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スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

浦和エリア旨い店シリーズ ~その16-Ⅲ~

2022-02-16 06:39:27 | 食~居酒屋

あの青春の味、南蛮亭が49年間の歴史に幕を閉じました。

超寂しい!

今、南蛮亭ロス状態です。

この方が約半世紀お世話になったT村大将です。

口数は少なく、若い頃は和食に没頭し、

やがてこの焼鳥業界で六本木に於いて一世を風靡し、

人の縁で浦和の地に草鞋を脱いだ筋金入りの職人です。

日本の城が趣味で、スミダマンが城に行っては

その話で盛り上がったのを思い出します。

この1枚がT村大将夫婦。

お母さんのフランクで飾らない人柄は

人を惹きつけ、密かなファンが沢山いたことでしょう。

最近はだいぶお疲れで夫唱婦随で本当に頑張ったと思います。

長い間、大変お疲れ様でした。

そしてお世話になりました。

そしてこの薩摩芋焼酎「邑」を何十本も飲んだことでしょう。

いつも南蛮亭では生ビールを1杯飲んだ後、

水割セット(南蛮亭の氷は水割用の砕氷)で

焼酎の水割りを焼鳥と交互にいただき、長い年月が過ぎた。

今まではごく当たり前の南蛮亭の夜の店構えも、

今となっては貴重な記録の写真となってしまいました。

今回は南蛮亭の焼鳥を1本でも多くブロブに残して、

その味、その姿を偲んでみたいと思います。(すごく感傷的です。)

2011-4-23 ~その16~

2017-10-15 ~その16-Ⅱ~

2021-7-24 西口記録写真 参照

当店は浦和駅西口再開発、そして新型コロナの影響(憶測です)で

2022年1月31日、49年間の一途の歴史を終えました。

当店の店内風景。

特にこの小上り座敷では昔、よく様々な懐かしい人達と

喧々諤々の議論をしたものです。

まさに兵どもが夢の跡といった感じを強く持ちます。

そもそも当店との出会いは当店が他の場所でオープンして約1週間後、

深い理由があって山椒を置いている焼鳥屋さんを浦和で探していたところ、

ここで出会ったのがキッカケ。

スミダマンがまだ独身時代の事でした。

あれから49年・・・。

店内には、この場所に移転して約42年間、

全く変えることなく壁に飾られていたしつらえの版画絵。

そして木札のメニュー。

もう見るからに年季を感じます。

この中で2枚目の写真、小上り席の上に飾られていた南蛮屏風の絵を

思い出の記念としていただきました。

 

 

