とんびの視点

まとはづれなことばかり

「悩み」は「名闇」

2016年04月01日 | 雑文
3月11日のあたりのラジオで、震災後の高校生などをケアする大学生主体のNPOの話をしていた。そのとき「進路相談」とか「悩み相談」とかをしてくれてとてもよい、という発言があった。

「進路相談」と「悩み相談」をわけているのに引っかかった。「進路相談」は「悩み相談」にふくまれるのではないか。あえてべつにする必要があるのだろうか。もちろん、話した人はそんなことは意識していなかったかも知れない。しかし気になったので、「悩み」という言葉について調べてみた。

すると次のようなことがわかった。「なやみ」の「やみ」は一方では「病み」に通じている。つまり「なやみ」とは何らかの理由で「病んでいる」状態を示しているのだ。もう一方では、「やなみ」は「闇」に通じている。つまり「なやみ」とは何かが見えなくなっている「闇」のような状態なのだ。何かが見えない「闇」にいることで「病んで」いる、そんな意味が「なやみ」の「やみ」には含まれている。

では「なやみ」の「な」はどうか。とうぜん「名」である。ものごとの名前のことである。「なやみ」とは、自分が気になっているものごとの「名」が見えない「闇」の中にいることで、心身ともに「病んで」しまう状態である。

だから「悩み」があるときには、人に相談する。人と話をすることで、自分が気になっているものごとに「名」がつく。それによって「闇」が晴れ、「病んでいる」状態から快復するのだ。

というのは嘘である。(ラジオの話までは本当)。自分で勝手に考えた。今日はエイプリルフール。
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