スミダマンのほのぼの奮戦記

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トロギール旧市街地観光 (クロアチアの旅 前編)

2019-09-14 06:06:19 | 旅 ~海外

紀元前3世紀にできたギリシャ人植民都市がトロギールの街の始まりで、

11世紀には司教区ができ、自治権を持つ都市として繁栄した。

島ではあるが陸地とこの橋で繋がっており、周囲は城壁で囲まれている。

これがトロギールの地図で、現地ガイドさんに説明を受けている所。

ご覧の様に中世のままの旧市街は小さな島で、

1997年に世界遺産に登録されている。

ここが旧市街地の入り口となる北門。

この島は南北500メートル、東西1キロメートルで

約2時間もあれば一回りすることができる。

アドリア海から吹く風がとても心地よい。

トロギールの豊かな文化は古代ギリシャ、古代ローマ、

ヴェネツィア共和国の影響で生み出されたもので、

このすり減ったライムストーンの石畳にもなんとも言えない味があり、

長い長い歴史を感じさせる。

トロギールの最大の見どころはこの聖ロブロ大聖堂。

13世紀から15世紀にロマネスク=ゴシック様式で建てられた。

扉に彫られたアダムとイブの像は

クロアチアの宗教美術を代表する傑作だそうだ。

大聖堂の両側に軒を並べる石造りの建物からは歴史が伝わってくる。

観光の中心イヴァン。

バヴァオドゥルギ広場に建つ15世紀に建てられた時計塔。

右隣は15世紀以来の彫刻と柱頭装飾な柱で支えられたロッジア。

(中世の集会所、涼み廊下。)

現在は周りにはレストランのテラス席が張り出され、

一休みするのにちょうどよい空間となっている。

時計塔の左にある市庁舎。かつては宮殿であった。

その中庭にはヴェネチアン=ゴシック様式の階段や窓がある。

窓枠を埋めた石は昔、監獄で使っていた時代の名残り。

賑やかな広場から一歩中に入り込んだだけで

ひっそりとした空気が漂っていてタイムトリップ感満載だ。

クロアチアの海岸沿いの街はこの夏は暑い。

その為か、各街には評判のアイスクリーム屋さんが多い。

この店もガイドさんによると有名なアイスクリーム屋さんだそうだ。

17世紀に造られた城門(南門)を出るともうそこは港。

中世から急に現在のモダンな船を見ると時のギャップに戸惑ってしまう。

トロギールはクロアチアのスペリト=ダルマチア郡の港町で、

アドリア海に面し2300年に亘って続く

植民都市としての伝統で人々を魅了してきた。

ここは中欧でももっとも保存状態のよい

ロマネスク=ゴシック建築群がある所だ。

ヴェネチア統治時代の15世紀に造られたカメルレンゴ要塞。

この建造物はいくつもの教会を見てきたので

とてもインパクトの強い建物に思えた。

やはりここも狭い路地が長い人間の営みを訴えてくるものがある。

今回の旅のテーマの1つは「路地」だと思えてきた。

又、北門を出てトロギールの新市街の入口に青空市場がある。

ここにはクロアチア産のいろいろな名物・物産が安く売られていた。

1つはラベンダーの香り袋。

又、いろいろな花から採れた蜂蜜。

地産の果物、野菜、そして試飲ができるクロアチアワインなどだ。

その中でもサッカー所のクロアチアのユニホームも山のように売られていた。

やはり背番号10のモドリッチのものが目立つ。

ランチのレストランからトロギールの街へ行く途中の

エメラルドグリーンのアドリア海の風景。

これからもこんな風景が続いていくが、夢のような美しさに感動した。