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つぶよりのつぶやき The Twinkling Twitter

福井を愛するがゆえに、地域や身の回りのいろんなことに勝手にコメントしています。

はじめに

福井を中心に、地域や身の回りのことに勝手にコメントしています。話題はいろいろですが、基本は福井への愛です。福井とあまり関係ない話もありますが、それは福井人としての視点ということでご了承ください。 なお、当然ですが、このブログの内容については、stanzaが所属する組織(公表していませんが)の考え方とは無関係です。 ブログランキング参加中=いいね!と思っていただけたらクリックをお願いします

仙台にて

2011-05-10 | 社会問題




被災地訪問の続きである。気仙沼への行き帰りに通った東北自動車道は、防音壁がところどころ崩れ、地震で路面がガタガタになっており、補修はしてあるものの、ときどき車が上下に跳ねる。沿道からは瓦を修理中の家がたくさん見える。一関の郊外では、今、(たぶん)何も知らない桜が満開になっており、悲しいことである。

テレビを見ると、民放テレビではCMが集まらないのか、いまだに「ポポポポーン」など、ACのパブリシティが多く、CMがあっても震災バージョンが多い。また、NHKでは今も生活情報などを入れたL字画面になっている。

街のそこかしこに、「がんばろう東北」などの文字が見える。ビルの看板はもちろん、東北新幹線の列車にも記されている。沿岸部を除くと人々は一見普通に生活しているように見えるが、やはり影響は大きいのだろう。

若いころに何度か訪れたことがある美しい「杜の都」は、仙台駅の外壁が崩れ落ちて補修中で、地下鉄も復旧工事中であった。ネオンも省エネのようで暗い。何もできないが、牛タン定食を食べ、お土産に仙台銘菓の「萩の月」を買い求めてわずかながらも東北の経済のために支出させていただいた。一日も早い復興をお祈りいたします。

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気仙沼にて

2011-05-07 | 社会問題




先日、仕事がらみで、東日本大震災の被災地である気仙沼に行ってきた。といっても、滞在時間はわずかで、避難所をざっと見ただけであり、現地の職員の方とは話をしたものの、避難者の方と直接お話ししたわけでもない。日夜働いている保健師さんやボランティアの方々のことを思うと、行ってきたと大きな声ではとても言えない状況である。

避難所への行き帰りに通りかかった気仙沼市の中心街はかなりの建物が崩壊しており、津波の爪跡が至るところで見られる。現地の方に聞くところによると、海岸部はもっともっとひどいそうだ。朝夕はかなり渋滞するそうだが、被災地を見たいという「観光客」が多くなっているのも原因だそうで、嘆かわしい。

地元の小中学校や高校の体育館などに大勢の避難者の方が生活しておられる。担当の方に聞くと、家族を亡くされた方や家を失われた方などが大勢いらっしゃるそうで、申し訳なくて話しかけることもできない。

電気は何とかついているが、トイレも仮設であり、水道も来ていない。下水が使えないため、カップめんを食べても汁まで飲み干さなければならないそうである。余震もまだ多いが、だれも驚かないそうだ。

先日の日本経済新聞のコラム欄に、この3月にこれまで最高の輸入量となった農産物があると載っていた。汚染されて食べれないほうれん草かなと思っていたが、答えは菊の花だそうだ。用途は言わずもがなであろう。亡くなられた方のご冥福と被災者の方々へのお見舞いを心より申し上げます。

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雑誌NEWTON(ニュートン)の原発と大震災特集

2011-05-03 | 社会問題
NEWTON(ニュートン)という科学雑誌は、30年ぐらい前からあったように思う。福井県ゆかりの地球物理学者の竹内均先生が初代の編集長をしていて、かつては定期購読していた。値段は当時は確か800円で、結構高いと思ったが、今でも1000円なので、それほど値上げされていない。

全ページカラーの美しい雑誌で、毎号、科学のいろんなことがわかりやすく紹介されている。相対性理論や微分・積分など難しそうな話題もあるが、何となく、科学を勉強しているという自分に酔えるという効果もある。わかりやすく解説されているものの、理解できるのは最初の方だけで、難しい話題だと理解力がないせいか、少し読み進めると突然わからなくなってしまうことが多い。

