被災地訪問の続きである。気仙沼への行き帰りに通った東北自動車道は、防音壁がところどころ崩れ、地震で路面がガタガタになっており、補修はしてあるものの、ときどき車が上下に跳ねる。沿道からは瓦を修理中の家がたくさん見える。一関の郊外では、今、(たぶん)何も知らない桜が満開になっており、悲しいことである。
テレビを見ると、民放テレビではCMが集まらないのか、いまだに「ポポポポーン」など、ACのパブリシティが多く、CMがあっても震災バージョンが多い。また、NHKでは今も生活情報などを入れたL字画面になっている。
街のそこかしこに、「がんばろう東北」などの文字が見える。ビルの看板はもちろん、東北新幹線の列車にも記されている。沿岸部を除くと人々は一見普通に生活しているように見えるが、やはり影響は大きいのだろう。
若いころに何度か訪れたことがある美しい「杜の都」は、仙台駅の外壁が崩れ落ちて補修中で、地下鉄も復旧工事中であった。ネオンも省エネのようで暗い。何もできないが、牛タン定食を食べ、お土産に仙台銘菓の「萩の月」を買い求めてわずかながらも東北の経済のために支出させていただいた。一日も早い復興をお祈りいたします。
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