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スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

春よ来い 早く来い

2021-03-04 06:31:21 | 自然

なぜかこの時期になると早春を告げるブログを書きたくなる。

先週も河津桜の速報情報をアップした。

今回もコロナ禍の中、単に季節の春ではなく、コロナワクチンも始まることだし、

心の春が来ることを期待して春をアップしてみた。

我が社の近くで藤右衛川の暗渠道のキンモクセイの並木道に咲いていた蝋梅の木。

(2月11日(木)撮影)

12月から2月にかけて蝋でできたような甘い香りの花を咲かせる蝋梅(ロウバイ)。

この木の花が好きで2回程庭に植えたが、

思ったイメージと違うのでよけい外の木がうらやましく美しく見える。

産業道路、大宮公園エリアを左に行くと大宮第二公園がある。(詳細は後日アップします。)

この公園は正直知らなくて、今回初めて来た。

その一角に梅林があり、まさに見頃を迎えていた。(2月13日(土)撮影)

この紅梅は、べにぼたん(紅牡丹)という種類らしい。

この梅林でも一際目立っていたのが曙枝垂というしだれ梅。

この梅には多くの人がカメラを向けていた。

因みにこの日は気温16度というぽかぽか陽気の気持ちの良い日でした。

梅林の中でこの一角には蝋梅(ロウバイ)が咲いており、

ピンクと黄色の素晴らしいグラデーションに

本格的なカメラマンが三脚を立てて盛んにシャッターを切っていた。

やはりロウバイをアップで撮ってみるとかわいらしい花だと思う。

ウメ(梅)はバラ科のサクラ属に属し、その昔、分布は中国に多くしていた。

昔、ウメは薬木として渡来。

園芸品種が極めて多い為、果樹、盆栽などにも使われている。

梅の幹からポツンポツンと1輪2輪の愛らしい赤い梅花が咲き始めていた。

これには枝に咲いている梅の花とは思いがちがう健気なものを感じてしまう。

梅林の隣りのエリアには今は枯れているが

一斉に咲いたらさぞ圧巻だろう、あじさいのエリアがある。

その境目にその辺り一帯を圧倒する一本の巨木があった。

スズカケノキ科のモミジバスズカケノキ太幹3本だ。

大きく剥ける樹皮、葉っぱは切れ込みが入り、今は針のような実が付いている。

この樹は別名「プラタナス」というらしい。

梅林の隣りのエリア、大宮第二公園管理事務所の前には菖蒲田があり、

6月中旬頃には19品種、3,000株の花菖蒲が見事な花を咲かせるらしい。


北浦和公園 噴水

2021-03-01 06:35:56 | 自然

県営北浦和公園(2016-8-15付ブログ参照)の中央付近には当公園のシンボル、音楽噴水がある。

毎日春~夏期(3月~8月)は10:00から12、14、16、18、20時、

秋~冬期(9月~2月)は10:00から12、14、16、18時と2時間おきに約10分間、

音楽とともに躍動する噴水が人々を楽しませてくれる。

日中はクラシック、夜はジャズの曲が奏じられ夕方以降はライトアップも行われる。

尚、風の強い時は運転が停止されることもある。

この北浦和公園の噴水の所では時折ドラマや映画のロケ地として使用されることもある。

2016-1-12 日テレ系 水曜ドラマ枠の「ヒガンバナ~警視庁捜査7課~」、

2017-4-28 日テレ系 日曜ドラマ枠の「フランケンシュタインの恋」、

2019-6月 TBS系 火曜ドラマ枠の「わたし、定時で帰ります。」などの舞台になった。

この日は晴天でこの写真を撮った頃の時間(13:00頃)は

ポカポカ陽気でベンチに座っているとウトウトと眠くなってくる。

とその時、足を組んでいた右足のスニーカーの上にこの鳩がちゃっかりと乗ってきたではないか。

隣りのベンチに座っていた少女2人がこれを見て、

「すごい!全然逃げないヨ。」と呟くのが聞こえた。

こちらも思わず身が固まってしまい、ただじっと目の前の鳩を見るのみ。

これが結構重たいのだ。

あまりにも人懐っこい鳩なのでエサをやりたくなったがあいにく食べ物はゼロ。

隣りの少女に何かエサになるものはない?と聞いてみても、

その娘達も唖然として返事がない。

そんな不思議な時間をこの鳩とほんの一瞬共有でき、

何か満たされる気持ちを持てたのがハッピーな気分になった。

北浦和公園噴水①

 

youtube#video

 

 

北浦和公園 噴水②

 

youtube#video

 

それでは音楽はあまり良く入っていないが音楽噴水の動画を2本撮ったので見て下さい。


2021 井沼方公園・緑区役所 河津桜速報

2021-02-23 06:45:23 | 自然

さいたま市の緑区役所には、今から18年前の2003年4月に植樹した河津桜が2本ある。

これは、さいたま市が誕生し政令指定都市に移行した記念に

浦和東ロータリークラブが何ヶ所もその当時まだもの珍しかった河津桜を植えた事業の1ヶ所である。

こちらの写真は区役所の玄関口サイドにある1本でまだ1~2分咲きといった所か。

(2月20日(土) 12:00に撮影)

こちらの1本は区役所の南側に植樹した河津桜で私達が植えた中で毎年一番早く開花する河津桜です。

こちらはかなり満開に近く8分咲きといった所か?