そのNEWTONが、今月号で原発と大震災の大特集をしている。もちろん東日本大震災と福島原子力発電所事故の問題を受けてである。原子力と放射能については次号も特集をするそうだ。さすがにNEWTON、図解や説明がきわめてわかりやすい。今回は特に題材が具体的かつ切実なので、読み進めていってもなんとかついていける。

あおるわけではなく、油断させるわけでもなく、クールな解説ぶりである。科学者の文章である。編集長いわく、ひとりひとりが正しい科学的能力を涵養することが将来の日本にとって大切で、また、報道される内容を正しく判断できる力が国民に求められているとのことだ。

学説のわかれている部分もあるが、わからないことはわからないとはっきり書いてある。だれかのように、根拠もなくただ心配はないとか、直ちに影響はないとかあいまいなことはこの本には書いてない。今求められているのは、科学的な知見であって、根拠のない推測や政府に都合のいい解釈ではないのである。

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格安航空券はもう買わない~驚きの無料航空券入手法キター

2011-04-27 | 社会問題
このブログのトラックバックに、「格安航空券はもう買わない~驚きの無料航空券入手法」というのが申請されていた。変なトラバも多いので、このブログのトラバは、承認したものしか表示されない設定にしている。

リンクされているホームページを見ていると、「旅行好きの私は以前、1円でも安く航空券を買おうと一生懸命でした。人に聞いたり、インターネットで調べたり、結構努力していました。でも、ある方法を知ってから無料の航空券を手にすることができるようになりました。財布の中身と相談しながらの旅行ばかりでしたが、この方法を知ったおかげで、お金のことを心配することなく好きな旅行を満喫しています。そして、この方法に辿り着いたときの感動は、今でも覚えています。あなたもこの方法を知りたくないですか。」ですって。

しかし、どうみても単なるマイレージプログラムの活用法の紹介のように思える。日経トレンディに載っているなあ。無料航空券はゲットできるけど、それ以上に買い物が必要だったり。そうでなければCAになりなさい、とかかな。ちなみに、「競馬で絶対損をしない方法」という冊子には 「もう競馬をやめなさい」とあったと聞いたことがある。

それにしても、普通は、○○が怪しいと思ったら、「○○ 詐欺」とかでググると必ずそのからくりが暴露されているものだが、ここをググるとすべてこれを絶賛するブログが並んで表示される。なかなか手が込んでいるではないか。しかも、「読むだけで何も行動しない人は買わないでほしい」とか、表現がなかなか絶妙に練ってある。

なかなか興味をそそられる内容だし、166ページの資料がたった8800円(なんと期間限定価格!)だし、トラバを承認してみなさんに紹介しようと思ったが、こんなすばらしい特典をほかの人に知らせるのはもったいないのでやめておきますね。

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東京電力のリストラ策は給与の1割カット!?

2011-04-20 | 社会問題
報道によると、東京電力が、数千人規模の人員削減と給与カットを軸とするリストラ策の実施で労働組合と調整に入ったということである。

世間の目が集まっているが、給与は、年間1割程度削減するらしい。気の毒な社員もいるが、たった1割だって!!。ボーナスはどうなったんだろう。まさかこの空気の中で支給できないよね。役員賞与は?

何の責任もないのに、震災に加えて原発の対応にも追われている国家公務員でも5%カットといわれており、これに連動して関係のない地方公務員やいろんな団体もおそらく給与カットになるだろう。これを考えたら、3割ぐらいカットしてもやむを得ないのではないか。

それに、その報道によると、年間4800億円の人件費で3万6733人の従業員だそうだから、1人当たりを単純に計算するとなんと1300万円になる。ちょっと信じられない数字であるが本当だろうか。

天災と人災は明確に区別すべきであり、原子力発電所の事故は、津波による部分は天災であるが、その後の処理のまずさで引き起こされた部分も多く、少なくともその部分は明らかに東京電力の責任である。想定外だとかいう話は通らない。

補償金についても、市町村を通じて申請を受け付けるという話が流れているが、市町村にとってはこの状況の中でとんでもない迷惑である。市町村長が怒るのも無理はない。しかも、補償金の額は電気料金に上乗せするそうだ。絶対に潰れない会社の発想は違うね。

