ダイヤモンド・オンライン(10月16日(水)8時30分配信)がJR北海道の不祥事の原因に切り込んだ。他のマスコミはどうであろうか?労組がその原因の一つであると解りきったことである。労働組合に業務を妨害された経験を持つ者は真っ先にJR北海道の労働組合の弊害を頭に浮かべる。
更に読売新聞が10月21日配信で「『取扱注意』の内部文書が流出していたが、ほかにも駅員などの制服や腕章、在来線の列車内にある運転室などを開ける鍵などの備品が多数“流通”。鉄道ショップに、線路のポイントを切り替える特殊な鍵が持ち込まれたこともあったという。同社では再三、備品の厳正な取り扱いを社員に指導してきたが、全く行き届いていないのが現状だ」と報じた。
労働組合の盛んな30年前の旧国鉄の姿が思い出される。左翼系マスコミ筆頭のTV朝日でさえ当時の旧国鉄の凄まじさに閉口していた。新聞を読みながら京浜東北線を運転する運転手などその驚きの画像を公開して非難していた。流石に庇いきれなかったのであろう。
今回のJR北海道、通常のテコ入れで改善は望めない。一度、潰しJALのように再雇用から始めねばムリであろう。また永田町界隈や新宿・渋谷で国労の亡霊が騒ぐが、人命を預かる高速鉄道機関はその意識が、現在の労働組合には存在しない。反論は有るであろうが、現状国民を説得できない。「国民」をと言うのは、JR北海道は経営的に厳しいことが解っているため、毎年300億円の補助が基金から拠出されている。これの原資は税金である。実質は第三セクターではないのか?
北海道の労働組合は、日教組にしろ「反日」色が強い。本来労働者のための労働組合が政治団体と変貌している。「竹島」が韓国領としたのは「北教組」として名前から「日教組」が連想し辛くした日教組北海道であった。さらに民主党議員への贈賄でその議員さえ辞職しなければならなくなった。
ブラック企業などの跋扈で、労働組合の必要性が高まっている中、この労働組合の状況では既に労働組合そのもの鼎の軽重が問われる事になっている。
JR北海道は如何にして労働組合を排除するかに復活のカギがある。「北海道の自然の厳しさを知らない」との反論があるが、それでは「都会と同じように働け」と反論したい。UターンやIターンした方々で地方の職場でウク原因が、この仕事に対する取り組みの違いである。