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映画「パリ20区、僕たちのクラス」教えること、教えられることについて考える

2010-08-02 00:09:20 | 大作映画ハリウッド系
「パリ20区、僕たちのクラス」★★★★素晴らしい!
フランソワ・ベゴドー、24人の生徒たち 出演
ローラン・カンテ監督、128分 、2010年6月12日より順次公開、2008,フランス,東京テアトル
(原題:Entre les murs )




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「パリ20区にある中学校の、ある教室。
母語も出身国も異なる24人の生徒たちと、
彼らと正面から向き合う教師。
第61回カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作品。
こんな映画と出合えるから
映画館参りが止められないのだ」



まずは教師の気持ちになって
こまっしゃくれた14、15のガキにムカつく、
どんな些細なことにも
一言発しないと気が済まないとでもいうように
教師の上げ足をとりまくる、
その真意は伝わらない、
それは自分が14歳じゃないから。


担任のフランソワ(フランソワ・ベゴドー)は国語の教師。
だから言葉を尽くして
表現を変えて伝えようとするが
彼らの心を開く時間はあまりに短い。

どこかで一瞬だけ
ほんの一瞬だけお互いが分かりあえたような
そんな瞬間が訪れるが
まるで幻のように次の瞬間には
別の生徒の態度や発言で霧散する。



生徒の側に立ったらどうだろ・・・・、
考えたけれど分からないや、
だからといってその努力を投げ出すわけじゃないが
大人じゃ無さ過ぎで
どう扱っていいか分からない。

人生の中で勉強だけに費やすことができる
そんな学生時代は本当に貴重な時間、
でもその真っ只中にいては
そんなことは分からない。

だからこそ教師はやっきになる、
何が彼らの今後を左右するか分からないが
とりあえずのカリキュラムは
人生の基本ともなるものだから、
でも分からないんだよな。

教えること
教わること
そんなことを彼らのセリフや態度の端々で
あれこれ考えてしまった。


そしてこの映画、
ドキュメンタリーのようで
ものすごい緊張感、
問題を起こした生徒も
普通の映画ならなんとか希望を見出すが
現実はそう甘くない、
積極的でも消極的でも
同じ時間は過ぎていく、
その中で何を学ぶかは結局は本人次第、
もっと見ていたかったな、
リアルな手触りのある映画だった。



★100点満点で85点


soramove
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生徒は全員この映画の為にオーディションで選ばれたと聞いた、
それが功を奏し本当の学校のクラスの様に感じたのだろう。


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