丁度見頃になって我々の前後2組の方々が写真を撮りに来ていた。

ここが一番早く咲く原因を素人ながら考えてみると、まずは南側で日当たりが良い事。

そして背中にカーテンウォールが迫っていて、

ガラスの反射熱が更に早期開花を助長しているのではないかと思います。

この1本を見ると毎年、いよいよ春が到来してきたと思う。

こちらが18年前の河津桜植樹メイン会場の井沼方公園。

それぞれの樹を見ると18年間、幹も太くなり随分成長したなーと時の流れにしみじみなってしまう。

その当時まだ希少価値であった河津桜を手配する苦労。

この公園に桜を植樹する許可を行政側からいただくまでの苦労(ex.防犯上の問題点、管理上の問題点等)。

しかし、この日も多くの市民の皆さん、そして外国の人達、特に子供さん達が、

咲き始めたピンク色の河津桜の下を走り回る姿を見ると

当公園の名物としてすっかり定着したなと嬉しくなります。

まさにロータリークラブの精神「良いことをしよう」

「最も奉仕するもの 最も報われる」がここには在る。

(2月20日(土) 14:30に撮影。)

この日は井沼方公園は3~5分咲きか。

満開はおそらく2月末から3月初め頃かと思われます。


六義園

2020-11-18 06:19:54 | 自然

JR山手線「駒込駅」(南口)から徒歩7分の所に、国指定・特別名勝の六義園がある。

和歌の心息づく雅なこの大名公園は昭和13年10月16日開園した。

現在みどりの日(5月4日)と都民の日(10月1日)が無料で公開されている。

六義園の名は、中国の詩の分類法(詩の六義)にならった古今集の序にある和歌の分類の六体

(そえ歌、かぞえ歌、なぞらえ歌、たとえ歌、ただごと歌、いわい歌)に由来したものです。

柳沢吉保自身の撰した「六義園記」では、日本風に「むくさのその」と呼んでいましたが、

現在では漢音読みで「六義」を「りくぎ」と読む習わしから「りくぎえん」と読むそうです。

尚、六義園の開園面積はなんと87,809.41㎡(26,609坪)もあります。

あまりの広さにびっくりです。

こちらの門は駒込駅から徒歩2分という近さの「染井門」。

本郷通りに面して車からよく見たのはこちらの門でした。

現在はコロナ関係で閉門となっています。

こちらでは東洋文庫ミュージアム(後日アップします)との共同チケットも販売されています。

六義園と東洋文庫は共に三菱第三代社長の岩崎久彌より寄付されたもので、

元々は同じ敷地内にあり、歴史を共有していたという関係です。

東洋文庫は六義園正門から徒歩1分。

三菱創業150周年記念として「岩崎文庫の名品」が開催されていた。

六義園では五代将軍・徳川綱吉の信任が厚かった、川越藩主・柳沢吉保が元禄15(1702)年に

築園した和歌の趣味を基調とする「回遊式築山泉水」の大名庭園です。

当園は池をめぐる園路を歩きながら移り変わる景色を楽しめる繊細で温和な日本庭園です。

園内には和歌の浦の景勝や和歌に詠まれた名勝、中国古典の景観が八十八境として映し出されています。

江戸時代の大名庭園の中でも代表的なもので、明治に入って三菱の創業者である岩崎彌太郎の別邸となった。

その後、昭和13(1938)年に岩崎家より東京市(都)に寄与され、

昭和28(1953)年に国の特別名勝に指定された貴重な文化財です。

岩崎家は多くの貴重な庭園文化財を残している。

1つはご当地の六義園(岩崎家駒込別邸)と東洋文庫、旧岩崎邸庭園(岩崎家芽町本邸)、

殿ヶ谷戸庭園(岩崎家国分寺別邸)、清澄庭園(岩崎家深川別邸)、三菱史料館、

三菱一号館美術館、国際文化会館(岩崎小彌太鳥居坂本邸)、静嘉堂文庫・美術館などだ。

庭園の中心に入るための内庭大門と宣森亭、心泉亭方面へ行く門。

それぞれ大小はあるがとても渋い造りだ。

尚、当園ではボランティアの庭園ガイドが土・日・祝、午前11時と午後2時の1日2回、

無料で園内を散策しながら六義園の見どころ、日本庭園の話、歴史の話、和歌の話などを聞くことができる。

(所要時間 約60分)