それではここからなるべく多くの南蛮亭の焼鳥作品をアップしてみたいと思います。

これが最初に出てくるキャベツ、大根、セロリ、人参の生野菜スティックのお通し。

これを秘伝の味噌ダレと塩でいただく。

このタレは絶品でした。

当店のセロリスティックでセロリが大好きになりました。

当店の一番の看板メニュー「アスパラ巻」。

これは大将が考えたオリジナルメニューで、

日本だけではなく世界中に拡がった焼鳥の最高傑作。

スミダマン的には焼鳥業界の金字塔と思っている。

初期の頃はこのアスパラを手に入れるのが

本当に苦労したという逸話が懐かしい。

アスパラ巻がNo1なら一時期No2の座を占めていたのがこの「しそ巻」。

これは焼鳥というよりは創作肉串焼。

これも大将のオリジナルメニューだ。

すごいネー。

約50年の歴史で途中から最初のオーダーはこの「手羽先」になった。

他の焼鳥よりボリュームがあり途中からだと重くなり、

旨味が半減するため先頭バッターになった。

これはいつ食べても最高の絶品でした。

前半の歴史ではスミダマンのコースが決まっていて

注文しなくても「いつもので!」と言うだけで出てきた時代があった。

大将の記憶力には敬服したものだ。

それが、このレギュラーの「つくね」と「ねぎ間」。

その当時はつくねは味噌とたれ、

ねぎ間は塩とたれと決まっていて、わがままが通用していた。

なお、当店の仕込みで一番手間がかかるのがつくねだと何度も聞かされた。

この「梅しそ」がまた絶品で最高。

鶏のささみの中に梅干しとしその葉を仕込む。

これはオーダーしてから仕込まれる傑作の1つだ。

アスパラ巻の流れをくむ「オクラ巻」。

オクラのネバネバ、プチプチ感がとても新鮮。

そうそう、各々の焼鳥にはレモンが付き、これを絞り、

お好みで(スミダマンは絶対に)山椒をかける。

そういえば七味唐辛子はかけた記憶があまりないナ。

当店のレバーは小ぶりで上品。

これは塩だがタレも美味しい。

こちらは砂肝の塩。

南蛮亭の長い歴史の中にはいくつかの危機があった。

大きなピンチは鶏肉の仕入れ先の閉店。

素材が変わると南蛮亭の焼鳥の味も全く変わってしまう。

大将は料理のプロとしてどれだけ努力したことか。

しばらくして苦労話を聞かされた。

コラーゲンたっぷりの「とり皮」。

前述の危機を1度だけ舌で体験した。

大将にどうしたの?と聞いたら前述の答えが返ってきたのを思い出した。

ここからは若干ジャンルの違うメニューに入る。

これは「南蛮焼」と称して牛たんのたれ焼。

年を重ねると重い肉類はオーダーから遠くなった。

最も遠くなったのがこの「スペアリブ」。

これはもうステーキ屋さんの世界だ。

逆にいつまでもしぶとく注文を続けたのが「げそ焼」。

最初は注文を迷うのだが、食べてみるとやっぱり旨い。

イイネーとなる。

ここからは軽めの料理「うずら玉子」。

これは後半になぜか食べたくなるシンプルな焼物。

この黒ゴマが効いているんだナー。

「ぎんなん」。

最後の1個だけ皮がむいてあるのはなぜか、とうとう聞き忘れた。

当店には松竹梅のコースがあり、

そのコースに付いている「ししとう、ねぎ、しいたけ」。

通常は2本でワンセット。

このルールを対象は最後まで崩さなかった。

職人根性のすごいのは、この頑固さ。

最近ほとんど食べなくなった「とりわさ」。

他に「かくしわさ」「鳥の洗い」などもある。

コースに付いている漬物(おしんこ)。

これは自家製ですごく好評。

特に大根の漬物は逸品中の逸品だ。

さぁいよいよ〆の段階。

最初から食べ続けたのが三角の焼おにぎり。

これは絶対に他店ではお目にかかれなかった

南蛮亭を代表する逸品の1つだ。

作っているところを何度も近くでじっと見てきたが、

備長炭で何度も何度も焼き上げていく。

表面はカリカリで中はしっとり。

醤油の味が香ばしい。

途中からその旨さを知ったのが「おにぎり」。

これはおにいちゃんの担当で、その秘訣を聞いたら

「女性を優しく抱くように握るんですヨ」との

名文句が返ってきたのを思い出す。

味付けは塩と味の素を手のひらにのせ、水で溶いて優しく握る。

今やスミダマンのおにぎりは、このやり方だ。

〆に忘れてならないのがもう1ジャンルあります。

最近すっかりご無沙汰していた、とり茶漬(500円)、しゃけ茶漬(400円)。

久し振りに食べて鶏ガラスープの美味しさを改めて感じた。

最後に南蛮亭さんの舞台裏を撮らせてもらった。

特にこの焼物の焼場、備長炭で焼くコツ、難しさを大将から聞き、

そのデリケートさにビックリしたのを思い出した。

昨年12月、今年1月はもう二度と南蛮亭の焼鳥が食べられないと思い、

深く舌の内側、脳の中に味を刻みこもうと

幾度も懐かしい人を誇って通ってしまいました。

そして20代から約半世紀、感謝の気持ちを込めて花を置いてきた。

「49年間、美味をありがとう!!」と記して。

 


豚バラと白菜の重ね鍋 ~その25~

2022-02-15 06:36:27 | 料理

この鍋は今やスミダマン家の定番鍋料理に定着したオススメの逸品。

今回はビジュアル的に失敗。

白菜とバラ肉の重ね方を逆にしてしまい、

その美しさを出すことができませんでした。

後日、機会があったら再アップしたいと思います。

このレシピは味の素が出している

「冬のあったか鍋レシピ「ほんだし」活用術~鍋篇~」のもの。

この写真のように豚バラと白菜を重ね、

ミルフィーユ状にするのが正解。

このレシピは現在NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の主役、

小栗旬さんのCMで大好評だったものです。

(材料 4人分)

豚バラ薄切り肉300g、白菜1/2株(1kg)、白髪ねぎ1本分、

万能ねぎ(小口切り)3本分、しょうが(千切り)1/4片分、ほんだし大さじ2、

水カップ6、しょうゆ大さじ2、塩小さじ1/2。

豚バラ肉を食べやすい大きさに切る。

写真の大きさよりちょっと長めの方が良いかも。

白菜を1枚ずつはがし5cm程の幅に切る。

白菜と豚肉を交互に4回重ね、鍋のフチに沿って敷き詰める。

これを3~4回繰り返す。

今回この作業を逆にやってしまった為インスタ映えしなくなってしまった。

反省!!

