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スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

浦和エリア旨い店シリーズ ~その571~

2022-02-04 06:31:58 | 食~イタリアン・フレンチ

小皿イタリアン 五感(Gokan)浦和店

さいたま市浦和区高砂2-12-20-3 マガザン浦和1F

TEL 070-4075-8563

定休日 月曜日

つい最近、伊勢丹の裏側に完成したばかりのビルの1階に

話題の飲食テナント4軒がオープンした。

そのうちの1軒、カジュアルイタリアン・5センスの五感さんが

今年1月11日にオープンした。

できたてホヤホヤの店だが、姉妹店は池袋、赤羽、鶯谷、

西荻窪、板橋、大宮、熊谷など10店もあるらしい。

店内の造りはかなりのカジュアルでメタリック調。

良く言えばニューヨーク・ブルックリンスタイル。

客席の壁にはメッシュの金網が張られ、

厨房付近の壁には建築現場の仮囲いに使われるスチールパネル、

正面の壁はコンクリートのモルタル仕上げとなっている。

フロアーもコンクリートの打放し土間。

昔の人から見れば内装工事が途中のままオープンしているといった感じだ。

座席はカウンター席が6席、テーブル席が4人掛け用で3卓ある。

店内にはBGMとしてラップが流れ、正直落ち着かない空気が流れていた。

これがランチパスタメニュー。

オール1,000円で4種類ある。

パスタ大盛はプラス200円。

これには全品サラダとドリンクが付いている。

こちらのメニューは一般メニューで、パスタ、ピザ、リゾット、

小皿料理タパス、アヒージョなど種類は多彩だ。

お店の人に五感さんの一番のオススメランチは?と聞いたら

「絶品!!ボロネーゼ」ですとの答え。

それではそれしかないと即決。

パスタはもちもち感があり、ミートソースにかなり近い。

お皿の周りの白いものはチーズでしょう。

ボリュームもたっぷりあり、納得のパスタでした。

こちらはランチに付いていたサラダとジンジャエール。

テーブルのセンター枠がガラスの作りになっていて、

それを支えるものが細い鉄筋棒のようなもの。

家具にも内装ポリシーが統一されているといった徹底ぶりに変な感心をしてしまった。

天井の造りもスケルトンで鉄骨の梁のロックウールがそのままというのは

食品衛生上いかがなものかとも思った。

のんびりランチを楽しみながら窓越しに外を眺めると、

2棟の超高層マンション、手前では建築工事が始まり、

都市部のにおいが伝わってくるおもしろい時間を体験した。

 

 

 

 


