味スタ駅伝、2キロ周回コースをグルグルと襷をつなぎながら走ります。
走順は私、リンさん、さぶろうさん、アレキさん、うーぱぱさんで2キロずつ交代で40キロまでそれぞれ4回走る(合計8キロ)、私がラスト2キロを走るということに決めました。
と、いうことはスタートは私、最初だけはスタンド前を走る変則コースになり、皆さんの前にバットマンを見せないといけません。
バットマンからジョーカーへ、襷のつなぎもいい感じですね!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/02/7cbf4cab85c35534acb7073a522535dd.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/d5/bff00fd3e513ea33efaecad3d1416d29.jpg)
スタート位置に移動するバットマンとジョーカー、さぶろうさん、ここから異変が始まっていました。
動くと判る、下がほとんど見えない。小さな階段があるのですが足元が危うい。ヤバイ、気をつけないと走れない。
ええ、でもまだ走れるつもりでいたのです。
スタート位置は既に他のランナーが並んでいたので最後尾あたりにポツリ。
んん、周りが見渡せないので判りませんが、仮装ランナーっている??全然いないような。
既にマスクの下のメガネが曇り始めていました。
ヤバイヤバイ、声をかけてくる方もいらっしゃいますが、とりあえず口元で何とか応えるのがやっと。
そうしているうちにスタートの号砲が鳴ってしまいました。いくしかない!
最初はゆっくりのペースで走り始めます。が、すぐに異変が。腰につけている部材が下に落ちそうになります。わずか100メートルもいかないうちに黄色信号が点ります。
腰と両足の太腿に紐で結わえ付けてあるパーツが下に落ちると、ズボンが下に落ちたような状態になり走行不可能になります。
ほとんど動かない右手を使ってその腰のパーツをずっと握っている状態になり、競技場の中から既に大ピ~ンチ。
ヒョコヒョコ走っている私をメンバーが見つけ「うわ、苦戦してるな」と思ってたとのことです。
通常ならばそんなメンバーに手でも振り余裕の笑みでも浮かべたいのですが、そんな余裕はなし。それに首が動きませんから。
周りを見ることにも苦労してるのに、観客席を探すことなんてできるはずもありません。
そんな流れで競技場を出ていき周りを走ることになるのでした。もう必死で走ってます。右手でパンツを抑える格好で、左手は首を回るマントを軽く固定してわっせわっせと走るのですが、視界が極端に狭いせいか、人に当たりまくります。
「これ人当たりゲームかよ」というくらい周りにぶつかりまくり大迷惑です。
それでも少し安定してきて端の方からに抜いていくと「あ、バットマン!すごい!」、「バットマ~ン!」等とランナーからいわれます。
その声援に応えたいのですが耳が聞こえにくいので、何処でいわれてるか判りません。それにこのゴムに囲まれたひとりサウナ状態。汗がハンパなく出てきて、グローブの手のところに汗が溜まってきました。
全身茹でタコの状態まで10分かかりません。どうにかこうにか競技場まで帰ってきて(コースがどうなってるか全くわからず)リレー受け渡しポイントまできました。
気合でリンさんを探し出し、バットマンからジョーカーへの襷がなんとか繋がりました!
