とんびの視点

まとはづれなことばかり

7月26日(金)のつぶやき

2013年07月27日 | 雑文

ヤブが逝ってしまった goo.gl/GdeLCm

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ヤブが逝ってしまった

2013年07月26日 | 雑文
ついさっき、ヤブが逝ってしまった。18年一緒に暮らしたオス猫だ。結婚して一ヶ月の時に、夜の荒川の土手で拾った。薮の中にいたのを拾ったので「ヤブ」と名付けた。(その時の一緒に土の上にいた兄弟猫の「ツチ」も拾った)。

あの頃、僕らは本当に貧乏で、将来のことなど考えられず、その日その日の生活で一杯で余裕なんて全くなかった。二匹の子猫がじゃれあったり、ケンカをしたりする。そんな猫たちがいる生活が唯一の余裕だったのかもしれない。

その時の一緒に拾った兄弟猫の「ツチ」も去年、逝ってしまった。昨日、長男が「ツチの気配がした」と言った。ヤブのケアをしているときに、背後をツチが歩た感じがしたらしい。「ああ、お迎えが来たんだ」と思った。これなら迷わずにヤブもあっちに行ける。

久しぶりに会ってどうしているだろう。ツチが死んだあとに拾われてきた無法者の「カミュ」の文句を言っているかもしれない。いつものように、お互いの顔を舐め合ったり、追いかけあったりしているかもしれない。ツチとヤブが一緒にいるそんな情景はすごく自然だ。「あっち」にはツチがいて、ヤブもいる。僕の父親もいる。そんなところに僕もいずれ行くのだと思うと、ちょっと懐かしい気持ちになる。

しばらくは君の姿を探して周りを見回てしまいそうだ。気配を感じて君の名前を呼んでしまいそうだ。その度に、軽い喪失感と、僕の中に君がいるという安堵感のようなものを同時に感じるのだろう。

土手でヤブの中から君が呼んでくれた。それがなければ今とは違う人生になっていたはずだ。とっても楽しい日々でした。どうもありがとう。さようなら。いずれまた。
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7月24日(水)のつぶやき

2013年07月25日 | 雑文

今朝も5時に起きた。家の中を簡単に箒で掃き、八キロほどランニング。汗が引くまで玄関や家の前の掃き掃除。去年と同じくらい夏のサイクル。十八年飼っている猫が少しずつ弱っている。夏を越すことはないだろう。骨ばった身体をなでる。


結局、汚染水は海に漏出していたし、湯気が発生した三号機では最大2170ミリシーベルト(数時間で人が確実に死ぬ)。震災以前であれば、どちらも全新聞がトップ記事にしたような話だ。こういう記事に慣れてしまわないように。福島の漁師たち、重いベストをつけた作業員たちを想像する。


【東京新聞・特報部】
東日本大震災で被災した仙台市で「国連防災世界会議」が2015年3月に開催されるが、会議では福島の原発事故を扱わない方向で準備が進められている。反原発を声高に叫ぶことが大切ではない。話すことが残っている限り、きちんと言葉にすること。簡単に忘れてはいけない。


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7月22日(月)のつぶやき

2013年07月23日 | 雑文

朝、8kmランニング。気温も低く、曇り空、心地よく走れる。これで今月125km。目標まであと25km。参院選は自民党が圧勝。憲法、原発、TPP、なし崩しに進められたのではたまらない。山本太郎はすごく成長した。自分の言葉できちんと話をしている。


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7月21日(日)のつぶやき

2013年07月22日 | 雑文

『この国はどこで間違えたのか 沖縄と福島から見えた日本』(徳間書店出版局編)を読んだ。沖縄タイムスの記者、渡辺豪氏が内田樹、小熊英二、佐野眞一、辺見庸など8人にインタビューしたもの。沖縄と福島の問題は構造的に似ている。そして中央から忘却されている。参院選の争点からも外されている?


