先週末、やっと福井の桜も満開になった。今年は全国的に1週間ぐらい進行が遅いようだが、福井市民のオアシス足羽山や足羽川は満開の桜が咲き誇り、多くの人でにぎわった。
土曜日は福井駅前周辺で「越前時代行列」もあり、あまりいい天気ではなかったが市街地は賑わっていた。もっとも、その後、大飯原発の再稼動の問題で枝野大臣が県庁に来ることになり、県庁周辺はデモ隊などでまた別の賑わいを見せていたようだが。
一方、日曜日は好天に恵まれ、福井にこれだけ人がいたのだろうかと思うぐらいの人出であった。車も、足羽山への上り口や足羽川周辺は大渋滞である。いずれにしても、めずらしく街に活気があるというのはいいことではある。県外ナンバーの車も結構走っている。桜百選に選ばれた足羽川の桜並木はさすがに美しく、京都の桜に劣らない福井の自慢だ。
ところで、その足羽川のほとり、歴史ある浜町で、「こみちこまち浜町」というイベントをやっている。料亭でのトークショーや音楽会などおもしろそうな企画もあったが、時間・料金両方で折り合わず、オリジナル花見弁当などが売っているという「いっぷくステーション」かいわいに行ってみることにした。
ところが、行ってみると、桜満開だというのにそこにはほとんどだれもいない。本当にここかと心配になるほどだが、いくつかのテントと暇そうなスタッフがいるだけで、ちょっと近寄りがたい。どうもちょっと詰めが甘い。こんなに美しい桜に多くの人出。舞台も観客もそろっている。もっとみんなが楽しめる仕掛けがほしいと思う。
ブログランキング参加中=いいね!と思っていただけたらクリックをお願いします