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スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

体験型酒蔵 五階菱

2023-02-18 06:19:02 | 地元企業

新発田の食、文化、歴史の魅力が全部入りした新たな体験型酒蔵リゾート「五階菱」。

ここは、越後の城下町新発田の江戸から続く、歴史ある大きな酒蔵を現代的に改造した

「おいしい たのしい」新発田の全部入りな複合施設で、昨年4月に誕生した。

当蔵の由来「市島家」は約420年前の慶長3年(1598年)に加賀大聖寺より

越後新発田藩に移封された溝口候に随伴して当地に移住してきた。

当蔵は初代市島秀松が寛政年間(1790年代)に宗家より分家し、現在の地にて酒造りを開始した。

近代以降は銘柄を「王紋」とし、さらに純米酒「夢」そして新たに若者や女性好みの

「かれん」と伝統を守りながら時代に合わせた酒造りを行っている。

創業より200有余年、「米と水と気候と技術を生かした品質の高い清酒を造り続ける」

を理念に酒造りに変わらない思いを持ち続けている。

この店では越後・新発田の食と酒・土産など厳選した地産品を取り揃えている。

五階菱名物の酒ガチャ。

1回400円で豪華景品が当たる酒蔵ガチャ。

スミダマンのグループ数人も挑戦してみた。

1人大当たりが出て大盛り上がりだ。

こちらは新潟県各地域のお酒飲みくらべコーナー。

上越、中越、下越、佐渡と様々なお酒が楽しめる。

今当地では「大鳥居構想」という越後新発田門前町のプロジェクトがあるらしい。

この写真パースを見ると巨大な鳥居でギネスに挑戦でもしているのでは?

新発田には「王紋酒造」「菊水酒造」「金升酒造」「ふじの井酒造」

という新発田の誇る老舗酒造が四蔵ある。

新発田の人たちは100年以上前からこの新発田四蔵を愛し続けているとか。

この五階菱の前には大物実業家の大倉喜八郎の別邸「蔵春閣」がある。


(株)スノーピーク

2023-02-16 06:00:31 | 地元企業

(株)スノーピーク(Snow Peak)は新潟県三条市に本社を置くアウトドア総合メーカー。

山井幸雄が創業者で「Snow Peak」ブランドで

アウトドアライフスタイル製品の開発・製造・販売を行っている。

https://www.snowpeak.co.jp/

1958年(昭和33年)の創業で世界に先駆け「オートキャンプ」のスタイルを生んだ会社として知られ、

近年はキャンピングオフィス事業、複合型リゾート事業、アウトドア研修、

ワーケーションの推進などに力を入れている。

彼らナチュラル ライフスタイル クリエイターが作り出す”野遊び”がますます楽しみだ。

ヘッドクォータービル(本社ビル)の左サイドのエリアは

スノーピークのナチュラル ライススタイル ストアになっている。

店内にはテントなどのキャンプグッズからウェアーなど、さらに薪まで売っていた。

一方、右サイドエリアはヘッドクォーター以外にミュージアムも併設されている。

ここには「日本中から野遊びの記憶が集められている」。

今回の研修ツアーにはスノーピークの社員の方が説明をしながら案内をしてくれた。

オフィスファクトリーは地下 1F 2Fの建物。

ご覧のように机は毎日、席が自由。

遊び心いっぱいの社内にはいくつものテントが張られ、その中で仕事をしている。

こんなオフィスは我々の会社とはまるで別世界だ。

このスノーピークが取り組んでいるリサイクルプロジェクトは

2020年度のグッドデザインアワードを受賞している。

店頭で回収されたアパレルがリサイクルの工程を経て再びアパレルになって帰ってくる。

そんな一連のしくみを構築し、わかりやすく可視化している。

オープンファクトリーではニット製品として編まれていくプロセスを体験してもらうことで、

生活者がリサイクルの輪の一端を担っていると実感できるようデザインしている。

服から服へという持続可能なものづくり、

自然環境に配慮した事業を行ってきたスノーピークの循環型社会にかける思いが伝わってくる。

(株)スノーピーク

スノーピークは2018年で創業60周年。

オートキャンプ事業を立ち上げてから30年。

普段はあまり過去を振り返ることはしない会社だが、この1つの大きな節目に際し、

これまでのスノーピークのものづくりの足跡を、目に見える形で残し、

現在そして未来のユーザーの皆さんにご覧いただける場を作りたいというのがこのミュージアム誕生の由来。

ここはスノーピークの過去、現在、未来のすべてに出会えるミュージアムだ。

スノーピークがつくりたいものは単なる道具ではなく、その先の素晴らしい体験だ。

スノーピークは本社周りの土地を約3倍の15万坪へ拡張し、

今後は「ライフバリュー=人生の価値」を向上させるフィールドを展開していく予定だそうだ。

 