『ニュートン 6月号』を読んで、量子論をちょっと勉強した。ポイントに「光が粒子であると同時に波である」という言葉がある。観察してないときは波だが、観察してるときは粒子だ、というものだ。理論的には波は存在しているが、実際には粒子しか観察できない、ということだろう。おそらく。


そして思いついたのが、「うちの子に限ってそんなことはありません」という親だった。親の前ではきちんと言うことを聞くが(粒子)、親がいないところではろくでもない子ども(波)がいる。親にとって、子どもは粒子としてしか存在しないことになる。この比喩でよいなら、量子論が少し近くなった。


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7月19日(金)のつぶやき

2013年07月20日 | 雑文

東電よると、福島原発事故で甲状腺被ばく線量が100ミリシーベルトを超える作業員が2000人に迫ることが分かった。その一方で、東電は退職に歯止めをかけるため、管理職に一時金10万円の支給を決めた。管理職、現場の作業者、被災者、みんな平等に。


『ヤマネコ・ドーム』(津島佑子著、講談社 )を読了。福島原発事故がらみの小説と耳にしたので手にとった。きちんと読めなかったが、個人的には今ひとつだった。震災、原発事故がらみの小説はこれからどんどん出てくるだろう。あれを引き受けた人間にとっては、消化にはまだまだ時間がかかる。


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7月12日(金)のつぶやき

2013年07月13日 | 雑文

南相馬で除染の汚染水を農業用の川に流していた件。発注元の日本原子力研究開発機構に共同通信が取材をしたら、担当者は「汚れたら次は河川を除染すればいい」などと言ったそうだ。怒るべきか、呆れるべきか、不安を感じるべきか。それを考えよう。


「病の起源 がん」を見て(文章トレーニング) goo.gl/fKCFh


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「病の起源 がん」を見て(文章トレーニング)

2013年07月12日 | 雑文
録画したままになっていたNHKスペシャルを見た。(そういう番組は山のようにある)。シリーズ「病の起源」の第一回目「ガン」だ。本を読むにしろ、テレビを見るにしろ、漫然としてしまう方で、ちょっと時間がたつと不明瞭な印象しか残っていない。少しは自分を鍛えようと思い、今回はメモを取りながら見た。面白い話だったので、記憶を強化するために、文章にまとめておく。(トレーニングのため、メモは参照せずに記憶のみで書く。細かい情報は間違ったているかもしれない)。

この番組で言いたいのは「ガンは人間の進化に必然だった」ということだ。「ガン」の起源は多細胞生物の出現にまで遡る。多細胞生物は細胞分裂を行う。その時のコピーミスがガン細胞を生み出す。五億五千万年前の話だ。驚いたことに、一億五千年前の恐竜の骨からもガンが見つかっている。(ガンにかかった恐竜なんて想像したこともなかった)

人間とチンパンジーでは遺伝子は99%同じだ。しかしチンパンジーのガンによる死亡率は2%程度だが、現代の日本人では30%程度と全く違う。ガンは人間に特有のものなのだ。それは人間の進化のプロセスと対応している。

最初のポイントは人間がチンパンジーから分かれた700万年前。この時期、人間が進化するとともにガン細胞も進化した。結論からいえば、人間のオスが精子細胞を爆発的に増殖できるようになった、その仕組みをガン細胞も手に入れたということだ。

この時期、人間は二足歩行を手に入れた。それにより人間のオスは遠くまで食べ物を取りに行き、メスにそれを渡すことができるようになった。メスはオスが提供する食べ物と引き換えに交尾をした。メスは食べ物をより多く手に入れるための生存戦略を新たにする。チンパンジーのメスは妊娠可能な時期になると性器が膨らむ。交尾の時期がオスからも視覚的に分かるようになっているのだ。ところが人間のメスは妊娠可能な時期をわからないようにした。オスは自分の遺伝子を残すためにいつ交尾をすれば良いのかわからなくなる。つまり、しょっちゅう交尾をしなければならなくなった。そのためには精子細胞を爆発的に増殖させねばならない。そこで手に入れた機能をガン細胞も手に入れたわけだ。まさにチンパンジーと分かれ人類となることで、ガン細胞の増殖機能を手にいれたのだ。

次のポイントは180万年前だ。この時期、ホモ・エレクトスと呼ばれた人類は急激に脳を進化させた。イメージに合わせて石器を作れるようになった頃だ。脳の容量を増やすために必要なのがFASという酵素だ。どんな動物でも持っているもので、脂肪酸を作り出すものだ。このFASが人間と他の動物では異なっている。他の動物とは異なったFASを持つことで人間は急激に脳を進化させることができた。このFASがガン細胞にもたくさん見られる。つまり人間が脳を進化させるために利用した仕組みが、ガン細胞の増殖にも使われているわけだ。