内庭大門を入ると目の前の広場に有名なシダレザクラの大木が迫ってくる。

このサクラは昭和30年代に東京都によって植栽されたもので、

樹齢は70年程だが高さ15m、幅約20mと大きく形もよく成長している。

シダレザクラの隣では都立園芸高校による菊花展が行われていた。

高校の古典園芸で菊を専門にした生徒さんの懸崖菊だそうです。

宝永3年(1706年)10月、霊元上皇が六義園の景勝地「十二境八景」を選び、

加えて延臣たちに命じて和歌を詠ませた巻物が柳沢吉保に下賜された。

一幕臣の屋敷の庭園に上皇を通じて和歌が贈られるのは極めて希なことでした。

この碑はそんな経緯について記した「新脩六義園碑」。

大泉水の池畔の名のひとつ出汐湊。

眺望に恵まれ、右手に中の島、左手に蓬菜島、対岸に吹上浜が見える。

中の島にある築山は、古くは女性のことを妹、男性のことを背と呼び、

この中の島は男女の間柄を表現している。

イザナギ、イザナミの故事にちなむ「せきれい石」もある。

中の島に架かる橋は田鶴橋で中の島には通常入ることはできない。

庭内の88ヶ所の景勝地(六義園八十八境)にはそれぞれ石柱が建てられていたが、

現在では32ヶ所のみが残っている。

その内の1つ指南岡(しるべのおか)が、くずし字で「志るへの岡」に成った。

これは千鳥橋から見た滝見茶屋。

あずまやの横を渓流が走り、岩の間から落ちて水しぶきをあげている。

あずまやからは滝や石組などの景観や水音が楽しめる。

時雨岡辺りから対岸の紀川の辺りを撮る。

園内はほぼ半周すると一服休憩できる吹上茶屋がある。

ここでは抹茶セット(上生菓子付)620円をのんびり味わうことができる。

六義園には本当に久し振りに来たが今回園内をじっくり歩いてみて改めてこんなに広いとは思わなかった。

吹上茶屋を過ぎてつつじ茶屋へ向かう途中は

一瞬ここが東京の真ん中だということを忘れる程、森の中を歩いているようだった。

このつつじ茶屋は明治年間につつじの古木材を用いて建てられたもので、

戦災をまぬがれ、現代にその希少な姿を伝えている。

この時期はまだ早かったがモミジの紅葉は見事だそうです。

つつじ茶屋を過ぎると増々自然の姿の密度が濃くなってくる。

大きな樹木の間から差してくる木漏れ日がモミジの葉に当たり、

これが紅葉したらうっとりする程美しくなるにちがいない。

山陰橋から見た風景です。

そんな中、蛛道の道を進んでいくと一部の植物が(漆の木か?)紅葉をはじめたものもあり、

思わずパチリしてしまった。

3041

ちょっと小高い芦辺茶屋跡で休憩タイム。

眼下に渡目橋が眺められた。

この橋は「和歌の浦 蘆辺の田のなくこゑに 夜渡る月の影ぞさびしき」の歌から名付けられた石の橋。

2枚の大岩の重量感があたりの雰囲気を引き締めている。

園内で一番高い築山で標高は35m。

いただきは「富士見山」と呼ばれ、そこからは素晴らしい展望が開けている。

紀州(現在の和歌山)にある藤代峠から名付けられた。

六義園には多くのフォトスポットがある。

スミダマンのブログ写真も絞りに絞っても57枚もの大作になってしまった。

園内には本格的なカメラを持って写真を撮っている人が結構いたのは納得だ。

園内には枝振りの良い松、樹齢が相当たった太い幹の松、そこにこも巻きをして風情を高めている。

一本の松のこも巻きには縄に花模様の飾り結び目を施しているものまである。

現在当園を管理しているのは公益財団法人・東京都公園協会が指定管理者となっている。

都会の真ん中には植物以外に野鳥を多く見かけてまだ自然が残されているナと感じる。蓬菜島にいた白鷺

山陰橋の所で発見したカワセミ。

この鳥は動きが早くとても撮りづらい鳥だが、今回上手に撮れてうれしい。

そしてカワセミの近くで全く固まって動かない別の種類の鷺。

逆にこれは撮りやすかった。

出入口の近くで店を構えている休憩所兼売店。

ここでは甘酒、おしるこ、あんみつ、みそおでんなどが味わえる。

又、おみやげ物も色々用意されていた。

出口の風景。

正門の近くの一部にはレンガを使用した外周塀の一部が保存されている。

これ以外は比較的新しいレンガタイルで膨大な距離の塀で六義園を囲っている。

文京区内の名所が書かれたわかりやすい地図。

 

 

 


五色沼自然探勝路

2020-09-07 06:27:44 | 自然

これが磐梯朝日国立公園の「五色沼自然探勝路」のガイドマップ。

スタート地点からゴール地点まで所要時間70分。

ゆっくりで90分ということだったが、

実際ゆっくり、のんびり、休憩を取りながら歩いていたら

2時間もかかってしまった。

ホテルからバスでスタート地点の

裏磐梯ビジターセンターまで送ってもらった。

スタート地点の案内図説明板の前には

若いグループがコースをチェックしていた。

姿・顔は日本人だったが、耳に入ってくる言葉は英語。

どういうグループなのだろう。

立派な建物の裏磐梯ビジターセンターに入ってみた。

ここは国立公園を訪れる人に公園内の自然や人文について

わかりやすく展示・解説することで、自然への理解を深め、

また自然と直接ふれあうきっかけをつくっていただくための施設だそうだ。

ハイキングをするにあたってホテルから

熊防止の為の鈴を借りることになっていたがウッカリ忘れてしまい、

このツキノワグマ情報を見て急遽、当センターで借りることにした。

その時のアドバイス・注意事項が決して逃げるなという事。

実際に熊に遭遇したら、じっと我慢できるだろうか?

