キッコーマンの図案は吉川市で醤油販売業をしていた
鈴木萬平が香取神宮にあやかって考案しました。
1820年頃、キッコーマンの創業家の一つ「茂木佐平治家」に
譲られ、しょうゆの銘柄として使われるようになりました。
キッコーマン野田工場のシンボルのタンク1917年に千葉県野田
の醸造家たちが合同して「野田醤油㈱」を設立、1964年に
「キッコーマン醤油㈱」1980年に「キッコーマン㈱」
と社名変更して今日に至ってます。
なぜ、野田で本格的なしょうゆの大量生産が始まったかというと
このあたりは気候がしょうゆづくりに向いており
原料が手に入りやすく
さらに利根川や江戸川など舟運の便がよかったから。
そしてなんと言っても江戸という大消費地に近かったから
「御用蔵」現在も宮内庁にお納めするしょう油を醸造しているそうです。
今でも1939年建設当時の道具や装置を使っているみたいです。
野田工場内にある「もの知りしょうゆ館」見学所要時間は約60分
事前予約制で無料。帰りにおみやげまでいただきました。
容器の変遷などの資料展示。
しょうゆの製造工程を映像や展示で紹介しています。
もろみの熟成の様子やしょうゆの色、味、香りを体験できます。
貴重なものが沢山ありましたが撮影禁止で紹介できないので残念です。
しょうゆの原料は大豆(アメリカ)と小麦(アメリカ、カナダ)それに
食塩(日本、メキシコ)でできています。
製造方法は江戸時代の中頃、18世紀には完成し
基本的にはこの製法が今日でも受け継がれているそうです。
もろみの大型タンク。昔からしょうゆづくりには「一麹、二櫂、三火入れ」
という言葉があり、この3つの工程が特に重要で
難しいといわれているそうです。
今はすべて機械化されているそうですが、それでも
しょうゆができ上がるまで6~10カ月間かかるそうです。
こんなにも手間暇がかかっているとは知りませんでした。
キッコーマングループの作っている商品
デルモンテのケチャップ、マンジョウのみりん、マンズワイン
もそうだとは初めて知りました。
御用蔵醤油と生しょうゆ。普段なかなか手に入らないものを
売店でおみやげとして買ってきました
御用蔵醤油は天皇陛下も使っていると思うと
畏まってしまいます。