ザ・東京ステーションホテル

2022-02-03 06:44:40 | ホテル・旅館

昼の太陽の光が当たり一段と輝いて見える東京駅丸の内駅舎。

平成19年(2007年)から駅舎保存復元工事が着工し、

約5年を要して工事が完成した。

その改修費用は実に500億円といわれている。

ここが東京ステーションホテルのエントランス、玄関。

当ホテルは1915年(大正4年)に開業した地域のシンボル的ホテルで、

2016年(平成28年)アメリカ経済紙のフォーブスが出している

トラベルガイドによって4つ星ホテルに認定された。

当ホテルは東京駅丸の内駅舎の半分近くを占め、

ホテル部分は20,800㎡(6,300坪)、部屋数は150室、宴会場は3室、

レストラン数は10軒、駐車場は30台ある。

当ホテルはスモールラグジュアリーホテルとして名が通っており、

Classic Luxury「時代を超えて愛される上質なひととき」をコンセプトにしている。

現在はメトロポリタンホテルなどを運営している

JR東日本ホテルズが経営している。

東京駅丸の内駅舎の復元工事とともに当ホテルも大改修をして

見違えるほど素敵になった。

このロビーラウンジもとても大人の雰囲気で大好きな造りになっている。

今日はここで人と待ち合わせて仕事の打ち合わせがあった。

ロビーラウンジと廊下を仕切っているこのカットガラスがまた味がある。

このガラス越しに見たロビーラウンジの光景は

さらに素晴らしさを増して輝いて見える。

エレベーターホールもシックな白をベースにした空間で、

EV枠は大理石、他はホワイトのクラシカルな木仕上げ。

家具とじゅうたんも大人の雰囲気で落ち着いたコーナーになっている。

こちらは1階が主に宴会場になっている南エリアのエントランスとロビー。

こちらの造りも好きだナー。

こちらは東京駅南口をぐるり囲んだ2F回廊の一部にある羊羹で有名な虎屋のショップ。

ここにあるのは知らなかったナー。

2階回廊から丸の内南口を見下ろして撮った1枚。

柱、梁がなんて立派なこと。

クラシカルなデザイン性が素晴らしい。

丸の内南口を見下ろす2階回廊には

東京駅の歴史を伝える写真パネルを展示していた。

大正3年、東京駅舎は辰野金吾氏の設計によって創建され、

昭和20年に戦災により屋根と内装を消失。

昭和22年、戦災復興工事により3階部分を撤去し2階建てとなり、

ドーム部分は八角屋根となった。

平成24年、保存・復原工事が完了し、現在の威容を誇る丸の内駅に復活した。

地下1階に行くとフィットネス&スパ、

当ホテルにある6店のレストラン(喫茶、寿司、日本料理、焼鳥、

中国料理、イタリア料理)の大多数がここに入居している。

また、廊下部分のディスプレーも素敵で、まるで美術館のように並んでいる。

こちらが東京駅丸の内南口の改札口とそのドーム。

このホテルを含めて赤レンガ駅舎は2003年に重要文化財に指定されている。

 


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編372~

2022-02-02 06:38:27 | 食~番外編(都内)

天然本まぐろ ありそ鮨し GRANSTA Tokyo 店

東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅構内1階改札内

TEL 03-6268-0890

定休日 日曜・連休最終日の祝日

営業時間 8:00~22:30

https://www.arisozushi.com/

2020年8月3日に東京駅エキナカ「グランスタ東京ST」内にオープンした

福井本店の本格的江戸前寿司店さん。

店の造りから簡単な気持ちで入ってしまったが

かなりハイレベルな寿司店だった。

因みに「グランスタ東京ST」のコンセプトは「TRY NEW TOKYO」。

エキナカ初登場の店舗。

今までにないエキナカ空間を創造したエリアで

東京駅1階から地下1階に11,300㎡の店舗面積がある。

店内はカウンター席14席、テーブル席16席の造り。

カウンター内の大将と話をしていたら、

当店はなんと福井県坂井市・越前三国温泉の荒磯亭が本社ということがわかった。

(2015-12-22付 番外編36 越前がに鯛まる荒磯亭(ありそてい)参照)

そういえば荒磯亭の女将と話をした時、

都内にも寿司店を出店していると言っていたのを思い出した。

現在はここ以外に羽田空港江戸小路店、お好み横丁店、大阪国際空港店がある。

本当に世間は狭いものだと改めて思った。

当店のメニュー。

お好み一貫の税込み価格が書かれている。

参考に、赤身470円、赤貝920円、〆さば・こはだ390円、玉子(地鶏)250円、

ねぎとろの手巻720円とかなりのCPだ。

気になるネタとして、がさ海老、甘鯛、のどぐろ、

本日の白身、釣り鰺、活穴子などが目に止まった。

こちらはお決まり(お椀付き)メニュー。

一の皿1,430円から五の皿2,530円まで各産地が書かれたネタ4握りのメニューだ。

こちらはおすすめおつまみメニュー7種。

福地鶏だし巻き、小肌とがりの砧巻き、生イカゲソ炙り焼き、

みょうが甘酢漬け、山葵の茎の醤油漬け、活真たこブツ切り、本日の山かけ。

活真たこのブツ切りは迫力がある。

おまかせ握り、先付、握り7貫、つまみ1点、手巻、玉子、お椀付きで税込3,980円。

さぁ、お好み握りのスタート。

この大将は手捌き・リズムが素晴らしかった。

さば、小肌、あじ、赤貝、赤貝のひも、ねぎとろ巻き、?、白いか、活穴子。

(ありそ鮨しのこだわり)

