かつては瀬戸内寂聴氏を初代学長に迎え、25年の歴史を持つ敦賀短期大学は、残念ながら今年度限りで廃止されることになっており、その後、校舎を改装して再来年の4月に敦賀市立の4年制看護大学(敦賀市立看護大学)が開設される計画になっているようだ。
その敦賀短期大学の学生食堂がリニューアルされたと聞いて、行ってみた。同短大の学食は、学生だけでなく一般にも開放されているのだ。リニューアルといってもあと1年しかないこともあり、ハード的にはほとんど変わっておらず、食堂を請け負う事業者が変更されただけのようである。
今度の事業者は、シダックスフードサービスである。シダックスは、もちろんカラオケボックス(今でもボックスというのだろうか?)で有名だが、学生食堂・社員食堂の運営やケータリングも結構手がけているほか、食の分野以外でも相当幅広く事業展開しているようだ。短大はもう2年生しかおらず、学生数は少ないが採算は大丈夫だろうか。
メニューは日替わりのランチが学生400円、一般450円で、カレーセットや週替りの麺セットも同価格である。学生と一般で50円の差がついている。ランチの味はまあ普通であるが、サラダやみそ汁もついて手ごろな価格である。周辺の会社など、学外の方もかなり食べに来ているようだ。
看護大学になっても運営が続くのかどうかはわからないが、さすがにシダックス、メニューづくりなどは上手で、学生好みのオシャレ感もあるのに、残念ながら食堂の内装が古くさく、テーブルや椅子もひと昔前の雰囲気でそぐわない。シダックスのせいではないだろうが、学生を呼ぶには食堂の見た目も大事である。
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