感傷に浸っている暇は全くなくて、直ぐにコースから抜け出し、さぶろうさんにお会いします。
「苦しかった」「死ぬかと思った」と出てくるのは弱気な言葉ばかり。
ほら、ゼッケンも取れかかっているほどの熱戦でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/19/d656784475be857b4410548234bba0e7.jpg)
とりえあず、スタンドの陣地に戻ろうとしましたが、汗がポタポタいたるところから滴り落ちそれにメガネが曇って下どころか前も見えません。
マントが歩くのに邪魔なので自分で自分のマントを抱え込み、最後の力を振り絞ってコンコースまで登っていきました。
子供達に「バットマン!」といわれても力なく笑うことが精一杯。MDF、マジで死んじゃう5秒前です。
コンコースのあまり目に付かないところでグローブ、マスクを脱ぎ、マントも外しそれらを抱えて陣地まで。
そこにいたうーぱぱさんとアレキさんの姿を見たときにホッとして涙が溢れそうになりました。
ああ、やっとここに帰ってくることができた。
アレキさんは次のランがあるのでコースにいきましたが、うーぱぱさんは「行っちゃったら寂しい?」との問いには即答で「寂しいからここにいてください」とお願いして一緒にパンツの結ばれてる紐を解いてくれました。
走ってるうちにかた結びになったのでしょうか、偉い難儀な作業、本当にありがたかったです。
パーツを全て脱いで顔をふいてやっと一息ついたところ、もうこれらをつけて走ることなんて考えられません。
それにベースの黒の長袖が汗でグショグショです。これ着たら一発で風邪になります、というか風邪気味なんです私。
その時、三浦国際のTシャツを持ってきたことを思い出しました。渡りに舟、数時間前の自分に深く感謝します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/1c/26e8260c4f456caeff54a3f8c17045f9.jpg)
まあ、こんなカッコですが全然問題ありません。
Tシャツってこんなに素晴らしいものなのですね。それに普通に走れるってなんて楽なことなんでしょうか。
皆さんに合流すると、・・・あれ?リンさんキロ4分くらいで、怪獣のさぶろうさんも速く走ってるし、アレキさんはキロ5分切って走ってます。うーぱぱさんもキロ4分台のガチな走りをしています。
あれ、こんなことだったっけ?アレキさんなんかすごくいい顔して帰ってくるし。
私も負けていられないと、ここから3回はちゃんと走りました。
1回目うーぱぱさん計測、7分30秒、これはほぼ全力。2回目自己計測7分50秒、少し落とした走りでそれでもキロ4分を切れています。
曲がりくねったコースで人が溢れてる中を走ることを考えると上出来です。で、3回目はピッチ走法に徹し8分9秒。あれ?何となくつかめてきた?
皆さん、それぞれの目標を作り、ガチ走りを楽しむという誰もそんなこと言い出してないのに、必死になって走りました。
40キロ終了時にうーぱぱさんからラストの襷は、簡易バットマンになって受け取りました。さすがにこのままじゃ終われない。
写真はうーぱぱさんから襷を受け取るところです。走りながら受け取るなんてことはできません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/b6/032bb705c3164f50932d7bec6cde1aeb.jpg)
マスクがあるだけでキロ6分くらいに落ち着きます。
でも、今度は声援に応えながら走れました。手が上がるっていうのはすごくいいことなんですね。
42.195キロの結果は、3時間11分台。なに、そんなにみんな頑張っていたんですね。おかげですごくいい練習になりました。
そうそう、ゴール後マスクつけたまま歩いてたら、子供から「お母さん、怖いよ~このひと~」と思いっ切り言われて正直少し嬉しくなりました。
怖がらせたのは悪いと思いますが、それは何故か?バットマンは正義の騎士ではないですからね。暗い側面も持ち合わせたヒーローなんです。
そう、ダークナイトだから。
走順は私、リンさん、さぶろうさん、アレキさん、うーぱぱさんで2キロずつ交代で40キロまでそれぞれ4回走る(合計8キロ)、私がラスト2キロを走るということに決めました。
と、いうことはスタートは私、最初だけはスタンド前を走る変則コースになり、皆さんの前にバットマンを見せないといけません。
バットマンからジョーカーへ、襷のつなぎもいい感じですね!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/02/7cbf4cab85c35534acb7073a522535dd.jpg)
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スタート位置に移動するバットマンとジョーカー、さぶろうさん、ここから異変が始まっていました。
動くと判る、下がほとんど見えない。小さな階段があるのですが足元が危うい。ヤバイ、気をつけないと走れない。
ええ、でもまだ走れるつもりでいたのです。
スタート位置は既に他のランナーが並んでいたので最後尾あたりにポツリ。
んん、周りが見渡せないので判りませんが、仮装ランナーっている??全然いないような。
既にマスクの下のメガネが曇り始めていました。
ヤバイヤバイ、声をかけてくる方もいらっしゃいますが、とりあえず口元で何とか応えるのがやっと。
そうしているうちにスタートの号砲が鳴ってしまいました。いくしかない!