1、一番のおすすめ 天然本まぐろ。

アイルランド沖で日本船が獲る天然本まぐろはキメ細かなサシと上品な旨みが特徴。

2、シャリは宮城県産のササニシキを使用。

赤酢を回して人肌くらいの温度で提供している。

3、仕入れは豊洲市場を中心に、地元北陸から直送便で旬の魚を

社長、職人、魚屋の三位一体で見極めて入荷。

4、山のミネラルも含まれた甘みと旨みを感じる優しい味わいの

福井県越前海岸にある志野製塩所の塩を使用。

5、生わさび独特の甘み、辛味、香りがする湧き出る清流の中で育った生わさびを使用。

6、佐賀県有明海産の初摘みの海苔を使用。

深くしっかりとした旨みがあり、口どけもよく香り高いのが特徴。

醤油の食器には国際都市・東京らしく英語で「Soy sauce」と書かれている。

お茶はセルフだが、給湯口はゴールドで豪華。

湯吞み茶碗も比較的良いものを使っている。

店外の大型画面には鮮明な映像で、おすすめ商品のPR映像が流れていた。

あまりにも美しい画面なので思わずパチリしてしまった。

そして店外の壁には東京七宝と称してワンポイントデザインのしつらえが。

さりげなく飾られており、ちょっと控えめなお洒落空間を演出していた。

 

 

 


渋谷区松濤エリアの豪邸

2022-02-01 06:36:13 | 建物

渋谷駅から有名なスクランブル交差点を左側方面に渡ると

渋谷のシンボル的ビルSHIBUYA109が迫ってくる。

このビルを右側に進むと東急百貨店、Bunka muraに出る。

これが東急百貨店とBunka mura。

渋谷駅からここまで約8分くらいというところか。

松濤エリアは1丁目2丁目と狭く、人口は3,214人(2017-12-1現在)。

北部は神山町、東部は宇田川町、南東部は道玄坂、

南部は円山町・神泉町、西部は山手通りに接している。

Bunka muraを過ぎるとなだらかな坂のエリアに出る。

もうここからが松濤1丁目の入口になる。

ここは東京都心を代表する高級住宅地の中でも別格エリアで、

地価は2021-1-1公示地価で184万/㎡(607.2万/坪)だそうだ。

都心にありながらもその静けさは、

まるで住人が息を潜めて暮らしているようだ。

いきなり豪邸が続く。

豪邸のイメージはRCの打放し。

プラスここは石張りの重厚な建物も多い。

松濤の地名はこの地に明治初、茶園「松濤園」があったことに由来する。

そもそもこの地は江戸時代に紀州徳川家があったところで、

1876年(明治9年)旧佐賀藩主・鍋島家に譲渡、

11代当主・鍋島直大が広大な土地に狭山茶を移植。

士族授産の元武士に運営を任せ茶園を開いたところだ。

関東大震災を契機に鍋島家は屋敷地を政財界の有力者に分譲した。

もともと地位の高い人に平均200坪単位で分譲したのが豪邸が多い理由の1つになった。

忠犬ハチ公で知られる帝大教授・上野英三郎氏もここに住んでいた。

こんな高級住宅街の真ん中にごく普通の渋谷区立松濤中学校がある。

卒業生にはザ・スパイダースの井上順がいる。

このエリアを散策していると2ヶ所ほど広々した更地を発見。

建て替えの用地なのか、あるいは処分した土地なのか?

