スミダマンのほのぼの奮戦記

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浄妙寺

2019-01-27 06:52:28 | 旅 ~国内

市の中心部から横浜市の金沢に抜ける金沢街道沿いにある

浄妙寺は鎌倉五山第五位の由緒ある臨済宗建長寺派の禅寺だ。

建立は文治4年(1188年)、山号は稲荷山で鎌倉33観音の

第9番に成っている。現在でも付近一帯の地名は妙という字は

変わったが「浄明寺」という。

浄妙寺境内の案内図。浄妙寺は源頼朝の伊豆挙兵以来の重臣、

足利義兼が、退耕行勇を開山として建立した。

行勇は源頼朝や政子が帰依した高僧だ。

室町時代には境内に23の塔頭を持つ大寺院であったが

現在は総門、本堂、客殿、庫裡が残っているのみである。

本堂の奥にある鎌足稲荷神社は鎌倉の地名の由来になったとされている。

浄妙寺という寺名は足利貞氏の法名をとって付けられたと言われている。

この本堂は江戸時代中期の建物だが、仏壇周辺などには

室町時代の材が用いられている。

天正年間(1573~1591年)に建立された喜泉庵は平成3年に復元された。

ここでは枯山水の庭園を見ながら茶室で茶菓を楽しむことができる。

ご覧の様にお抹茶と干菓子で600円だ。

本堂の裏には鎌倉幕府の有力御家人足利貞氏の三男、

室町幕府初代将軍足利尊氏の同母弟、足利直義公の墓がある。

作務衣を着た女性が落ち葉を掃いている姿を見ていると

時の流れがゆっくりゆっくり流れていて、いかにもお正月ののどかな風景だと感じた。