とんびの視点

まとはづれなことばかり

11月24日(土)のつぶやき

2012年11月25日 | 雑文

今日は20kmほどランニング。風邪は完治していないが、今月中に一度は走っておきたかったので強行。15km過ぎでヒザが痛み出す。まだフルマラソンに耐えられる状態ではないようだ。土手は南からのゆるい風だったが、走り終わったら体が冷えきっていた。熱い風呂が心地よい。


数ヵ月にわたり断続的に読んできた『炎立つ』(全5巻)を読了する。話そのものも面白かったが、読みながら東北の歴史について学ばねばと思った。蝦夷、奥州藤原氏、会津藩、そしてフクシマに代表される現代の東北。やれやれ、知らないことばかりだ。


昨日は映画を2本見た。『猿の惑星』と『お茶漬けの味』だ。『猿の惑星』は子どもと見た。数十年ぶりの見直しだったが、記憶とだいぶ違っていた。僕の中では、地球再び帰ろうとしていた仲間たちが、浜辺で自由の女神を見つけてがく然とする、というラストだった。記憶というのはいい加減なものだ。


見直してびっくりしたのは、進化論が話しの中心の1つだったことだ。これは当時のアメリカでのダーウィンの進化論と宗教的な世界観の対立を、人間と猿の立場を逆にして描いたのだろう。


『お茶漬けの味』は2度目。やはり小津安二郎はよい。飛行機の故障で帰ってきた佐分利信に謝る瞬間からの木暮実千代の表情と体の変化は素晴らしい。この翌年1953年に『東京物語』。だとすると笠智衆はすごい。『お茶漬け』では40代くらい、『東京』では老人だ。


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