カップに水、ほんだし、しょうゆ、塩を混ぜ、鍋に投入。

そして鍋を火にかけ、沸騰したらフタをして煮る。

長ねぎで白髪ねぎを作る。

これは我が家にある白髪ねぎを作る道具。

しょうがを白髪ねぎに近づけるよう細く千切りにする。

これでも若干まだ太いかな?

今回は万能ねぎが無かったので、

長ねぎの青い部分を細かく刻んでその代わりにした。

本来は味が変わってしまうのだが、しょうがないか!

豚バラと白菜の上にのせる添え物として白髪ねぎ、

しょうが、青ねぎ(万能ねぎ)を混ぜ合わせる。

豚バラと白菜の重ね鍋の完成でーす。

ちょっと見た目が違ってしまいましたけど。

いよいよ実食。

やはりこの鍋はいつ食べても美味しい。

味はやさしく上品で何杯でも進んでしまう。

そして体もポッカポカ。

冬には最高です。

そしてこの鍋はこれだけで終わらない。

さらにもっと旨いご褒美のシメ雑炊が待っている。

(材料 4人分)

ご飯、ほんだし適量、溶き卵1個分、万能ねぎ(小口切り)適量

鍋に残ったつゆを煮立て、ご飯をほぐしながら加える。

ご飯がつゆを吸ってきたら、ほんだしと溶き卵を加える。

卵が軽く固まったら火を止め、万能ねぎ(今回は長ねぎの青い部分を

細かくみじん切りにしたもの)を散らす。

彩りがアップします。

だしの効いたおいしいシメ雑炊が完成。

これ本当に旨い!!

スミダマン幸せ!といった至福の時間が訪れる。

皆様にも是非お勧めいたします。


浦和エリア旨い店シリーズ ~その572~

2022-02-14 06:24:55 | 食~イタリアン・フレンチ

Restaurant&Bar ONE  STEP  浦和店

さいたま市浦和区高砂2-11-13 新和ビル地下1階

TEL 048-822-7974

定休日 無休

https://onestep.therestaurant.jp

旧中山道沿いのビル地下にあるレストランで、

入口はうっかりすると通り過ぎてしまうような作りだ。

当店は以前紹介した南浦和店(2020-5-11~その475~)の姉妹店で

1994年頃オープンしたようだ。

隣りのビルには最近紹介したうなぎの瀧澤(2021-9-23~その554~)、

韓国料理・焼肉の韓情(2021-9-21~その445-Ⅱ~)がある。

薄暗い地下に降りてお店に入ると南浦和店もそうであったが

かなり個性的な造りになっている。

建築で使われる異形鉄筋で仕切られ、まるで牢獄のようだ。

店内はかなり広く夜はBarに変身するためカウンターは長く、

カウンター前の棚にはボトルが壁のように並んでいて迫力満点だ。

この日は2人の男性が黙々と働いていて、

1人はシェフで遠目に丁寧な仕事をしているのが伝わってくる。

これがランチメニュー。

パスタセット(サラダ・スープ付)は3種類。

ごはんものも豚生姜焼き・鶏の煮込み・カキフライの3種類。

他にワンプレートランチとして自家製チリコンカン(?)のタコライス950円がある。

こちらは本格的メニュー。

サラダ、オムレツ、アラカルト、揚げ物、肉料理、

パスタ、ライス料理、ピッツァ、オーブン料理など、

種類も料理内容も多彩にある。

最近カキフライが食べたくて

「サクッと大粒カキフライ」1,060円を入口のところで既に決めて入店即注文。

メニューに書かれた大粒というより中粒くらいのカキフライ5個と

漬物として大根、きゅうりの酢漬け、ポテトサラダに別途サラダ、

それにコンソメスープが付いていた。

味の方は特別なインパクトもなく、可もなく不可もなくといったところか。

 

 

 

 

 


