とんびの視点

まとはづれなことばかり

2023年06月18日(日)

2023年06月18日 | 雑文
昨日、今日と朝の4時に目覚める。
梅雨に入ったのに晴れ。
きっと心地よい日の出が見れるのだろう、眠さ半分の頭にそんな言葉が浮かび、眠れなくなる。
そして、土手に向けてゆっくりと走り出す。
体が完全には目覚めていないようで、ぎくしゃくとした動きだ。
電車が動く前の時間、その上、日曜日。
街を歩く人もほとんどいない。
隅田川沿いに近づくにつれ、散歩やランニングの人たちがちらほら。
朝日が静かな川面に映る。鳥たちが鳴きながら空を横切る。
土手を走り、しばしベンチに座り、ぼーっとする。
わずかな風に不規則に揺れる一本一本の草が見えてくる。
鳥のさえずり、ウシガエルの鳴き声、遠くの首都高のアスファルトを走るタイヤの音、そういう音が聞こえてくる。
太陽の力が増し、熱が皮膚に入り込んでくるのを感じる。
草の匂いが鼻から体全体に広がっていく。
ぼーっと、自分を空っぽにすることで、いろんなもので自分が満たされていく。
満ちたところで、さて、と立ち上がり、家に向かって再び走り始める。