「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

イレギュラー

2015年01月19日 | 今日のお仕事 
今日は都合により中3クラスで数学の授業を担当しました。
すごく久しぶりだったので、ちょっと段取りが悪いところもありましたが
物珍しさに生徒たちが注目して授業を受けてくれたのは良かったです。

数学のテキストを持って教室に入ると、開口一番
「センセー、数学できるの?」言われるのはいつものこと。
今日は中盤になっても「センセーが数学の説明してるの違和感がありすぎる」と言われました。
若いくせに意外とアタマが固いのね。

授業内容は「図形の性質」。多角形を描いたり円を描いたり
場合によっては四角すいのような立体的な図も板書しなければならず
基本的に図がヘタクソなので、そこがいちばん苦労しました。

授業のはじめに「私は絵がヘタクソなので、黒板よりテキストの図を参考にしてね」と
断ったのですが、かえって生徒たちは興味津々。
私が円を描くたびに「今のはうまくかけてる」とか「これはヒドイ。マルとはほど遠い
などと言いたい放題。私もあえて反論せずに、いちいち相づちを打っていましたけどね。

「みなさんの数学の実力がどれほどのものか、私には見当がつきませんので」と前置きをしておいて
ちょっと複雑な計算をやらせて合っていたら「すごいのね~。」とか
より簡単に答えが出せる方法を発言したら「いい方法をひらめいたわね~。」と持ち上げ作戦。
みんな調子に乗って、どんどん先の問題を解いてくれたので、予定よりも進みました。
本当は彼らの実力はだいたい把握していますけどね。ウソも方便。

授業のやり方といい、生徒の様子といい、いつもと違う目線で見られたし
たまにいつもと違うことをするのもいいなあ。
今日の授業は、お互いに新鮮な気持ちで臨めたように思います。