トマトのバター炒め卵とじ ~その24~

2022-02-12 06:32:04 | 料理

スミダマン母への差し入れ。

前回~その23~「ゆで豚バラのおろし和え」と

今ハマっている京都野呂本店の「千枚漬」、

そして今回のレシピ「トマトのバター炒め卵とじ」。

このレシピは毎日のように「スミダマンのほのぼの奮戦記」に

アクセスしてくれている「シーマンさんの趣味のブログ」に

載っていたものを参考に作らさせていただきました。

シーマンさん!スミダマンも毎日楽しみにブログを拝見させていただいております。

トマトを8等分から16等分に切る。

溶き卵、この日は4個。

フライパンにバターをひく。

フライパンの中にトマトを入れ、バター炒めにする。

トマトを程よく炒めたら溶き卵を入れる。

卵が概ねとろふわになったら完成です。

今回は味付けに家にあったクダンジスパイスオリジナルを入れてみました。

これがスパイス調味料の「クダンジスパイスオリジナル」。

製造者は佐賀県唐津市の宮島醤油(株)。

最後の仕上げにスミダマンの好きなグリーンピースを入れて彩りを添えてみました。

このレシピはものすごく簡単シンプル。(シーマンさん申し訳ありません。)

しかしトマトの酸味と卵のまろやかさが相まって

味はとても優しく奥深い旨味を感じる逸品だと思います。

読者の皆様にシーマンさんに成り代わってオススメいたします。

 


浦和エリア隠れた名店シリーズ ~その26~

2022-02-11 06:47:05 | 地元企業

Mr.ミート 浦和店

さいたま市浦和区東仲町1-19

TEL 048-711-9529

定休日 日曜日

営業時間 12:00~19:30

https://mrmeaturawa.wixsite.com/mr-meat

浦和駅東口、東通りの商店街に入って徒歩2分、

豚肉をメインに牛肉、鶏肉、そして揚げ物に絞って販売している肉屋専門店。

さいたま市食肉中央卸売市場から直送。

そして何と言っても埼玉県加須産の香り豚販売が当店の売りだ。

当店は「安心・安全・美味しい」を提供するために

国産の牛・豚・鶏肉しか扱っていない。

そして毎日が特売・安心価格を目指して、

浦和のディーン・フジオカを自称している

明るいMr.ミート店長(写真に写っている若大将)は頑張っている。

こちらの棚には天狗ハムのウインナーソーセージ、

鶏レバーのしぐれ煮、そして現在ハマっている香り豚手作りチャーシューもある。

前の写真のケースも併せて豚バラ、豚ロース、スペアリブ、豚モモスライス、

肩ローススライス、豚トントロ、豚挽肉、牛豚合挽肉(国産牛6、香り豚4)、

牛肩ロース、国産鶏ささみ、国産鶏もも、国産鶏レバーなどを扱っている。

こちらがハマっている香り豚手作りチャーシュー 100g 269円(税込)。

口に入れると最初にしょうがのさわやかな味が広がり、旨いですヨ。

ショーケースの上にはお鍋のつゆ(キムチ鍋、塩麴仕立て豆乳鍋、

塩ちゃんこ鍋、もつ鍋など)各288円(税込)や、

すきやきのたれ398円、しゃぶしゃぶのたれごま303円、

晩餐館焼肉のたれ焙煎にんにく198円なども売られていた。

当店の一番の売り商品、埼玉・加須 松村牧場の香り豚の幕と

農場HACCP認証書。

ここの香り豚は徹底したクリーンな環境と

良質な丸粒とうもろこしを食べさせて育てているので

甘みのあるジューシーでやわらかい食感が自慢の豚で

週120頭程度しか出荷されないとの事。

認証書の隣りには牛の副生物、部位別各称の一覧表が表示されている。

お伺いした時間は午後1時前でMr.ミート店長曰く

「これから揚げ物の準備に入るので忙しい」とか。

メンチカツ150円、牛肉コロッケ100円、鶏からあげ140円、

厚切りロースカツ400円、コーンボール40円、ホタテフライ50円、

厚切りハムカツ150円、チキンカツ150円の表示が

各揚げ物の登場を待っているようだ。

 

 

 

 

 

 


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編374~

2022-02-10 06:30:08 | 食~番外編(都内)

