機会に恵まれ、先日、北海道に行ってきた。北海道に渡るのは5~6回目になる。この時期の札幌はまだ積雪が50センチ以上あり、車道はもちろん除雪されているものの、市街地でも場所によっては歩道に結構雪が残っており、とても歩きにくい。天気はいいのだが、気温が低いので雪がなかなか融けないのだろう。
札幌市の人口は200万人で、仙台市は100万人なので、東京以北で最大の都市である。大阪市、名古屋市には負けるが、京都市や神戸市、福岡市より多い。街を歩いても、「すすきの」の歓楽街はともかく、百貨店やビルが立ち並び、名実ともに大都会である。高層ビルはあまり見かけないが、これは土地がたくさんあるからだろう。
福井に住んでいて、東京や大阪に出かける日々を送っていると、「田舎=積雪あり、都会=積雪なし」という感覚が染み付いてしまっており、札幌のように大都会なのに雪が積もるという都市を見ると、なにか不思議な印象を持ってしまう。緯度の高い北ヨーロッパなどでは当然だろうが。
北海道という広い大地であっても、札幌周辺では、電車も頻繁に運転され、市街地は道も混んでいる。大都市で大雪が降ると(東京の雪はマスコミの騒ぎが大きいだけで大雪とは言わないだろう。)、交通の混乱とかで影響がきわめて多くの人に及び、大変だと思うが、大丈夫なのだろうか。さすがに地下街は長く伸びているようだが。
まあ、雪がイヤだと言って札幌から逃げ出したという話は(そういう人はいるだろうが)あまり聞かない。気温もいまだに朝夕は氷点下で、北陸などよりはるかに低い。街に魅力があれば人は集まるのであって、雪が積もるからとか、寒いからとかで、都市が成立しないというわけではないようだ。街に魅力がないのを雪のせいにしてはいけないなあ。(写真は大通り公園と北大クラーク像)
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