スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

寺島実郎 日本総合研究所理事長

2015-02-16 07:44:52 | レポ

さいたま商工会議所新春懇談会で最近TV出演が多い

寺島実郎氏の講演を聞いて来た

氏は昭和22年、北海道生まれ

早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了後

三井物産入社。米国三井物産ワシントン事務所長

三井物産常務執行役員

現在、一般財団法人日本総合研究所理事長

多摩大学学長、(株)三井物産戦略研究所会長を務めている。

又、経産省、国交省の委員も務めて活躍されている。

講演のテーマは「世界の構造転換と日本の進路」

氏はまず、会社経営について語った

・我々は環境の子、経営者とは生きている時代を懸命に捕まえようとする。

故に経営とは時代認識のことである。

・氏がまとめた「時代認識と提言」

2015年新年号資料集を使って一見、訥々と

しかし内容は、切り口は鋭く、重いものであった

・まずアジアダイナミズムを正しく理解する必要がある

そうでないと時代が見えなくなる

もはや、パーヘッドGDPで日本がアジアの先頭ではない。

2013年の日本のPHGDPは3.8万ドル、注目すべきは

シンガポール5.5万ドル、香港が4万ドルに成ろうとしている。

日本はアジアで3位にまで下がってしまった。

・グレーターチャイナ(台湾、中国、香港)+韓国がポイント

日本は内向きに成っており、台湾から言わせれば

「日本に覚悟ができているのか?」と

・現在日本はリフレ経済、金融ジャブジャブで身の丈の倍の生活をしている

・片やドイツモデル、超緊縮政策で財政黒字化を目指している

・日本とドイツは物づくり国家であってマネーゲーム国家ではない

産業構造が似ているのに全く逆の政策をとっている

・氏はアベノミクスに対して、批判的だ

金融危機的臨界点が迫っているという

・「脱・工業生産力モデル」の実体化展望を拓くことが重要だ。

・サービス産業の高度化が不可欠

・その為の物語をつくる構想力が雌雄を分ける


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