スパゲッティ専門店 アンクルトム

東京都渋谷区恵比寿1-14-7 山本ビル1F

TEL 03-3442-1934

定休日 日曜日

https://spaghetti-uncletom.com/

恵比寿エリア旨い店シリーズ第6弾です。

第5弾に続いて恵比寿駅西口徒歩3分。

食べログで3.61という高評価のスパゲッティ専門店です。

周辺には飲食店が多くあり、ランチタイムには

ビジネスマン・OLで大変賑わうエリアにある。

当店もご覧のように列ができている人気店。

この日は暖かい日でちょうど陽だまりになり、

ポカポカして並んでいるのが苦にならなかった。

冷たい風がビュービュー吹いている日は辛いですよネ。

当店の注文システムは外で並んでいる時にメニューを渡され、

事前にオーダーを決める合理的なやり方。

ご覧のように75種類もある多彩なメニューが並び、

見ているだけで楽しくなってくる。

外の立て看板にはオリジナルメニューか?

冬のメニューとしてカキのメニューがプラス4種書かれていた。

一般的にはパスタという表現が普通だが、

当店は昔のスパゲッティという表現を使っていた。

何かこだわりがあるのだろうか?

中に入ってみると当店は小さなお店。

カウンター席とテーブル席で18席。

しかもカウンター席は飛び飛びに空席を設けソーシャルディスタンスを取っていた。

店全体がホッとする年季が流れ、とてもいい感じ。

その上BGMはビートルズの曲だけが流れて、もう待っている間も最高の店だ。

カウンターの中が厨房のオープンキッチン。

白い帽子をかぶっている人がオーナーシェフのようだ。

このカウンターの先に大きな大釜がチラッと見えるが、

シェフがスパを投入する技術は、ほれぼれと見とれてしまうほど素晴らしかった。

まるでマジックを見ているかのようで

後ろから背中越しに投げ込んでいたのにはビックリした。

そしてオーダーされたスパを続々作っていくリズミカルな姿は

まさにプロフェッショナルそのものであった。

スパが茹で上がるまで多少の時間がかかるが、

目の前でプロの技を見ているとあっという間に時間が過ぎていった。

事前に当店の売れ筋を調べてから行ったので、

外でメニューを渡されても迷わず「タラコとウニと青シソ 1,210円」を注文した。

スパは完璧なアルデンテ。

程よいコシがあり、とてものどごしの良いスパだ。

タラコとウニの相性も抜群でそこに青シソと刻みのりの旨みが絡んでくる。

この値段でサラダ、飲み物など何もつかないが、

このスパ1品だけで納得のランチでした。

テーブルにはスパゲッティ屋さん特有のタバスコ、粉チーズ、

そしてグリーンの粉末(イタリアンパセリか?)が備え付いて置いてあった。

当店のある意味最大の特徴は店内すべてビートルズ、

特にジョン・レノンで包まれていること。

たまたま座った頭の上にはジョン・レノンの作詞した

「I’m So Tired」の版画が飾られていた。

実はスミダマンも「Woman」を持っています。(自慢かな?)

 

 

 


市立小学校トイレ改修工事

2022-02-09 06:11:24 | お仕事

現在さいたま市は学校施設リフレッシュ基本計画に従って

第2期の計画実行を進めている。

当社は今年度、さいたま市立高砂小学校と道祖土(さいど)小学校の

便所改修工事を受注し、今月の完成に向けて鋭意工事を順調に進めている。

当校は昭和50年4月1日に設立された公立小学校で

「心豊かでたくましい道祖土っ子の育成

ー 認め合い、学び合い、高め合う -」を目指している。

また、校舎には「明るい あいさつ さいどっ子」

「心のふるさと道祖土小」のスローガンの横断幕が張られ、

正門への通りは「あいさつ通り」と称し、

あいさつで心の花をさかせよう、心を潤す4つの言葉

「おはようございます」「はい」「ありがとうございます」

「ごめんなさい」を遂行しているようだ。

本当に素晴らしいことだ。

この小学校の特色はグランドがA、B、2つあること。

南門の辺りには学校ファームがあり、その中にニュートンのリンゴがある。

管理棟と体育館の間のエリアには「投げぞう君」というのがあるらしい。

一体それは何?