諏訪田製作所

2023-02-13 06:06:24 | 地元企業

ちょっと前になるが昨年の秋、業界視察旅行で新潟、

ものづくりのまち燕三条・城下町村上に行ってきたので、

今日から越後シリーズをアップいたします。

新潟県三条市にある(株)諏訪田製作所は1926年に創業。

90年余年の歴史を誇るニッパー型刃物の製造に特化した注目の会社だ。

創業時はニッパーの前身、釘の頭を切るための「喰切」と呼ばれる道具の製造をしていた。

この工場は2020年に新しく建て替えられた。

玄関を入るといきなり金属製部材の2羽のときもどきのディスプレーが出迎えてくれた。

しかもLED照明に照らされてこれだけでもインパクトがあったのに。

さらに当社で使っている(?)金属部材でできた巨人の人間像2体が立ち迎えてくれているのには驚いた。

また、真ん中の応援椅子が立派でここに座ると兵士に守られて強い王様になった気分になる。

エントランスホールの左隅にはプロレスラーのジャイアント馬場の愛車

キャディラック・エルドラド・コンパーチブルが展示されていた。

なんで?

その答えはジャイアント馬場がご当地三条市の名誉市民という関係からだった。

こちらはなんと社員食堂だそうだ。

明るい全面ガラス戸に囲まれ奥の照明器具も当社使用の部材でデザインされたお洒落なもの。

廊下のライトも金属部材でできたもの。

この会社はただの刃物をつくっている会社でなく、何かすごいことに取り組んでいる

ただものではない会社のにおいがここまでで感じてしまった。

さらにこのライオン像と松風の盆栽を見ればとどめを刺されたという感じを強く持った。

製造工場は地下1階にある。

当社の工場は2011年に公開を開始した。

まさにオープンファクトリーの先駆けである。

稼働中はいつでも誰でも職人の手仕事を見られるようにしたそうだ。

見せるためでなく見られるために会社はライティングを考えた。

床、壁、天井、機械や升器まで黒く塗ったのは「炎を見るため」。

明るいブラックボックスは黒衣の職人の仕事をくっきり際立たせてくれる。

オープンファクトリーの通路のポイントポイントには当社が製作した「刃と刃を合せ切る」商品、

そして部材が光溢れるケースの中に展示されていたSUWADAつめ切りは「切る」機能を研ぎ澄ますために

熟練職人が一人一人丁寧に手仕上げている。

機能本位の美しいフォルムで爪の形にカーブした刃は巻き爪や変形した爪のお手入れが可能だ。

まさに当社の爪切りは繊細な職人手仕上げの逸品だ。

このドアの取っ手もユニークでお洒落。

こちらのコーナーは諏訪田製作所で開発・商品化された各種商品。

販売コーナーにもなっていて皆、素晴らしいデザインの商品が並んでいる。

こちらは人気ヒット商品の栗剥き用の刃物「栗くり坊主」。

実際に栗むきの実演も行われて特に女性に「素晴らしい!」とうけていた。

「ものづくりは連綿と続く自然を間借りして」というコンセプトが伝わってくる1枚の写真。

 

 

 