最初はゆっくりのペースで走り始めます。が、すぐに異変が。腰につけている部材が下に落ちそうになります。わずか100メートルもいかないうちに黄色信号が点ります。
腰と両足の太腿に紐で結わえ付けてあるパーツが下に落ちると、ズボンが下に落ちたような状態になり走行不可能になります。
ほとんど動かない右手を使ってその腰のパーツをずっと握っている状態になり、競技場の中から既に大ピ~ンチ。
ヒョコヒョコ走っている私をメンバーが見つけ「うわ、苦戦してるな」と思ってたとのことです。
通常ならばそんなメンバーに手でも振り余裕の笑みでも浮かべたいのですが、そんな余裕はなし。それに首が動きませんから。
周りを見ることにも苦労してるのに、観客席を探すことなんてできるはずもありません。
そんな流れで競技場を出ていき周りを走ることになるのでした。もう必死で走ってます。右手でパンツを抑える格好で、左手は首を回るマントを軽く固定してわっせわっせと走るのですが、視界が極端に狭いせいか、人に当たりまくります。
「これ人当たりゲームかよ」というくらい周りにぶつかりまくり大迷惑です。
それでも少し安定してきて端の方からに抜いていくと「あ、バットマン!すごい!」、「バットマ~ン!」等とランナーからいわれます。
その声援に応えたいのですが耳が聞こえにくいので、何処でいわれてるか判りません。それにこのゴムに囲まれたひとりサウナ状態。汗がハンパなく出てきて、グローブの手のところに汗が溜まってきました。
全身茹でタコの状態まで10分かかりません。どうにかこうにか競技場まで帰ってきて(コースがどうなってるか全くわからず)リレー受け渡しポイントまできました。
気合でリンさんを探し出し、バットマンからジョーカーへの襷がなんとか繋がりました!
感傷に浸っている暇は全くなくて、直ぐにコースから抜け出し、さぶろうさんにお会いします。
「苦しかった」「死ぬかと思った」と出てくるのは弱気な言葉ばかり。
ほら、ゼッケンも取れかかっているほどの熱戦でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/19/d656784475be857b4410548234bba0e7.jpg)
とりえあず、スタンドの陣地に戻ろうとしましたが、汗がポタポタいたるところから滴り落ちそれにメガネが曇って下どころか前も見えません。
マントが歩くのに邪魔なので自分で自分のマントを抱え込み、最後の力を振り絞ってコンコースまで登っていきました。
子供達に「バットマン!」といわれても力なく笑うことが精一杯。MDF、マジで死んじゃう5秒前です。
コンコースのあまり目に付かないところでグローブ、マスクを脱ぎ、マントも外しそれらを抱えて陣地まで。
そこにいたうーぱぱさんとアレキさんの姿を見たときにホッとして涙が溢れそうになりました。
ああ、やっとここに帰ってくることができた。
アレキさんは次のランがあるのでコースにいきましたが、うーぱぱさんは「行っちゃったら寂しい?」との問いには即答で「寂しいからここにいてください」とお願いして一緒にパンツの結ばれてる紐を解いてくれました。
走ってるうちにかた結びになったのでしょうか、偉い難儀な作業、本当にありがたかったです。
パーツを全て脱いで顔をふいてやっと一息ついたところ、もうこれらをつけて走ることなんて考えられません。
それにベースの黒の長袖が汗でグショグショです。これ着たら一発で風邪になります、というか風邪気味なんです私。
その時、三浦国際のTシャツを持ってきたことを思い出しました。渡りに舟、数時間前の自分に深く感謝します。
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まあ、こんなカッコですが全然問題ありません。
Tシャツってこんなに素晴らしいものなのですね。それに普通に走れるってなんて楽なことなんでしょうか。
皆さんに合流すると、・・・あれ?リンさんキロ4分くらいで、怪獣のさぶろうさんも速く走ってるし、アレキさんはキロ5分切って走ってます。うーぱぱさんもキロ4分台のガチな走りをしています。
あれ、こんなことだったっけ?アレキさんなんかすごくいい顔して帰ってくるし。
私も負けていられないと、ここから3回はちゃんと走りました。
1回目うーぱぱさん計測、7分30秒、これはほぼ全力。2回目自己計測7分50秒、少し落とした走りでそれでもキロ4分を切れています。
曲がりくねったコースで人が溢れてる中を走ることを考えると上出来です。で、3回目はピッチ走法に徹し8分9秒。あれ?何となくつかめてきた?