これが磐梯山のジオラマ。

これを見ると裏磐梯山の麓には数多くの湖や沼があるのがよくわかる。

皆これは明治初めの噴火でできたとは、

地球の歴史でいうとつい最近の出来事だ。

裏磐梯湖沼群エリアの五色沼の中で

ここ毘沙門沼(150.000㎡)は最大の湖沼だ。

度々触れたが、この湖沼群は1888年(明治21年)の噴火の際に生じた

岩なだれによるせき止めで誕生した。

これらの沼の多くは磐梯山の火口付近にある銅沼に

端を発する地下水を水源としている。

ここ毘沙門沼は湖底から酸性の鉱泉が湧き出しており、

ケイ酸アルミニウムの物質が水中に浮遊することで

陽の光を屈折させ美しいコバルトブルーの輝きを湛えている。

この沼は磐梯山を背景に雄大な景色を望むことができ、

五色沼の代名詞となっている。

因みにお恥ずかしい話だがここに来るまで

この沼が五色沼という湖だと勘違いしていた。

太陽の光の具合でこの様に湖底まで透き通っている所もあり、

すごく神秘的だった。

このエリアには大きな錦鯉がゆったりと泳いでいた。

ここには毘沙門沼伝説の「幸せを招く鯉、五色沼ハート鯉」がいるとか。

この鯉にめぐり合うと幸せになる。

若い二人は結ばれると言われている。

今回は残念ながら発見できず。

この写真で見ると後方腹部のあたりが確かに赤いハートのマークに見える。

ここで微笑ましい柴犬と鯉のマッチングに出会った。

このオスの柴犬は鯉を発見するとやたら興奮して鯉に近づこうとする。

飼い主がリードひもを緩めたら湖に飛び込む勢いだ。

もう一匹のメスの柴犬は全く無関心。

この光景が何とも滑稽だった(笑)

次に出てきたのが赤沼(2,500㎡)