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音楽とスポーツは震災復興に役立つことができるのか

2011-04-02 | 社会問題
日本代表とJリーグ選抜のチャリティーマッチが大阪で行われた。Jリーグは、震災直後からチームや選手たちがボランティア活動などを行っており、この試合も復興支援ということで企画されたが、ナベツネごり押しのプロ野球と違って、ナイトゲームでも気持ちよく世間に受け入れてもらえたようだ。

残念ながら仕事で遅くなり、録画での観戦だったが、しかし、三浦カズ44歳、ここでゴールするとはカッコよすぎる。しかも、職人芸を感じさせるおしゃれなシュート。スーパースターではあったが、ワールドカップ選出漏れなど試練を乗り越えてきた彼のシュートで被災地の方々が元気を出せるといいのだけれど。

一方、その少し前、フジテレビ系列で、震災復興支援の歌番組の生放送「うたでひとつになろう日本」があった。スポーツと違いこちらは出演者に気を遣う必要があるようで、DJ OZMAなど、チャライ系はさすがに出ていない。

曲目も、それぞれのアーティストが最もふさわしい曲を選んだようで、坂本冬美の「上を向いて歩こう」やLOVE PSYCHEDELICO(綴りが難しい)の「ヘイ・ジュード」、木村充揮×近藤房之助の「見上げてごらん夜の星を」など、人々を勇気づける歌が主流である。久しぶりにユーミンや森山良子なども見ることができて満足である。

歌詞の中で、「この世がなくなっちゃってたら」(キラキラ)とか、「水際まで来てほしい」(ハナミズキ)とか、ハッとするのもあったが、たぶん十分事前チェックをしてからギリギリでゴーサインが出ているんだろう。

震災による自粛ムードの中、世間の空気を見誤るとひんしゅくを買うが、自粛で日本経済や地域の経済が衰退していってしまうのではますますいけない。チャリティと名付ければ許されるわけではないが、こうしたイベントは見ていて楽しいし、被災地の役にも立てるのなら大歓迎である。

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無名のヒーローたちに感謝

2011-03-29 | 社会問題
先日、東京消防庁のハイパーレスキューのことを書いたが、福島第一原子力発電所の事故対応のため、東京電力の社員は当然だが、協力会社の社員、自衛隊、消防士、機動隊などなど多くの人たちが尽力されている。

少し明かりが差したかと思うとまた次の難題が現われ、先が見えない状況が続いている。これも、震災翌日に原発にジャマをしに行き、「ボクは原発にはものすごく詳しいんだ」と言って、負け戦の典型のように、兵を少しずつ投入して次々に後手後手に回る局面を作ってきた総理大臣のせいであるのは小学生にもわかる。

こうした中で、被爆の恐怖に打ち勝ちながら、日本を守るために日夜がんばっている無名の方々にはいくら感謝しても足りないぐらいだ。東京消防庁ハイパーレスキューはカッコよかったが、今考えるとそれほど特別なことをやったわけではなく、記者会見を開くなど、いわばプレゼン上手だったと言うべきだろうか。

ところで、ネット情報ではあるが、昭和30年代、防衛大学校の1期生の卒業式で、当時の総理大臣であった吉田茂は、このように述べたそうである。

君たちは、自衛隊在職中決して国民から感謝されたり歓迎されることなく自衛隊を終わるかもしれない。ご苦労なことだと思う。しかし、自衛隊が国民から歓迎され、ちやほやされる事態とは外国から攻撃されて国家存亡のときとか、災害派遣のときとか、国民が困窮し国家が混乱に直面しているときだけなのだ。言葉を変えれば、君たちが『日陰者』であるときの方が、国民や日本は幸せなのだ。耐えてもらいたい。

若いころ、自衛隊は憲法違反とかで疎ましく思っていたが、ついに自衛隊が感謝されたり歓迎されるときが来てしまったようだ。深イイ名言であるなあ。

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ありがとう東京消防庁の救世主たち

2011-03-20 | 社会問題
東京消防庁のハイパーレスキューを中心とするメンバーが、福島第一原子力発電所3号機に放水した後、記者会見した。

淡々と語る中に、現場で命を懸けた人たちにしかわからない事実やその決断に向けての心情が伝わり、心を打たれた。あのたぶん日本一勇敢な男たちが涙を見せるのであるから、その苦悩は相当なものであったに違いない。