給食室の隣りにある小さなユニットハウスの

現場事務所と職人達の控え部屋。

現場事務所は1日陽が当たらず本当に寒いと現場所長がこぼしていた。

また、人2人が入れば一杯の狭さにこれも大変ですと言っていた。

この写真集は着手前の各階のトイレ。

やはり今までは和式がベースになっていたようだ。

これまでの小学校の便所は「臭い・暗い・汚い」の3Kで、

慣れない和式トイレのためトイレに行けない症候群の子どももいるとか。

今回の便所全取り替え工事はシステムトイレ方式を採用。

完成すれば「キレイ・快適・かっこいい」新3Kに生まれ変わり、

既に終了した市立高砂小学校は大変好評のようだ。

システムトイレにおけるライニングユニットは

器具・配管・フレーム・甲板・前面板からなる

トイレ空間を構成する重要なパーツです。

あらかじめ工場生産された部材を搬入・組み立てするので

品質にバラツキがない。

また、器具の露出が少ないので空間をすっきり仕上げることが可能。

建物の水まわり空間を合理的に構築するシステム工法という

素晴らしいシステムを採用している。

今回の道祖土小学校のシステムは(株)LIXILを採用している。

施工業者はメーカーの指定業者が担当しているとの事。

スピーディかつスムーズな工法はまさにリニューアルにぴったり。

1、乾式工法なのでトイレのリニューアルに最適。

床上配管なので階下を閉鎖せずに工事が可能だ。

2、全体工程を大幅に短縮できる。

3、廃材・騒音も少なく施工時も安心。

4、高いメンテナンス性がある。

5、現場では据え付けるだけでOK。

6、維持管理費を削減し、管理の手間を軽減できる。

こんな特色がシステム工法にある。

これが職人さんが使っている工具及び材料。

これを見るだけで頼もしくかっこ良く思えてしまう。

こちらの写真集は10月に工事完了した

市立高砂小学校のビフォー・アフターの写真。

本当にキレイでかっこいいトイレに変身している。

因みに市立高砂小学校は、さいたま市で一番古い小学校で、

一昨年創立150周年を迎えた。

そしてスミダマンの母校だ。


浦和エリア旨い店シリーズ ~番外編373~

2022-02-08 06:25:38 | 食~番外編(都内)

板蕎麦 香り家

東京都渋谷区恵比寿4-3-10 中出センチュリーパーク1F

TEL 03-3449-8498

定休日 なし

https://www.foodgate.net/shop/kaoriya.html

恵比寿旨い店シリーズの第5弾は蕎麦屋さんです。

恵比寿駅東口から徒歩2分。

第5弾にして初めて西口から東口方面にやってきました。

狭い路地にぽつんと1軒。

普通なら通り過ぎてしまいそうな感じですが、

よく見ると渋い作りの田舎蕎麦店。

行列の絶えない人気店ということでご覧のように前にウエイティング客4名、

しばらくして後ろにも4名、列をなしていた。

当店以外に系列店としてなんと広島に2軒あるとか。

そして恵比寿の人気うどん店「うどん山長」も系列だそうだ。

木を基調にした内装で心の和らぐ素朴で趣きのある店内は、

しっとり落ち着いていていい感じ。

店内のテーブルは大中小と様々な大きさがあり、

(14人掛け、8人掛け、4人掛け、2人掛け各1卓ずつ)全部で28席ある。

当店が人気店であるのはこの雰囲気でもわかる気がする。

各種板蕎麦の御品書。

蕎麦はこだわりの東北山形の田舎蕎麦で太い蕎麦と細い蕎麦どちらかを選べる。

蕎麦屋で一杯、酒を呑むのは落語でも出てくるが、通な人の呑み方。

ここはそんな粋蕎麦酒肴が7種用意されている。

仕事がなかったら1杯やりたかったナ!

こちらはランチメニュー。

ちょっと迷いもあったが天ぷらそば切り1,530円をお願いした。

天ぷらは大海老2本、鶏しそ巻き、野菜三種。

蕎麦の太さは細いものを注文。

この天ぷらも最高で、とりわけ鶏しそ巻きの味と食感は新鮮だった。

この辺りではあまり見かけない板蕎麦は蕎麦を入れる器の代わりに

保存用の板箱をそのまま器に使ったところ、

見た目の意外性が大変喜ばれたということで使われている。

また、ランチタイムのサービスとして

鶏五目の炊き込みご飯がおかわり自由で付いていた。

壁の高いところに神棚と思いきや、蕎麦の器や道具が飾られていて

とても目に付いたのでパチリです。

 

 


ゆで豚バラのおろし和え ~その23~

2022-02-07 06:28:28 | 料理

道場六三郎レシピの第6弾、「ゆで豚バラのおろし和え」の完成でーす。

自己評価点は90点とハイレベル。

それにプラスアルファ、器の大胆な美しさが目を引きます。

これが道場六三郎のレシピ写真。

この本のレシピ内容は本当にシンプル。

食材の分量はいっさい書いてない。

しかし料理のポイントはしっかり伝えている。

「器っていろいろあるね 盛りいいのもあるし 持ちがいいのもある」・・・?

