夜中に目が覚めたら、強い風が吹いていた。
夕方、隣の空き地の畑でたくさんの竹を燃やした後始末が気になってきた。
たくさん燃やしたので水をかけたけど完全に消えていないだろう。
トタンで蓋もしておいたのだけど・・・
眠れなくなって、ひとりで、
真っ暗な中、小さな懐中電灯をもってパジャマのまま外に出た。
空き地の側のお隣さんは事情があってこのところ空家状態。
人気のない家は不気味だ。
その前を通ると、大きな風の音に混じって、いるはずのない子供達の騒ぐ声が聞こた気がして、びくっとした。
念のためにもう一度水をかけたり、風にあおられて飛ばないようにトタンの上に更に石を追加して置いたりと、暗闇で20分くらいいただろうか。
そばの竹薮の竹の高さは10メートルはかるく超える。
それ以上の高い大木も一本ある。
強い風に竹が揺れる音がぎしぎしざわざわ。
時々、背後に嫌な感じもする。
気にしないように払いのける。
作業を終えて、大木と竹達を見上げた。
黒い影になって夜空高く異様な勇姿で浮かびあがっている。
思いがけず、
火が出ないように見守って下さいと祈るように頼んでいた。
火の神にも静まっていて下さいと祈っていた。
風の神にはトタンを飛ばさないで下さいと。
火の神とか風の神とか、なんでこんな気持にすんなりなるのか不思議に思った。
帰ろうと家の方に向いた時だった。
竹薮の上の方から「ケケケ・・」と声が!
その途端に脳裏によみがえった去年離島で聞いた怖い神様の話。
(農作業を終え、帰宅途中に山道に迷った女性を、山の神が走り回らせて1週間後に発見された時には体中傷だらけでうずくまって亡くなっていた)
ぞっとして、急いで家に帰った。
時計を見ると2時。
丑三つ時だった。
真夜中には別の世界が・・・自分の心の反映だろうけどね。
早くねましょ。
夕方、隣の空き地の畑でたくさんの竹を燃やした後始末が気になってきた。
たくさん燃やしたので水をかけたけど完全に消えていないだろう。
トタンで蓋もしておいたのだけど・・・
眠れなくなって、ひとりで、
真っ暗な中、小さな懐中電灯をもってパジャマのまま外に出た。
空き地の側のお隣さんは事情があってこのところ空家状態。
人気のない家は不気味だ。
その前を通ると、大きな風の音に混じって、いるはずのない子供達の騒ぐ声が聞こた気がして、びくっとした。
念のためにもう一度水をかけたり、風にあおられて飛ばないようにトタンの上に更に石を追加して置いたりと、暗闇で20分くらいいただろうか。
そばの竹薮の竹の高さは10メートルはかるく超える。
それ以上の高い大木も一本ある。
強い風に竹が揺れる音がぎしぎしざわざわ。
時々、背後に嫌な感じもする。
気にしないように払いのける。
作業を終えて、大木と竹達を見上げた。
黒い影になって夜空高く異様な勇姿で浮かびあがっている。
思いがけず、
火が出ないように見守って下さいと祈るように頼んでいた。
火の神にも静まっていて下さいと祈っていた。
風の神にはトタンを飛ばさないで下さいと。
火の神とか風の神とか、なんでこんな気持にすんなりなるのか不思議に思った。
帰ろうと家の方に向いた時だった。
竹薮の上の方から「ケケケ・・」と声が!
その途端に脳裏によみがえった去年離島で聞いた怖い神様の話。
(農作業を終え、帰宅途中に山道に迷った女性を、山の神が走り回らせて1週間後に発見された時には体中傷だらけでうずくまって亡くなっていた)
ぞっとして、急いで家に帰った。
時計を見ると2時。
丑三つ時だった。
真夜中には別の世界が・・・自分の心の反映だろうけどね。
早くねましょ。