躁鬱おばさんのプチ田舎暮らし

何かにつけうつつつと落ち込んでしまうわたしが、プチ田舎に引っ越すと・・・

食べ物の話いろいろ

2012-04-02 21:27:48 | Weblog
ラオスの食事は、なんといってもご飯が美味しい~~~!!
タイ米のような長い形のお米だけど、もち米で、
黒米を混ぜているので、お赤飯みたいな色。
固めに蒸してある。
ツアーのみんなも絶賛していた。

ホテルやレストラン、食堂でも、
椰子かバナナの葉っぱか何か忘れたけど、植物で編んだ筒状の蓋の付いた籠に一人分ずつ入って出てきた。
ご飯をを指で掴んで小さく丸め、おかずに押し付けくっつけて食べるのがラオス流。
これが、また私にぴったり。(笑)
手で食べると更に更に美味しいのだ。
(もちろん、ナイフ、フォーク、スプーンがで出た。プラスお箸も出るところも多い)

ツアー参加者のなかには、籠に残ったご飯をお握りにして(他の人のまで)、夜食用に部屋に持ち帰る人まで現れる。
最終日の食事の時には、口々に「明日からこのご飯が食べられなくなるなんて、残念だよね」と、言い合うほど美味しかった。

なので、ちょっと辛子が利き過ぎた料理が出ても、食事に困ることはなかった。
ご飯を食べれば大満足。
それに、料理も辛子以外はとても美味しかったし、
特にモン族の辛子抜き料理は日本人向けだと思う。
フランス領だったのでラオス風あっさりフランス料理も美味しかった。

そして、野菜もだけど、肉がとても美味しい。
チキンも豚も牛も水牛も食べた。
外でよく運動をして、天然の草や無農薬のものを食べて育っていれば、美味しいに決まっている。
(農家の庭先で、豚さんが鶏君の側で気持よさそうに昼寝をしてた)

ということで、ご飯を食べまくり、ビールと肉食を何日か続けた。
そうそうラオスビールも美味しかった。(私的には、ブータンのパンダビールが一番だと思うけど)
そんなに冷やしていないのがまた美味しいのだ。
で、さすがに肉の食べ過ぎになり、途中からはベジタリアンで、
最後はおにぎり。(笑)

現地ガイドさんの話だと、
子供の頃は、お腹が空けばどこの家にでも入って「ご飯食べさせて」と言えば食べさせてくれたのだそうだ。

そんな話を聞いたあと、えらいお坊さんが修行したという洞窟の前で、
地元の人がござを敷いて、家族でお昼ご飯を食べているところに出くわした。
ガイドさんが、その家族になにやら話しかけ、
それから私達みんなに向かって、「お昼ご飯一緒にたべていいそうですよ」という。
家族がニコニコと、どうぞ、どうぞと手招きをするので、ござに座らせてもらって馳走になることにした。
もちろん手づかみで。
美味しい~。
気が付くとわたしだけ。
なんだよ~、みんな(笑)

ありがとう!(ラオス語で)を言って立ち上がりかけると、
なんとご飯を両手で掴んでどっさりくれようとするだ。
お気持はとてもとても嬉しいけど・・・どうやって持っていくの?
両手で食べながらってわけにもいかないでしょ?
本当に親切すぎるよ~。

それから、トイレ休憩のドライブインの店先では、コウモリを何匹も串刺しにして焼いたのや、モグラを串刺しで焼いたのを見たけど、
買わなかった。(笑)

ある名所旧跡前で、蜂蜜が巣ごと切ってバナナの葉に包んで焼いているのを見つけた。
美味しそうなので買って一口食べたら、
蜂蜜じゃなく、巣の中のは蜂蜜色の幼い蜂の子(芋虫の小さいの)だった!
栄養満点で元気になるだろうけど、ねっとり生臭い味に、2口でギブ・アップだった。
もう少し育ったのを炒めてるか、よく焼いていれば大丈夫!なのに。(笑)

田舎道を走るバスの中で、
「この辺にはどんな動物がいるんですか?」とガイドさんに聞いたら、
「大きな動物はずっと奥の方にいかないといないんです。この辺のは、人がみんな食べちゃったから」(すご!)

それから、まだ・・・
学校の先生はとても薄給なのだそうで、1ヶ月の生活費が足りないから、
あるところでは、食事に困ると、山に入って野生動物を狩に行く先生もいるのだとか。
そうすると授業はなしで、子供達は遊んでいる。
動物が獲れるまで何日も先生は帰ってこない。(笑)

また、生徒のお父さんが猪を狩ったら、先生にお裾分けの肉を持って行く。
うちの子供にたくさん勉強を教えてくれるようにってことで・・・賄賂か。(笑)

でも、野生動物を獲るのは禁止されていると言っていた。
(そりゃあ、これじゃあ絶滅しかねないもの)
違反して捕まえたのが見つかると警察に取り上げられるのだそうだ。
だけど、「きっとあとで警察が殺して食べているはずです」
(さすがに笑えない)