躁鬱おばさんのプチ田舎暮らし

何かにつけうつつつと落ち込んでしまうわたしが、プチ田舎に引っ越すと・・・

下さい

2008-04-30 21:19:49 | Weblog
最近、車で通る度に気になっている家があった。
農家で、広い敷地内に新築が始っていて、
その新築のために木を切って積み上げているのが見えたのだ。
しかも、枝はらいをし、短く切っていて、頂くには理想的な状態。
今度の冬用の薪にバッチリだ。(よだれ)
その家のご主人は私の畑の側の田んぼの人。
道端に除草剤を撒くのが嫌なんだけど人柄は良さそうで、
挨拶だけではなく、時には短く会話することもある。
それでもなかなか「下さい」というのは勇気がいるのだ。
多分不要なのだろうけど、
燃やして処分するために、早く乾かせようと短く切ているのだろう。
大きな木を切って枝はらいをして、更に短く切る労力は大変なことだ。
こちらにしては願ったり叶ったりだと、かえって余計に厚かましいというか・・・こちらから「下さい」と言い出すのは気が引ける。
それに、木を積み上げているのは敷地の奥の方で、
そんなところまで覗いているのかと思われるのも嫌だし・・・しっかり覗いているのだけど。(笑)

ご主人は、毎日夕方に犬のお散歩で畑の側を通るのだけど、
会っても挨拶するだけで、どうしても切り出せないでいた。
もしかして、うちが薪ストーブなのを知って、ご主人の方から声をかけてくれないかしらと、淡い期待もあったので、そのままになっていた。

そんなある日、何か良いことでもあったのか、いつになくニコニコと話し掛けてくるではないか。
その日の占いで異性運があるとなっていて(笑)、これか!と馬鹿なことを思いつつ、喉まで出て来ているのに「下さい」が言えない~。
なんなんだ~、プライド?後ろめたさ?

そして、先日は、畑にいるとチョロギの苗をくれた。
「ちがうの、これではなくて薪の方を・・・」と思いつつチョロギを「ありがとうございます。」しか言えない。
チャンスを2度ものがしたのだった。

そして今日、犬の散歩に出あって、チョロギのお礼を言って・・・(チャンスを逃すな、燃やされては大変)
 「下さい」 
やっと言えた~。
ご主人の返事は簡単。
不要なので、道路の方まで出しておいてくれるとか。
やった~!

ということで、3ヶ月かかって3度目にして大成功
と思いきや、とうちゃんに報告すると、
「杉じゃないよね?」
あ、そうか!聞くの忘れた。

(杉は薪ストーブにはあまり適さない)