「米中の対立と日中関係の新展開 -米中関係の行方と中国経済の課題-」と題して、
東京財団主席研究員の柯隆氏の講演を聞いてきた。
米中貿易摩擦、香港問題など、中国をめぐる状勢は先の読めない状況が続いている。
中国の現地事情に精通されている柯隆氏に
メディアでは掲載されない中国情報を話していただいた。
氏は1963年、中華人民共和国・江蘇省南京市生まれ。
88年来日、愛知大学法経学部入学、92年同大卒業。
94年名古屋大学大学院修士課程修了(経済学修士号取得)。
長銀総合研究所国際調査部研究員(98年まで)。
98~2006年富士通総研経済研究所主任研究員、06より同主席研究員を経て現職。
氏は最初に香港問題について語った。
香港問題をどのように見たら良いのか?
香港は暴力的な国際都市になってしまったのか?
運命は1984年12月19日に決まってしまった。
英国のサッチャー首相が中国の1国2制度を受け入れ、
50年間変わらないという香港基本法を認めてしまったからだ。
本当は英国の連邦にすべきだった。
これで香港の中国化は避けられなくなった。
そして、今迄の国際金融センターにはもうなれない。
金融に精通するエリートは他の国へ移民してしまった。
東京は日本語だしハンコの習慣があってセンターには成りきれない。
漁夫の利はシンガポールが得ることになる。
これからの香港は不安定になる。
又、氏は本当の話として中国人は中華街が無い、
香辛料の強いインドカレーが食べられない(半分国家機密)為
インドには行かないとも言っていた。
次に米中簡易戦争についても語った。
トランプと習近平は暫定的合意に持っていきたい。
習近平はすごく悩んでいると思う。
貿易対立の本丸はハイテク5Gだ。
因みに道路に例えれば4Kは1車線の高速道路、
5Gは100車線の高速道路みたいなものだ。
中国はほぼ5Gはほぼ完成しているのでペンタゴンの暗号が解読される恐れがある。
日本はポスト5G、アメリカは6Gの企画をしている。
今の中国では何が起きているのか?
経済はものすごく低迷している。
あらゆる産業はゼロあるいはマイナス成長かもしれない。
中国の財政は財源が枯渇しつつある。
税収が延びない。国民の納税意識が上がらない。
なぜ上がらないのか?
共産党幹部は巨額のワイロをもらい、所得調査ができていない。
ITはアメリカも韓国、中国、日本も進んでいるが決算方法は違う。
アメリカはクレジットカードでキャッシュは使わなくなった。
日本人は現金愛用、中国はスマホ決済だ。
クレジットカードは信用カードなのに中国では現金は40%ニセ札。
信じていたものが失われたため、信用は無い。
昔の中国は古典文化を信じていたが文化大革命により破壊された。
例えば儒教の聖地では孔子の頭蓋骨を掘りかえしてしまった。
その掘りかえした紅衛兵が今の指導者に成っている。
今迄の中国の40年間は良かったが、現在は谷間の中、閉塞感が漂っている。
今の中国は信用が崩された社会でこれは時限爆弾だ。
強い国の定義は3つ備える事だ。
①中国の経済力は弱い所もある。底辺の力を強化するのに50年はかかる。
技術力のベース科学にはあと100年かかる。
因みに日本には戦前からの蓄積がある。
②軍事力は最適化していないと国が崩壊する。
③最も重要なのは文化力、文明の力だ。
文化、文明はアイデンティティだ。
日本は昔、唐王朝西安(長安)に遣唐使を送っていた。
その中国が今、日本の文化を楽しみにしている。
自由のない所に文化は起きない。
中国では今、グーグルが使えない。
統制力強化は文化力ではない。
中国は謙虚に成ることが苦手だ。
以上を考えると中国は強国になれないのでは。
では日本は中国人とどう向き合ったら良いのか?
結論は向き合わない方が良い。
そして氏は日本の若者に対して言及した。
日本の若者は動物園の動物。
中国の若者はサファリパークの動物。
このままでは日本人は中国人に食べられてしまう。
日本の国力強化は人材育成だ。
もう一度デザインを仕直した方が良い。
cash is 40% fake?
Don't you have any common sense?
Are you talking a country on mar?
I am not sure if there is a single country on earth where cash is 40% fake !