社会科学上の不満

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STAP細胞の騒ぎと八木アンテナやトランジスタがデジャブー

2014-04-11 00:04:03 | 社会常識と教育

 STAP細胞の騒ぎ、素人には判断がつかないが、八木アンテナやトランジストの黎明期とダブル。

 八木アンテナやトランジスタも開発初期は日本国内では現在の小保方氏と同様の扱いを受けた。GHQが日本上陸後直に摂取した日本の技術の一つが八木アンテナであった。レーダーの核心的技術であり、米国のレーダーに採用されていたが日本では相手にされなかった。  

 GHQが八木アンテナのことを日本政府に尋ねたら誰も知らなかった。同様にトランジスタも「石ころにそんな力はない、何を言っているのだ」と非難されていた。米国のベル研究所で実用化され世に出た、故に日本ではトランジスタの数を「石」で表示していた。贖罪のつもりだったのであろう。

 いずれも日本の「学界」とやらの権威にひれ伏す日本社会の病巣の犠牲である。今回のSTAP細胞の騒ぎもこの歴史を繰り返している様に、私には思えて仕方がない。

 従来の常識をヒックリ返す技術を小保方氏と言う若造に先を越された「学界」に巣食う嫉妬のバケモノが騒いでいるように見えてならない。東大の高名な教授ではない、これも今回の騒ぎの遠因の一つである事は間違いない。

 非難している方はどこまでの覚悟で小保方氏という個人を非難しているのであろうか?外国や他の研究機関でこのSTAP細胞の理論が証明された場合、小保方氏が喪失したこの騒ぎによる、名誉や研究時間を個人資産で賠償しなければならない。政治家とも芸能人とも小保方氏は違う。その代償は非難されている方の今後の将来賃金ではとても賠償できない。

 マスコミが理系の知識に疎いことは、私自身思い知らされた。知人が焼却灰のダイオイキシンを無害化し固め建設材として生産しようとしていた。その建設材はダイオキシンと別の物質を「化合」し安定化させた。裁判にもなり裁判でもその毒性は問題にならなかった。問題となったのは市民運動に恐れた取引先が契約解除し、その保管場所から資金不足でその建設材を撤収できず、裁判となり負けた。知人の会社は潰れた。

 マスコミは「何時ダイオキシンが漏れ出すか解らない」と煽った。「化合」と「混合」との区別も出来ないのである。小学校高学年の理科が理解できないのである。酸素と水素の化合物が「水」である。常温で水から水素が漏れ出すか?この程度も理解できないで報道するのがマスコミである。

今回のSTAP細胞の騒動理解しているマスコミは何社あるのであろうか?

コメント (1)
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