皆さん、それぞれの目標を作り、ガチ走りを楽しむという誰もそんなこと言い出してないのに、必死になって走りました。
40キロ終了時にうーぱぱさんからラストの襷は、簡易バットマンになって受け取りました。さすがにこのままじゃ終われない。
写真はうーぱぱさんから襷を受け取るところです。走りながら受け取るなんてことはできません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/b6/032bb705c3164f50932d7bec6cde1aeb.jpg)
マスクがあるだけでキロ6分くらいに落ち着きます。
でも、今度は声援に応えながら走れました。手が上がるっていうのはすごくいいことなんですね。
42.195キロの結果は、3時間11分台。なに、そんなにみんな頑張っていたんですね。おかげですごくいい練習になりました。
そうそう、ゴール後マスクつけたまま歩いてたら、子供から「お母さん、怖いよ~このひと~」と思いっ切り言われて正直少し嬉しくなりました。
怖がらせたのは悪いと思いますが、それは何故か?バットマンは正義の騎士ではないですからね。暗い側面も持ち合わせたヒーローなんです。
そう、ダークナイトだから。
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2km走っただけであんだけ疲れきったsan-anさん初めて見ましたよ(笑)
バットマンまだまだ改良しないとですね
しかしいいもの見させていただきました(笑)
お疲れ様でした!
にしても・・・3時間11分とは・・・っっ!!
なんとも素晴らしい、タイムです。
ん?
もしかして・・・バットモービル、使った?(笑)
「寂しいからそばにいて・・・」
バットマンの心の内が垣間見えて・・・笑ってしまいました。
いやぁ~。ほんとお疲れ様でした!!
面白かったぁ~ヽ(^o^)丿
子供に声かけられて力なく笑うところが良すぎる(爆)
超楽しそうですね!!
お疲れ様でした
風邪ひどくなりませんように・・・・
肉体的にもかなりのダメージです。死にそうな顔で陣地に戻りましたからね。
誰もいなかったら泣いちゃってたかもです(笑)
またやりましょう!少しずつ良化させていきますので(笑)
仮装でこんな体育会系な走り方していいのか、途中まで「おかしい、おかしい」と思っていましたから。
バットモービル導入できたら最高なんでしょうね、いつかやってみたいです、いや厳しいです(笑)
陣地に帰ったときは「イカン、このままだと俺泣く」と思っていました(笑)
バットマンも一皮厚めのゴムの中には、心弱きおっさんがいるのですよ。
楽しんでもらえて良かったです~(#^.^#)
いろいろありましたがやって良かったです。この年になってバカなことをまたひとつやることができました。
ただ極度に動きにくいのは解消しなければいけないですね。
走っててず~っと辛かったです(笑)泣きそうでした。
フロストバイトで生バットマン見れるの楽しみにしてますので
頑張ってハーフ走れる仕様に仕上げてきてくださいね~
これは歴史に残るすごい走りですね。
でも怪我もせず無事に戻ってこられて良かったっす( ´ ▽ ` )ノ
転倒して怪我でもしたら…((((;゜Д゜)))))))
でもこれ、ある意味大成功な気がします。
でも視界が無いのは最悪ですね。