それでは仕込みスタート。

きゅうりを細く切る。

言うのは簡単だが、なかなか道場の写真のように細く切るのは難しい。

このきゅうりのポイントの1つは歯触りを楽しむことか?

材料は豚バラ肉の塊ということだが、今回肉屋さんに行っても格好なものが見つからず、

豚スペアリブ(肩バラ)が一番近かったのでこれを買い、使用した。

後日、他の肉店に行ったらまさに豚バラの塊があり、ガックリきた。

食材を買うにも執念がいる。

豚バラ肉を食べやすい大きさに切り、片栗粉をまぶす。

この時、ある程度塩を強く振らないと後で豚バラを茹でるので味が美味しくならない。

これはこの料理の大事なポイントだ。

片栗粉をまぶした豚バラ肉を沸騰した湯で湯通しする。

湯通ししたら次に冷水に放し、すぐ引き上げておく。

道場六三郎の魅力、多くのソース(スミダマンが作っただけで26種もある)の

中の1つ、合わせポン酢を作る。

これは大根をおろしてポン酢を加え、レモンを絞る。

湯通しした豚バラ肉をこの合わせ酢で和える。

さぁ、次はこの料理の目玉、パプリカの器作り。

今回は料理の見栄えを考えて黄色とオレンジ色のパプリカを用意した。

パプリカを中2段が大きくなるよう4つの輪切りにし、なかのタネを取り出す。

いよいよ盛り付け。

パプリカを元の形に重ね合わせ、細く切ったきゅうりを入れる。

その上に湯通しした豚バラを入れ、飾り的にきゅうりを上にあしらい、

合わせポン酢を少々かけて完成です。

今回のパプリカはあくまで飾り物器です。

ビタミン豊富なので後で他の料理の食材に使って下さい。

また、カラーコーディネートとして黄色とオレンジ色の2種類を作ってみましたが、

スミダマン的には黄色が映えるような気がしました。

味の方は豚バラのおろし和えが、和のテイストがしてとても美味しい。

これにきゅうりを付け合わせるだけでも美味しくいただけます。

見た目はずっと落ちますがね!

 


マリモの死 Ⅳ

2022-02-05 06:48:55 | 自然

(2016-11-12付ブログ 道東の生き物)

今から約5年前、さいしん旅の生きがい大学で網走市にあるオホーツク流氷館で

クリオネ付マリモを買った日から物語は始まった。

その前は会社の机上でフィッカス・プミラという

植物を世話していたが、これを枯らしてしまった。

枯れたフィッカス・プミラ

(2012-12-27付 ブログ参照)

マリモを見た時、仕事のストレスを一瞬でも忘れるように

また生き物を飼う気になった。

マリモはそもそも球状集合体でできた淡水生の緑藻の一種で、

その旅で訪れた阿寒湖のマリモは国の天然記念物で有名だ。

2年目のマリモ

(2017-10-23付 ブログ参照)

3年目のマリモ

(2018-10-31付 ブログ参照)

もこもこしていてかわいい緑色のマリモ。

まるでペットのように愛着を感じて育ててきました。

週1回、毎週月曜日に蒸留水で水換えをし、

北海道で買ってきた「マリモのごはん」をあげてきました。

しかし徐々に美しい緑色が濁り、丸い姿がデコボコになってきて、

その変化にガッカリしてきました。

そして昨年の秋ごろからご覧のように生気を感じないようになりました。

水換えもその頃から怠るようになり、

今日この頃になったという次第です。

マリモは水温10~20度の冷たい水を好み、30度を超えると枯れてしまうといいます。

デスクの上は時々直射日光が当たり、

これが弱ってしまう原因にもなったのかもしれません。

表面が徐々に茶色から黒っぽくなり、

もう見た目に枯れかけてきている、

あるいは枯れたと言ってもよいかもしれません。

長年デスクの一角に癒しのオーラを放っていた3つのマリモちゃんともお別れです。

近々、会社の花壇に埋葬しようかと考えています。