この沼は水辺周辺が赤錆色をしており、

水面は梅雨時には黄緑、その他の時期には青緑に変わるのが特徴である。

鉄やマンガンの含有量が多く、水中に含まれる鉄分などにより酸性が強く、

魚類などの生物はほとんど見ることができない。

沼の外側より土砂が流れ込み、堆積したこともあり

西側と東側で水質や生物相が異なるのが特徴の深泥沼(みどろぬま)(12,700㎡)。

五色沼自然探勝路はご覧の様に起状がある所もあれば

森の道のような平坦な道もある。

その変化を楽しむこともできるが想像していたよりも疲れるコースだ。

途中、大きなシダが群生した所もあった。

これだけ大きくどこまでも続くと嫌でも目立っていた。

あまり好きな植物ではないがこれも自然だ。

晴天の日は水面の青白色がより映えて息を呑む美しさを見せる。

五色沼の中で2番目に大きなこの弁天沼(30.300㎡)は

水生植物の種類も多く、オヒルムシロ、フサモなどが確認できる。

ここでそれぞれの方向から来たハイカーが

その美しさに見とれて休憩する人が多い。

ここは絶好の撮影スポットのひとつだ。

因みに手前にあった竜沼(10.200㎡)は気が付かずに通り過ぎてしまった。

弁天沼にある見晴し台。

ここも遠くに吾妻の山並みが望める撮影スポットだ。

ここで旅の素晴らしさの出会いがあった。

ここの探勝路のガイドさんをやっている方(展望台の白い帽子を被った男性)と

最後まで一緒になり色々説明までしてもらった。

以前放映されたブラタモリ「会津磐梯山」編の裏話はおもしろかった。

因みにこの日の夜、ホテルの裏庭で行われた星空観察会の先生が

この方であったのは奇遇であった。

そして昼飯まで一緒にしてしまった。

6番目の沼、瑠璃沼(18.100㎡)。

酸性度が高く五色沼の中でも透明度がもっとも高い沼だ。

青く澄んだ美しい沼面と共に沼越しに磐梯山を望めるスポットのひとつである。

個人的にはこの沼が一番美しいと思った。

瑠璃沼から隣の青沼へ遊歩道を横切って勢いよく流れ込んでいた。

白波を見ていると暑さがすっ飛んでいく爽快感があった。

その名の通り、時には澄み切った青色、

時には美しい青白い姿を見せる青沼(5.750㎡)。

夏の水位が下がる時期には、

水辺の木々の葉に乳白色の物質が付着した様子が伺える。

その白くなった枝葉をチェックしに行く。

緑がほとんどない荒地に様変わりしてしまったこの地の再生を

私財を叩いて試みた遠藤現夢。

その道のりにはさまざまな困難があった。

ちょうどその頃、林学博士でもある中村弥六と出会い

「荒地には赤松が適している」との中村氏の助言から、

裏磐梯の広大な地に13万本もの赤松を植林した。

遠藤氏が中村氏へ感謝の意を込めてひとつの沼になる「弥六沼」と名付けられた。

これが裏磐梯高原ホテル前のプライベートレイクである。

尚、今この赤松に寄生した蔦系の植物が問題になっているそうだ。

五色沼の最後の柳沼(22.300㎡)。

探勝路で見られる他の沼と比べると緑色が濃いのが特徴。

酸素イオン濃度が低く、動植物性のプランクトンが多いため、

ウグイ、アブラハヤをはじめ、

フナ、コイ、ワカサギなどの魚類も多く生息している。


初夏の見沼田んぼ東縁散策

2020-08-08 06:25:24 | 自然

又、最近新型コロナウィルスの感染者が急激に増えてきて、東京版・埼玉版「エピセンター」

発生かと警戒喚起がされている。新しい用語エピセンターとは感染の震源地のことで第一波で

「中国武漢型」、第二派で「イタリア・アメリカ型」そして現在「東京型・埼玉型」が出現かと言われている。

これは新型コロナウィルスの遺伝情報を調べて名付けられた。

 

そんな環境下でまだまだ不要不急の外出は自粛してほしいという空気の中、運動不足解消で

3密のない見沼田んぼ東縁をまたウォーキングしてきた。

今回は緑区南部領辻にある真言宗智山派の総持院を起点に見沼代用水東縁を北へ散策してみた。

当院は別名ボタン寺として知られ境内には約650株のボタンが植えられている。(2012-5-17付 見沼の春参照)

総持院の境内に入る手前には地元で採れた野菜などを販売している常設といおうか、

仮設なのかわからないが売場がある。この建物(?)をよく見るとトレーラーの荷台を利用している。

ここのオバサンと話をしているとゆったりとした時が流れ、心がやけに落ち着く。

右側には行田あたりから引いた見沼代用水がゆったりと流れ、左側には延々と続く桜並木が初夏の日差しを遮ってくれる。

(目指せ日本一!サクラサク見沼田んぼ桜回廊プロジェクト)。この日は梅雨の長雨のなかいつもより

水が満々とあった。そして見沼田んぼには付き物のサイクリング風景。

水の量が多い為か、代用水の中で草木が引っ掛かっていた島に亀の群れが甲羅干ししているのを発見。思わずパチリだ。

この辺り緑のヘルシーロード案内図。この案合図はシンプルでとてもわかりやすい。

この日の散策は、上野田橋の所で折り返して約1時間の散歩に成った。

この並木道は浦和方面から若槻方面へ抜けるよく通る道でメタセコイアの巨木がかなりの長さで

見沼田んぼの中に植えられている。私の大好きな道なのでちょっと寄り道してパチリした。

上野田橋を過ぎさぎ山公園の入口の所、田植えを終えて青々した稲の田んぼの横で

可憐に咲いていたオレンジ色のユリ系の花を見つけたのでまたまたズームでパチリ。

これは良く撮れました。

ちょっと目を遠くに向けるといつか見たことがある風景に出会った。

これは新宿学園のグリーンガーデンファームの作った案山子らしい。

そーだこの風景は明治安田生命のJリーグウォークで歩いた所だ(2018-11-9付ブログ参照)。

これが青々とした初夏の見沼田んぼの風景。本当に気持ちがいい!

上野田橋のたもとに3ヶ所の案内標識が立っていた。一つは鷲神社もう一つは見沼自然公園そして

最後に深井家長屋門。ちょっと考えて深井家へ行くことに決めた。

ここがさいたま市指定有形文化財の深井家長屋門だ。(付 弘化元年棟札-1844年)

この長屋門は茅葺寄棟造りで桁行21.2Mある。正面はいわゆる「立ち隠れ」がある形式で

半間下げて門構えが設けられている。当家は江戸時代、村天領分の名主役を勤めたらしい。

ここから見沼田んぼを少し離れたコースに進む。ここは曹洞宗照光寺。

とても整備されたお寺だ。

お寺の入口参道の横に咲いていた夏のシンボル「ひまわり」。

今年の夏は例年とは全く違うコロナの夏に成る。

氷川神社の鳥居の前を過ぎると又、八幡社という神社。

なぜこんなに立て続けに神社が続くのだろう?

そしてさいたま市立野田小学校の正面の前を通り過ぎる。

前述したメタセコイアの道を道なりに進むとT字路の交差点の向こうにとても目立つ建物があり、いつも気に成っていた。

玄関の所は機関車の作りになっている。全体的には石造りになっていて屋根の煙突には

山髙帽をかぶって座っている歯がこちらを向いている。そうです。

こちらは RYU DENTAL HOUSE という歯医者さんでした。

 

 

 

 

 

 


時期遅れのオカメザクラ

2020-07-21 06:26:21 | 自然

今年撮った写真をチェックバックしていたら、

都内のビル街で撮ったかわいらしい桜の写真が出てきた。

これはフラワー・バイ・ネイキッド 2020 (2020-3-21付ブログ参照)を

見に行った帰り道に撮ったものです。(2020年2月29日撮影)

