とんびの視点

まとはづれなことばかり

断片 時間があれば膨らましたかったことたち

2017年02月22日 | 雑文
【自分の頭で考えられる若者】

本当の話かジョークなのか、裏はとっていない。かつてこんな話を読んだ。ある会社の新卒採用。経営陣はは自分の頭で考えて行動できる若者を採用しようと決めた。そういう若者が入れば、会社が活性化され、業績も伸びると考えたからだ。じっさい何名かのそういう若者を採用した。そこで若者たちが行ったこと。それは、組合を作って雇用条件などを会社と交渉することだった。

きちんと考える頭がある人たちが考えれば、おのずと自分たちと同じように考えるだろう。経営陣はそう思っていたのだろう。無邪気なものだ。ふつうに考えればわかる。ちゃんと考えればわかる。この言葉は、あなたが私と同じように考えれば、私と同じような結論にいたるはずだ、そう言っているに過ぎない。考えることと忖度することは別物である。

【がんばる人とたたかう人】

がんばる人。与えられた課題などにたいして、それが自分の価値観や思想・信条に合うか反するかを問うことなく、そのルールを守りながら成果を求める人。たたかう人。与えられた課題などにたいして、その内容が自らの価値観、思想・信条と異なる場合は、対話を通して課題そのものを改善していく人。きちんと規則を守る人と、規則を作り出す人と言い換えることもできる。

【朝の通勤電車で努力する人】
先日の朝の通勤電車。目の前に四十歳くらいの男性が座っていた。スマホを2台手に持ち、耳にはイヤホン。左手のスマホは横向き。右手のスマホはたて向き。2台のスマホをきちんとそろえ、1台の機器のようにしている。左の画面にはドラマのようなものが映っている。右の画面は、上からカラフルな丸い物体が次から次へと落ちてくるゲーム。右手でゲームをしながら、ときどき左の画面に目を向ける。

器用さを通り越して、ある種の勤勉さ、いや努力の雰囲気を感じた。左手でドラマ、右手でゲーム。同時に二つのことに取り組む。どんな能力や技術を身に付けようとしているのだろうか。なんだか不思議な気がした。そういう私もテレビは録画したものを2倍速で見ている。

【ランニング】
2月の前半は風邪気味だったり、身内の不幸があったりした。ゆえにランニングがあまりできなかった。今月も目標の100キロにはほど遠い走行距離になりそう。日曜日に8kmほど走った。久しぶりの長い距離だ。腰痛に耐えられるぎりぎり。走力の落ち込みがひどい。走り終わった後の疲労感を、過去のランニングと比べる。3倍だ。以前なら25kmくらい走ったときの疲労感と同じだ。そう思ったら、自分が25km走ったような満足感が味わえた。自分が自分をだまそうとしている。
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