「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

見張ってないとダメなんて

2015年01月27日 |   中3 
ここ数日、中3クラスの男子3人が「空いている教室で自習させてくれ」というので
授業の都合で監督や質疑応答はできないけど、それでよければ、と開放していました。

今日、たまたま別クラスの自習監督中に、気になったので様子を見に行ったら
サボってました。
1人は近くの自販機までジュースを買いに行って不在。しかし机の上には閉じられた問題集の上に携帯ゲーム機が。
もう1人は理科の教科書と社会の問題集とその別冊解答すべて表紙を閉じた状態で3冊並べたまま微動だにせず。
残りの1人はかろうじて数学のワークと格闘していましたが、10分後にもう一度見に行ったときも
同じ問題と闘っているあたり…。
これが、(いちおう)自習を始めて2時間後の姿。入試本番まであと40日だというのに、これ。

以前から集中力がなく、それゆえ成績もよくなくて志望校のボーダーラインを割っている生徒たちだったので
こういう事態を想定しつつも、「自宅では勉強できない」という訴えに耳を傾け教室を提供したのにな。
がっかりしました。

勉強しに来た割には、今やるべき問題集やプリントを持ってきていなかったり
持ってきていても全く手がつけられていなかったり。
そのくせ「夕飯用」の菓子パンとジュースは必要以上にしっかり用意しているという。

「家にいるとおうちのひとがウルサイから逃げてきただけなんでしょ。」と言ったら
「その通りです。」とあっさり認めていました。
逃げてきたっていいけど、塾に来たからには、ちゃんと勉強してよね。
そもそも、なんで周りの大人がそろって「勉強しろ」って言うかわかってる?
このままだと合格できないからです!
そして、合格できなくて困るのは私たち大人ではなく、アナタなんですからね!
…と言ってやりましたが、きっと変わらないんだろうな~。
ひょっとしたら、これでも彼らにとっては最大限に頑張っている姿なのかもしれない…。

とりあえず、彼らに対する自習用教室の開放はとりやめになりました。
自習監督(見張り)がいないと勉強できないなんて、受験生として情けない。