また、彼らの説明は大変明確でわかりやすい。不断から緊迫した中でものごとを簡潔に説明する訓練ができているのだろう。部下からの信頼、部下への信頼も厚いはずで、部下がこういう上司のためならがんばろうという気になる、モチベーションの高い組織であると思う。

自分は安全なところにいて簡単に「命を懸けてやる」と言い、「あなたたちしかいない」と電力会社に責任を押し付ける首相や、緊張感がなく、質問にも答えられず、細かい資料の※印がなんだとかだけ説明する東京電力の会見とはえらい違いである。

もちろんまだ予断を許さない状況にあるに違いないが、「日本の救世主」たちに深く感謝したい。

(追記)
東京電力は、経営陣があまりに対応がずさんなのでつい批判してしまうが、日夜、復旧に向けて危険を顧みず現場で努力している東京電力とその子会社の社員の皆様にも深く感謝を申し上げます。

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地震とプロ野球と高校野球と

2011-03-19 | 社会問題
地震で被災地での停電や首都圏などでの計画停電が続いており、大変なことだと思う。幸いこの福井の地では、店頭から消えたものもあるものの、電気も水も豊富にあり、申し訳ないような思いだ。

こうした中、プロ野球が、セリーグだけ開幕するそうだ。しかもいきなり東京でナイトゲームである。単なる読売巨人軍会長に過ぎない渡辺恒雄(ナベツネ)氏がセリーグの実質的な権限を握っているのは衆目の知るところであるから、たぶんあのじいさんの考えだろう。

身近なところでもよく聞くが、トップがズレていて、しかも社員がだれもそのズレを指摘できない会社は本当に不幸である。選手会は見直せと言っており、そっちの方がよほど健全である。普通は選手がやりたいというのを社長が止めるのではないか。

日本テレビは、赤々と電気がともる東京ドーム(昼間にしてもほぼ同じだろう。)を被災地に向けて放送するのだろうか。それが本当に被災地の方を勇気付けるとは思わない。かくなる上は、東京電力は電車など止めずに、東京ドームと神宮球場への電気の供給を止めてほしい。

一方で、高校野球は予定どおり開催することが決まった。こちらは、世論もあまり異論はないようだ。かように世の中の空気というものは難しい。しかし、経営者はそれをすばやく見抜く必要がある。文部科学省も行政指導に乗り出したが、果たしてどうなりますか。

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地震と節電とマスコミと

2011-03-13 | 社会問題
時間が経つに連れ、ますます被害が甚大なことが明らかになってきた。町が一つ壊滅状態とか、列車が消えたとか、まさに想像を絶する被害である。あらためて、被災者の方に心よりお見舞い申し上げるとともに、犠牲になられた方のご冥福をお祈りいたします。

地震の発生で原子力発電所をはじめとする東北地方の発電所が次々と停止し、電力が不足するということで、国や電力会社では節電を呼びかけている。レンホウ大臣が担当になったそうで、なかなか粋な人選である(笑)。

一方、テレビはどの局を見ても、同じような地震関係のニュースになっている。情報発信はもちろん必要だが、キャスターやゲスト、現場の記者が違うだけで内容はほぼ同じである。NHKと民放5局が次から次へと同じような取材をするのでは、被災地で救助を行っている方々や被災された人々にもきわめて迷惑であると思う。

放送局で使う電力量は大きいだろう。節電も兼ねて、取材について地域分担をしてはどうだろうか。そして、できれば放送も同じ内容にして交互にどこか1~2局が担当し、残りの局は電源を落とせば大きな節電になる。報道の自由をなんと思っている、と反論されそうだが。

ところで、関西電力からの要望を装ったチェーンメールが来た。東北に送る電気が足りないので、関西地方の人も節電に協力してほしい、というような内容である。ご存知のように、富士川を境に東日本は50ヘルツで西日本は60ヘルツ。周波数が違えば電気は使えない。周波数変換が必要で、それには上限があり、すでに上限まで送っているようだ。

デマというほどでもなく、節電自体は悪いことではないし、善意から出たものなのかもしれないが、この非常時に余計な社会リソースを消費するだけである。