ここはコレド2の裏手側、

日本橋室町あじさい通りに植えられたオカメザクラが満開に咲き、

オフィスビル街の風景とのギャップに思わずシャッターを切ったのを思い出した。

この通りの桜はあまり知られていないようで

見物客も少なく今のところ穴場のようですよ。

オカメザクラはサクラの園芸品種で

イギリスの桜研究家コリングウッド・イングラムが

カンヒザクラとマメザクラを交配して作り出した桜で

名前は「おかめ」に由来する。

オカメザクラは淡い紅色の一重咲きで、花が下を向いているのが特徴。

早咲きで花期は2月下旬から3月上旬頃でソメイヨシノより早く開花する。

ご覧のように華やかな色でビル街の中でより艶やかさを感じさせる。

さぞ、夜ライトアップしたら闇夜にくっきり浮き上がり、

幻想的な世界になることでしょう。

桜にはまだまだ知らない品種があるものですネ。

因みに京都・大報恩寺(千本釈迦堂)の阿亀桜(おかめざくら)は

単独木に対する愛称で品種としてはシダレザクラです。(2019-8-29付参照)


見沼田んぼ特集 その8

2020-07-11 06:18:44 | 自然

今回は今年の東縁の春を取り上げたもの。

大崎公園から東縁の見沼代用水を北上、

国道463号の料金所の先までの折り返しの往復路です。

自宅から近くにこのような素晴らしい自然に触れられる場所があるとは本当に幸せです。

その日の天気を確認してから足を運ぶことができるなんて!

これからも運動不足解消のウォーキングで見沼を歩きたいと思っています。

 

 

 

見沼田んぼ東縁の春(PARTⅢ)

 

(2020-4-20付)

 

新型コロナウイルス感染防止の為、不要不急の外出は自粛してほしいという中、

ストレスが結構たまってきたのであまり人気のない

「見沼田んぼ東縁」の方へ散策に行ってきた。

その3日後に政府から緊急事態宣言が発せられた。

4月4日(土)午前の見沼田んぼ東縁の見沼用水路と側道に

見事に咲いているソメイヨシノ桜並木。

今年の桜シリーズ第3弾になります。

これから時系列的に見沼田んぼの春の風景をアップしてみます。

見沼田んぼ周辺の案内図。

見沼田んぼのホームページ⇒http://www.minumatanbo-saitama.jp/

尚、見沼田んぼのブログはこれで3回目になります。

2012-5-17付PARTⅠ、2017-4-21付PARTⅡを参照して下さい。

東縁の道路はサイクリングをしている人が多い。

それも見た感じ、競技用の自転車に乗って服装も本格的なものを着て

颯爽と走るグループに幾組も出会った。

本当に気持ち良さそー。

サクラの枝越しに広がる見沼田んぼ。

黄色と白色の花が咲き誇り、その遠くの向こうに西縁の桜並木がどこまでも続いている。

ソメイヨシノの桜はまさに満開。

コロナウイルス問題があるにせよ、今年もまた桜を堪能できたことはなんと幸せなことか?

自然の素晴らしさに感謝です。

足元に目をやると真黄色なタンポポが一生懸命咲き乱れていた。

タンポポにも春の到来を告げる力がある。

見沼代用水東縁の向こうには斜面林があり、

ポツンポツンと1本の桜の木々が青空の中で輝いていた。

満開の桜が吹く斜面林の横には畑が広がる。

土曜日だというのに地元の人が農作業をしていた。

とてものどかな風景で心が洗われる。

帰り際に何を作っているのか聞いたら「空豆」を作っているとの事。

ソメイヨシノの桜のアップ。

おそらくこの花が今年最後のソメイヨシノ桜の写真となるでしょう。

しばらく歩いていくと国道の料金所の手前に

地元農家が運営している大きなビニールハウスの直売店があった。

どうやらここでは田植え、稲刈り、芋掘りなどの農業体験もできるようだ。

この日は卵、里芋、安納芋、長ネギ、菜の花、

小松菜などの直採り野菜の販売をのんびりやっていた。

直売所を出てすぐの草むらの中から突然、大きなヤギが頭を持ち上げた。

こんな所でヤギを飼育している人がいるのか?

帰りがけにまたこの場所の前を通ったらあと数匹いた。

皆草むらの中で寝ていてわからなかった。

国道463号越谷浦和バイパスの新見沼大橋有料道路の料金所の下の道を抜けていく。

この道路は車でよく通る為、下からの風景は奇妙に感じた。

またまた見沼田んぼののどかな風景。

肥沃な畑に一面菜の花が咲き、真ん中には芝川が流れ、

遠くには西縁の桜並木がうっすらと見える。

思わず高野辰之(長野出身)作詞、岡野貞一作曲の

日本の童謡「春が来た」を口ずさみたくなってくる。

比較的広く整備されている東縁の道路を多くの高齢者が散歩している。

改めて見沼田んぼは本当に良い所だ。

ここら辺りから土の匂いが懐かしいあぜ道に入ってみた。

あぜ道には小さな名も無いような野草の花が咲き乱れ、

遠くに目をやれば東縁の桜並木の美しさが心を動かす。

よく聞くが「人は土から生まれて土に還る」と。

そんな言葉を素直に受け入れられてしまう土の心地良い感触が足から伝わってくる。

見沼田んぼの真ん中に流れる芝川とその土手に群生する菜の花。

川には数羽の鴨が・・・。ポエムの世界だ。

見沼代用水東縁が西縁と違う所は随所に斜面林がある所だ。

その一部はさいたま緑のトラスト保全運動で自然保護がされている。


見沼田んぼ特集 その5

2020-07-07 06:31:43 | 自然

今、見沼田んぼでは素晴らしいプロジェクトが進んでいます。

それは散策できる日本一の桜回廊を作ろうというプロジェクトです。

夢がありますネー。

因みに桜の本数は見沼代用水沿いでは

西縁1,148本、東縁709本、通船堀127本、川口市部分(0.9km)に96本、

合わせて1984本の桜があるそうです。

 

 

 

日本一の桜回廊づくり

 

(2018-4-3付)

 

目指せ日本一!サクラサク見沼田んぼプロジェクトとは?