京漆器 象彦

2022-12-13 06:07:04 | 地元企業

京都市中京区寺町通二条上ル西側要法寺前町719-1

TEL 075-229-6625

定休日 火曜日

営業時間 10:00~18:00

この建物は岡崎より2014年5月12に移転オープンした象彦さんの寺町本店。

コンクリート打ち放しのモダンなお店で季節に合わせた漆器を中心に

日常使いからギフト商品まで幅広く販売している。

なお本社は京都市上京区真倉町、東京営業所は東京都千代田区麴町にある。

https://www.zohiko.co.jp/

寛文元年(1661年)象彦の前身である象牙屋が開舗、漆器道具商としての道を歩み始める。

朝廷より蒔絵司の称号を拝受した名匠・三代目彦兵衛が晩年「白象と普賢菩薩」を描いた

薪絵額が洛中で評判となり、人々はこの額を象牙屋の「象」と

彦兵衛の「彦」の二文字を取り「象彦の額」と呼んだ。

それ以来の通り名が時を経て、また信頼を深めて今日に至っている。

四代目彦兵衛は仙洞御所の御用商人をつとめ、

六代目は風流の道に通じ数々のお好み道具を製作した。

八代目は漆器の輸出を行い漆器貿易の先駆者と呼ばれ、

京都蒔絵美術学校なども設立した。

漆の色7色のサンプル(上から黒、朱、洗朱、妹、溜、青、白)。

漆とはうるしの木からにじみ出る樹液。

漆木は枝が折れたり蒸しや動物に傷つけられた時に漆をにじみ出して傷を守ろうとする。

うるしの語源は「うるわし(麗し)」とも「うるむ(潤む)」ともいわれ、

水に濡れたようなみずみずしい漆の艶やかさを表している。

漆は強い接着力を持ち薄く塗りこむこともできるので

丈夫で美しい光沢を出すことができます。

1階店内の展示光景。

建物も新しいし、素晴らしい漆製品、蒔絵が上品に並び、

京都ならではの雅な空気が流れとても高級な文化感をゆったりと味わえる。

現在も蒔絵の高級品だけでなく日常使いの食器やインテリアなど幅広く展開、

新たな可能性を広げるべく海外企業やクリエイターとのコラボレーションも積極的に行い、

京漆器の語り尽くせぬ魅力を世界に広げていく歩みを続けている。

この象彦の丸形、扇形、月形のネックレスなど漆の素晴らしさが表現されていていいですネー。

ちなみに約2万円ほどです。

蒔絵とは漆器の器面に漆で文様を描き、それが乾かぬうちに金粉、銀粉を蒔いて

華やかな絵模様を生み出す技法だ。

8世紀から12世紀にかけて現在の形が完成し、貝を使った「螺鈿(らでん)」や金銀の薄板を

はりつける「平文」などをはじめとして、

材料や工程によって多種多様な技法が今もなお受け継がれている。

とりわけ、長年都の地であった京都では、平安京の時代から、

朝廷や寺社が求める超一流品が作り続けられ、蒔絵の技法が磨き上げられてきた。

こちらは2階の特別フロアー。

この赤いジャンパーの外人さん、1階でも熱心にじっと各商品を見ていたし、

2階では象彦の社長さんと話をしていた。

漆に相当興味をお持ちのようで最後は何か買っていました。

2階一番奥にいた着物の方が(株)象彦の社長・西村毅さん。

とてもフランクな方でスミダマンにも伊藤若冲の作品について熱心に説明をしてくれました。

それがこの作品若冲鶏図蒔絵「硯箱」。

ちなみにお値段は550万円(税込)。

社長は特に蓋裏について力説をしていました。

銀研切蒔絵と呼ばれる銀地に水墨画風に黒の濃淡を文様を表す技法を用いており、

趣きある風合いに仕上げてあると。

本朝三老之図飾皿とその原画。

これは38万5,000円(税込)。

 

 