いずれにしてもかなり広い土地は

この土地を200坪単位で分譲した昔の流れが生きているように見えた。

この住宅は素晴らしい。

コンクリート打放し、小叩きの威圧感を感じさせず、

玄関の周辺に竹林を設け、和と洋が調和した優しい空気を造り上げている。

なお、豪邸が多い理由の2つ目に第一種低層住居専用地域として

用途、高さ、建ペイ率が厳格に定められ、

好き勝手に建てられないエリアであることもあげられる。

前述したがこのエリアは昔、佐賀・鍋島藩の敷地であったところ。

その名残りがここ渋谷区立鍋島松濤公園だ。

湧水池のある広大な鍋島侯爵邸は公園として整備され池や水車があり、

子供が遊ぶ公園というよりは大人が四季を感じる情緒あふれる庭園といった感じで、

春はソメイヨシノ、シダレザクラが見事な花を咲かせるらしい。

また、公衆用トイレの意匠も木を主体とした凝った造りになっているのも松濤らしい。

建築の視点からそのディテールに目が止まりパチリ。

この通りには素敵な住宅が並び、さらに街のイメージを作り上げている。

特に真ん中の邸宅はヨーロピアン風のお城のようで

存在感が他との違いを出している。

この地に豪邸が多い理由の3つ目に松濤1丁目、2丁目、神山町は

200㎡以上といわれた一定の規模以上しか家を建てることができなかったと言われている。

こちらの大邸宅は今までのコンクリートの住宅とは違って純和風の素晴らしい建物だ。

まるでここだけは京都にいるような錯覚に陥る。

どうやら某家具販売のオーナー宅のようだ。

松濤エリアにも多くの有名人がいるとか。

デヴィ夫人、楽天の三木谷浩史社長、森進一、森昌子、歌手の藤井フミヤ等々。

昔は三島由紀夫、三木武夫元首相、扇千景、前尾繁三郎元衆議院議長 等々。

そんなことで当地は別称、日本のビバリーヒルズとも言われているそうだ。

このような個性的な意匠の建物も含めて、

ここは代表的住宅建築の展覧会場のようだ。

建設を商いとしている人間にとってはすごく刺激的だ。

こちらは神山町にある外装材にメタルを使ったモダンな建物。

ひょっとして造りからマンション(分譲or賃貸?)かもしれない。

こちらのイングランド風の超豪邸は有名な政治家の自宅。

SPが居てとても物々しい。

遠くにはNHK放送センターの建物が見える。

高さ制限のある地域だけに遮る高い建物がなく、

とても開放的で明るい街並だ。

このエリアにはマンションもたくさん点在している。

街並みに溶け込んだハイグレードな低層マンションが目立つが

3階以下20戸程度が基本になっている。

新築マンションが出ることはほとんどなく、

中古物件ですらプレミアムがついてしまう。

渋谷駅から徒歩10分という利便性にもかかわらず、完璧ともいえる住環境。

東急デパート本店、奥渋と呼ばれる商店街もすぐ近く、

買物は東京の高級住宅街の中でもかなり便利なところだ。

この街を歩いていると背筋が伸びるような気がする。

これまでに紹介した豪邸エリアとは違う雰囲気の街だ。

どの家も塀が高く、通り側に庭がなく暮らしぶりが全くうかがえない。

なかには擁壁のように高い塀で囲まれた家もあり、

歩いていても住民らしき人々に出会わない。

ここは戸栗美術館。

古伊万里幻獣大全展を開催していた。

他にも区立松濤美術館、Bunka muraなどの文化のある街でもあり、

松濤文化村ストリートとしてまちおこしを行っているとか。

この洋館はガーデンテラスのあるフレンチレストラン「シェ 松尾」。

高級感漂う空間で洗練されたコース料理とワインを楽しむことができる。

因みに当レストランはミシュラン1つ星のお店だ。

この豪邸は今回見た中で一番ピーンときた印象深い意匠の家だ。

スチールのルーバーがちょっとも冷たくなく、

優しささえ感じてしまうディテールになっている。

これからの先進的住宅は隈研吾を代表とするウッディな家か、

このスチールを上手に活かしたディテールの家になっていくような気がする。

かたやこちらはごく自然な1本のシンボルツリーがものすごい存在感で、

これだけで充分な主張をしている家といえる。

このエリアにも歩いた範囲で4ヶ国の大使館を発見した。

順番にイエメン共和国大使館、モンゴル国大使館、

ゴンゴ共和国大使館、そしてニュージーランド大使館だ。