三番目のポイントは6万年前だ。この時期は「出アフリカ期」と言われる。つまり人類がアフリカ大陸を出て、ヨーロッパ、アジア、アメリカ大陸へと進出した時期だ。ここでポイントになるのは紫外線とビタミンDだ。ビタミンDにはガンを抑える効果がある。そしてビタミンDは紫外線を浴びることで皮膚下で作られる。つまり、人類は太陽の豊かなアフリカ大陸から太陽の力が弱い地域に移動することで、ガンを抑制するビタミンDを十分に作り出せなくなり、ガンを発生しやすくなったのだ。

最後のポイントは、18世紀以後の現代である。この時期にガンが増えた原因の一つには、18世紀以降の産業革命によって発ガン性物質が増えたことが挙げられる。しかしこれは外的な要因だ。もう一つは生活スタイルの変化だ。夜がなくなったということだ。看護士の乳ガンを例に取る。乳がんの発症は、日勤しかしていない看護士に比べ、日勤と夜勤をしている看護師は1.8倍、夜勤のみだと2.9倍(ちょっと自信ない)だという。男性の前立腺がんでは、夜勤の人間は三倍になるという。

これには血中のメラトニンが関わっている。ガンのあるラットにメラトニンが少ない血液と、多い血液を注入する実験を行った。メラトニンが少ないラットはガンが増殖し、メラトニンが多いラットではあまり変化がでない、という結果がでた。血中のメラトニンが十分でないとガンが発症しやすいということだ。このメラトニンは夜の睡眠中に作られるものだ。人類は電気を発明し、夜も活動できるようになった。しかしその引き換えにガンになる確率が高くなることを引き受けたのだ。

以上である。番組の最後でアフリカのサバンナで自然とともに生活する人が、「昼間働いて、夜も働いて、いつ休むんですか。あなたたちの生活は何かおかしいんじゃないですか」というようなことを言っていた。僕もそう思う。例えば、猪瀬知事がバスや鉄道を一晩中動かそうなどと言っている。経済的な効果があるからと言って、いろんな人たちが賛成している。

僕はそういう意見に本能的に違和感を持つ。根本的に間違っているんじゃないか、と。もちろん生活のために夜中に働く人を否定するつもりはない。どちらかというと、夜勤などしない人間が、経済的な効果があるあるから必要だ、と言うことに違和を感じるのだ。極論すれば、人の命よりも金が大事だ、と言っていることになるからだ。でも、そんな意見はこのグローバル資本主義の世界では通用しないのかもしれない。きっと僕の心性はアフリカのサバンナなのだろう。
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7月10日(水)のつぶやき

2013年07月11日 | 雑文

今朝も5時に起き8kmランニング。これで今月は75km。月間目標のちょうど半分だ。油抜き、肉断ちを始めてほぼ一週間。今のところ、夏に合わせた体作りがうまくいっている。夏用のサイクルを確立すること。


「福島第一 セシウム3日で90倍 一昨年汚染水漏出近くの井戸」(東京新聞7/9夕刊)。原因はわからない。だから根本的な対策もない。せいぜい事後的に対処するくらいだ。どう考えても事故は続いている。福島の漁師たちはこの記事を見てどう思うだろう。そういう想像力が必要だ。


エジプトで軍による事実上のクーデターが起こった。しかし民意を反映しているらしい。手続き的には問題があるが、民主的な事態とも言える。権力が民主を背景に行動を起こす。民主主義の陥穽かもしれない。国民が望む改憲をしやすいように、というのも同型の問題だ。その意味で立憲主義が重要になる。


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7月8日(月)のつぶやき

2013年07月09日 | 雑文

梅雨が開けると同時に夏時間のスイッチが入ったようだ。今朝も5時に起き11kmほどランニング。さすがにこの時間だと風が冷えている。東から水平に照らす太陽の光。土手には散歩の人たちが多い。走り終わるころ、公園ではラジオ体操をする人たち。少しずつ暑さが増してきた。


週末『累犯障害者』(山本譲司著、新潮社)を読了。障害者犯罪は扱いが難しく、新聞・テレビなど大手メディアではあまり取り上げられない。その結果「障害者犯罪」や「それを生み出す社会」の存在が隠されていく。自分が生活している社会が見えていない。福島。沖縄。こういう構造は多い。


原発の新基準が施行された。電力四社が五原発十基の再稼働を申請した。現時点ではどの原発も新基準を満たしていないことを知りながら。経営悪化が理由だそうだ。ルールは守れないが、金のためなら仕方がない。そういう話だ。そんなやり方を相互承認しあう社会を日本人は作るのか。参院選である。


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