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スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

大宮第2公園

2021-03-06 06:59:17 | 自然

2月13日(土)大宮第2公園にある梅林の紅細並木。

この梅園の見どころは520本ほどある各種の梅の木。

2月は恒例の梅まつりが行われるが、今年はコロナ禍の中で残念ながら中止になった。

通称、大宮公園とは氷川神社周辺の大宮公園と産業道路を越えた所にある

大宮第二・第三公園の3つのエリアに分かれている。

管理はすべて県(公財 埼玉県公園緑地協会)が行っている。

今回のブログはその中の大宮第二公園についてだ。

この公園は昭和55年にオープンし、総敷地面積は約22haある。

これが公園案内図の左上の一部の梅林の全景。

満開にはちょっと早かった。

梅林の中でも一際目立った3分咲き位の「曙枝垂」というしだれ梅。

この木の周りにはアマチュアカメラマンが盛んにシャッターを切っていた。

同じく黄色の可愛らしい蝋梅の周りにも本格的カメラを持って

三脚で撮っていたアマチュアカメラマンが数名いた。

園内にはこのように車椅子に乗った高齢者の方が早春の風景を楽しむかのように

付き添いの方に車椅子を引かれて梅の花をしみじみと眺めていた。

年配者の方には長い人生背景の中で特別な思いで見られているにちがいない。

こちらの高齢者のグループも介護施設のマイクロバスに乗って梅を見に来られていた。

施設の方々はコロナ禍の中で巣ごもり生活を強いられ、

さぞストレスがうっ積されているにちがいない。

この紅白の梅は白い梅が雪月花、紅の梅が大盃と名付けられているようだ。

少年と梅の花。

この少年は幾度も幾度も梅の枝を鼻元に引き寄せ、

香りを楽しんでいたのが印象的であった。

梅林内の賑わい風景。

この梅は老木らしい幹で樹に風格を感じる。

当公園がオープンして約40年も経っているのにここに来たのは初めて。

しかもその存在すら詳しく知らなかった。

来てみればなかなか雄大で美しい造形美の空間が広がっている。

基本的な機能は芝川の調整池ということだが、

かなりよく考えられていて設計造成されたという印象を持った。

管理事務所から菖蒲田を過ぎ一段下がった芝生の広場の中心に

まるで城の石垣のようなものがある。

又、その上には桜の木が植えられ、

花が咲いた時はさぞ素晴らしい空間になっていることだろう。

今は枯れた畑のようだが、6月中旬頃になるとこの田んぼには

沢山の菖蒲の花が咲く菖蒲田になっている。

その中をジグザグの木道が横切り、子供にとっては楽しい遊具の道となっているようだ。

今、都会に無くなってしまった土の道。

土の感触、においは人間にとって言い知れぬ気持ち良さがある。

人は土から生まれ土に帰るというが、ここには都会で忘れていた人間の原点がある。

そして土の広場に一本、子供達が登りたくなるような枝振りの大木があった。

昔、子供の頃、ターザンごっこと称して木登りをして、

子供の夢想の世界に浸っていた頃を思い出してしまった。

自然に触れるとはこういうことだ。

別所沼のようにメタセコイアの並木道はよく見るが、

ここのように広々とした芝生地にポツンポツンと茂ったメタセコイアの大木は

また違った美しい造形美の空間を作り上げている。

もともとこの公園は芝川沿いの調節池として造られた。

この公園の素晴らしさは、ただ築造されただけでなく

この瓢箪池をはじめ深い遊水地の底の方まで遊歩道を作り、

庭エリアに広い芝生広場を設けているのが素敵な空間となっている。

又、遠くに目を向けると、さいたま新都心の超高層ビルが見え、

まさに「とかいなか」風景だ。

瓢箪池の中にはご覧のような飛び石があり、

親子連れ、特に父親と娘のファミリーが渡っている姿はホノボノした空気が漂い

アットホームな風情を感じる。

一方、瓢箪池ではこの様に釣り竿を垂れている人が多勢いて、

これまた一つの風景を作り出している。

そういえば本当に久しく釣りなんてしていないナー。

こちらはアマチュアカメラマンが池の縁でのんびり横になって

時の流れに身を任せている一枚。

池の周りは陽だまりになって気持ち良さそ~。

池の周りに造られている中段の遊歩道。

ここは遊歩道が低・中・高と3段になっていてこれも素晴らしい造りだと思った。

大宮第二公園の隣には芝川が流れ、

その向こうにはさいたま市大宮体育館があり、

手前隣りには市営大和田公園があり、流れるプールなどの施設もある。

又、第二公園、第三公園には22面ものテニスコート、軟式野球場といった

スポーツ施設をはじめ、茶室や展示ギャラリーなど多数あり、

スポーツや文化を楽しめる施設が充実している。

一番高段の遊歩道は「香りロード」と名付けられ、

四季折々の花や木の香り等を見て触れて聴いて楽しむことができる。

 


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