それは見沼代用水沿いには、これまでも団体や市民による桜の植樹が行なわれ、

見事に咲き誇る桜回廊が約18.2㎞もあった。

その運動を継承し、さらに植樹をすることで総延長20㎞を

越える日本一の桜回廊を目指すため、平成25年度にスタートしたのがこのプロジェクトだ。

桜の植樹は、市民・団体・企業などの寄付により行って来た。

そして平成29年3月、見沼代用水

西縁、東縁、見沼通船掘に連なる桜回廊の総延長は20㎞を超え、

桜の下を散策できる日本一の桜回廊となった。

平成26年1月1日から日本一の桜回廊づくりの事業を

実施してきたが、その原資となる寄附金は、平成28年12月31日時点で

総件数144件、寄附金総額16,406,772円集まった。

その寄附金ベースで平成26年春から、

平成29年春まで総本数245本の桜を植樹されてきた。

桜の種類はソメイヨシノが一番多いが、桜の花を長く楽しむことができるよう

開花のタイミングが少しずつ異なるミヤビザクラ、エドビガン、

ヤマザクラなどが植えられてきた。

尚参考にこれまでの植樹実績についての資料をアップしてみます。

これによると植樹場所の課題として

見沼代用水沿いは植樹可能な場所はほぼない状況との事。

当初、目標の総延長20㎞を超える日本一の桜回廊の実現を達成したので

次なるステップアップとしてさらなる桜回廊の延長とともに

多様な主体とともに「守る・育てる・発信する」取組の推進を

すすめることが魅力アップへとつながる。

これまでのPRの主な取組みについて揚げてみると

(1)応援サインプレート プロジェクトに賛同をいただいたさいたま市内に

ゆかりのある著名人の方々の応援サインプレートを

見沼田んぼエリアの公園などに設置し、来訪者にプロジェクトをPRしている。

・若田光一さん、羽生結弦さん(さぎ山記念公園)

・藤光謙司さん(見沼氷川公園)

そしてこの写真の

・奥原希望さん(七里総合公園)

・豪栄道豪太郎関(合併記念見沼公園)

(2)公共交通機関を使ったアクセス方法や見所を紹介する

ポケットサイズのガイドマップを作成し、配布する。

(3)桜の付箋と消しゴム クリアファイルなどのPRグッズを配布する。

このプロジェクトには各メディアからの取材実績がある。

・2017年3月31日テレビ朝日「スーパーJチャンネル」

さいたま市長も出演し、日本一になったことを発信した。

・2017年4月7日 同番組

桜回廊の生中継とドローンを使った空撮

・2017年 産経新聞、日経新聞、東京新聞、新成人参加の植樹祭など。

・2018年 日経新聞、埼玉新聞、東京新聞、

見沼田んぼの桜回廊ガイドマップの作成配布

さいたま市からは2018版の見沼たんぼ見所ガイドブックが発刊されており、

見沼たんぼについてのあらゆる情報が載っているので

是非読んでいただくとよろしいかとおすすめします。

尚「私の好きな見沼たんぼ2017」写真コンクール作品集から

個人的に気に入った写真をアップしてみました。


見沼田んぼ特集 その3

2020-07-04 06:15:06 | 自然

見沼田んぼをより風情あるものにしているのが東西に流れている

見沼代用水(灌漑用溜池であった見沼溜井の代替用水路)だ。

スミダマンのほのぼの奮戦記ではほどんどが西縁(にしべり)をアップしている。

またエリア的には見沼田んぼの南半分が多く、

今後は北半分に足を向けてアップしていきたい。

 

 

 

見沼たんぼの春(PARTⅡ)

 

(2017-4-21付)

 

