感動ものでしたw
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