今年の桜シリーズ第5弾、そして5年前にアップした見沼たんぼの春

(2012-5-17付ブログ)の2作目を写真を中心に掲載しました。

今年見た桜では見沼が一番の圧巻でした。

まず見沼たんぼについて簡単にご説明しましょう。

このエリアは弥生時代からY字型3方向に湾曲して伸び、

岬や入江も多い複雑な地形の巨大な沼でした。

江戸時代に入って、それまで手付かずであった見沼の開発が始まった。

1629年、関東郡代、伊奈忠治によって八丁堀という堤防が築造され、

1727年、享保の改革の一環として新田開発を進めていき、

8代将軍徳川吉宗は勘定吟味役紀州藩士井沢弥惣兵衛に

見沼溜井の干拓を命じ、1228haの田圃を開発した。

20世紀後半になって埼玉県は見沼田圃の保全を積極的に進め、

1965年見沼三原則を制定、原則開発行為が不可能になった。

その結果、この様な広大な緑が守られ残った。

満開の桜と新緑の若葉、苗木の若木、そして菜の花とボケの花。

都会ではほとんど見なくなった土の道。

見沼では沢山の自然の恵みを得ることができる。

見沼の桜は用水側の枝は切らずに延びたままで、

水面の上に張り出していて、それは美しい。

散る頃の桜吹雪で用水はピンク色の川に変わっているだろう。

桜の花と花曇りの空

花曇りとは桜の花が咲く時期の曇った天気のことで、春の季語。

どちらかというと明るい曇り空をさすことが多い。

左に見える白い花の木はこぶしの木か。

こぶしはモクレン科の木でモクレンとよく間違える。

こぶしというと1977年にヒットした千昌夫が歌った「北国の春」を思い出す。

「白樺 青空 南風 こぶし咲くあの丘 北国のああ北国の春・・・」

桜の下、代用水の縁に咲く紫色の野草。

たぶんハナダイコン(花大根)の花だと思う。

違っていたらコメント下さい。

川に見えるのは見沼代用水西縁。

代用水には東縁と西縁がある。

利根川から取水し、綾瀬川を越えた直後に、

台地の縁に沿って東西2本に分流する。

樹齢何年位の桜の木だろう?かなりの大木でジッと太い幹を

見ていると生命力みたいなものが伝わってくる。

見沼の桜並木はこの太さの桜が続いている。

これはしだれ桜か?

ちょっとピンク色が濃いと思うが。

並木道も良いが1本だけ凛と吹いている桜も存在感がある。

こちらは大木の桜の木の向こうに列を成している、しだれ桜(?)の苗木の並木。

見沼田圃は造園業者が集中しているさいたま市東部地区にあり、

苗木を生産している畑が多い。

朱色のボケの花と黄色い菜の花とピンクのソメイヨシノ。

春爛漫の見沼たんぼ。

桜とハナダイコン(?)のグラディエーション。

グリーンヒルうらわ介護老人保健施設ぎんもくせいと桜並木。

ここに入居している高齢者はこの時期、一番ワクワクしているのでは。

見沼たんぼの遠い向こうにカーブを描いた小さく見える建物が、

浦和レッズが本拠地を張っている埼玉スタジアム2002。

氷川女體神社付近の見沼田圃の見沼案内図。

見所としては、氷川女體神社、見沼氷川公園、市立浦和博物館、

熊野神社、萬年寺、見沼自然公園、総寺院、国昌寺などがある。

この看板には見沼の歴史的変遷が図示されているのでわかりやすい。

見沼周辺で確認されている主な動植物は、メダカ、コイ、ウグイ、

クサガメ、オイカワ、チリメンカワニナ、カルガモ、ハグロトンボ、

ヤブカンゾウなどがあるようだ。

隣に見沼ホタルの復活に向けた取り組みの看板も立っていた。

昔はこの一帯でホタルがいたとの話を聞いたことがある。

見沼田圃の遠くにさいたま新都心の高層ビル群が見える。

自然いっぱいの風景と近代的ビルの対比が

「トカイナカ(都会+田舎)」の象徴風景として選ばれている。

 

 

ここからは人と見沼のポエム写真をアップします。

若いお父さんに手を取られた女の子が

ピンクに染まった桜の小道を歩いている。

10匹程の犬の散歩をする夫婦。

こんなに沢山犬を飼っている人も珍しい。

満開の桜の下で気持良さそうに語らう老夫婦。

高齢化社会の美しい姿だ。

桜の下をゆったりと散歩する老紳士。

その凛々しい姿に現役時代が偲ばれる。

見沼代用水路に流着したゴミの仮置き場。

この景観を保持する為に、地道な努力が行われている。

西縁の代用水を渡る犬と女性。

この後、この人をレンズは追った。

ペットと人は絵になるテーマだ。

大人と子供の井戸端会議。

時間がゆっくり流れていてのどかな風景だ。

見沼はサイクリングするのに絶好の場所だ。

この日は最高に気持イイ陽気だった。

水路の横にひっそり咲くレンゲソウ(蓮華草)。

レンゲソウは春の季語で二昔前埼玉県から選出された

荒舩清十郎元運輸大臣をマスコミは「野に咲くレンゲソウ」

と言ったのを思い出す。

とてもかわいい音色に聞こえるタンポポ。

元々は鼓を意味する小児語から来ているらしい。

タンポポには古来から日本にある在来種と近世海外から入ってきた外来種があり、

夏場でも見られるのはセイヨウタンポポだ。

桜の花弁に蜜を食べに来ているヒヨドリ。

ヒヨドリはほぼ日本国内に限られて分布し、里山や公園など、

ある程度樹木のある環境に多く生息している。

サクラやツバキ、柿など花や果実の蜜を食べる。

我家でもヒヨドリがよく飛んで来て、

一羽(ピーチャンと名付けている)餌付けに成功している。

この鳥は結構、意地悪で他の鳥を追払う習性がある。