浦和エリア隠れた名店シリーズ ~番外編6~

2022-11-11 06:13:32 | 地元企業

山六ひもの 熱海店

静岡県熱海市春日町17-17

TEL 0557-83-5605

年中無休

営業時間 8:00~17:00

https://www.yamarokuhimono.co.jp

熱海駅を背にして左手に進みバスロータリーを抜けて徒歩1分の場所にある。

電車の時間までゆっくり寛げるスペースもある。

熱海駅前にはいくつもの魚ひもの店(アオキ、釜鶴、魚とや)などがあるが、

今ハマっているのは当店だ。

店内売場の壁に大きく額に張り出された絵と干物の一節。

当店のまさに看板になっている。

ちなみに山六さんは当店以外に伊東総本店、宇佐美店、学芸大学店の4店ある。

店頭の一角に干物屋さんには付き物のつまみ食いができる試食コーナーがある。

まだ早い時間だったので試食している人はいなかったが1人で焼いてつまみ食いする。

これが旨いんだナー。

ビール、ノンアルコールビール、ハイボール、オレンジジュースも売っていた。

これが店内の光景。

高級感のある店内では商品をゆっくり選ぶことができる。

旬のもの、おすすめ商品など店内に貼ってあり、買い物情報に便利で役立つ。

当店のひものは昔ながらの製法にこだわった手作りの味が売り。

確かな目利きで新鮮素材を厳選し全て自家製。

塩干しは体に優しい無添加製法で魚本来の味が楽しめる。

味醂干しは秘伝の味醂タレにたっぷり漬け込み、焼いた時の匂いが食欲をそそる。

他にも煮付け、漬け、骨無し、瓶物など、多彩な商品が冷蔵ケースの中に並んでいる。

当店のひものと乾物の人気ベスト10。

ひもののNo1は「とろあじ」、No2「とろさば塩」、No3「とろさば味醂」。

乾物No1は「金目だし塩」、No2「あおさのり」、No3「生しらすくぎ煮(山椒)」だそうだ。

1日20セット限定の人気ひものベスト3を詰め合わせた熱海セットが1,700円。

さばとあじが好きな人には魅力的なセットだ。

これは限定「敬老の日セット」。

大好きなおじいちゃん・おばあちゃんにありがとうの気持ちを込めて3,000円、2,000円。

お客の購買意識に訴える素敵なセットだ。

熱海といったら海上花火。

なんと春が2回、夏が6回、秋が1回、そして冬が2回。

一年中花火を打ち上げて観光客を喜ばせている。

この海上花火を見たいがため、熱海に来る人が結構 

いるそうだ。

 

 

 

 


鳩居堂本店

2022-09-07 06:15:57 | 地元企業

鳩居堂京都本店は御池通に近いところの寺町通に面している。

この寺町通は豊臣秀吉による京都改造によって

通りの東側に寺院が集められたことから名付けられた。

当店は本能寺の隣りで、この通り付近には古美術店、画廊、古書店などが多くある。

https://kyukyodo.co.jp/shop/index.html

こちらが2020年11月28日に106年ぶりに建て替えられた鳩居堂の本店。

この鳩居堂の歴史がすごい。

1180年(治承4年)源頼朝が熊谷直実の軍事的活躍を称え「向かい鳩」の家紋を送った。

直実は1186年(文治2年)に平敦盛を討つなど活躍するが、

1193年(建久4年)に出家して法然の弟子となり「蓮生(れんせい)」と名乗った。

1663年(寛文3年)直実から数えて20代目の子孫を称する直心(じきしん)が

薬種商として現在の場所に店舗を用いて創業したのが始まり。

当店は創業357年の老舗。

関東の人は鳩居堂というとすぐ日本一地価の高い銀座鳩居堂を思い浮かべるが、

実は京都発祥の地ということだった。

今回のは建築的に素晴らしい建物だが、店舗のレイアウトや商品の配置を

できるだけ以前と同じようにして什器も6割以上

昔から使用しているものを修繕して使用している。

12代目の熊谷直久さん曰く「建物は新しくなったが、それに気づかないほど街に馴染み、

お客様や寺町通を通行される方から以前と変わらないねと言っていただけるのも嬉しいです」と。

当店はお香、書画用品、はがき、便箋、金封、和紙製品を中心に

2,000点以上の商品を取り扱っている。

さらに通年1万点以上の商品が登録されており、今回のリニューアルに伴い、

ディズニーとのコラボレーション商品など新商品も登場している。

4枚目の写真に写っている鬼瓦の紋様にあるのが「向かい鳩」の商標だ。

漢方薬や薬の原材料である薬種の輸入先である中国より、

書画用文具の輸入販売を始め寛政元年(1789年)頃から頼山陽や池大雅など

文人墨客の研究・製造が始まった。

筆が並ぶ商品棚の上に「筆研紙塁皆極精良」の文字は頼山陽揮毫のもので

「筆も硯も紙も墨も皆すばらしい」という意味だとか。

以前の店舗は1階のお店と2階が倉庫だったので今回の新しい店舗は

天井を高くして1階のみとし、天井から自然光を取り入れるトップライト、

壁面はガラス張りで明るく開放的な建物になっている。

実に京都らしく素敵で素晴らしいそのディテールにうっとりと浸ってしまうようだ。

また、ご覧のように壁、天井に細かく細工された木片が組み込まれ、

木特有の人の温もり優しさが伝わってくる。

照明器具もこれだけだと平凡だが、店内全体に配置されと、なんとも言えずお洒落になる。

今回の建て替えで新たに造られた中庭。

左奥に植えられたシンボルツリーは秋になると美しく紅葉するらしい。

帰りがけに目に付いたのがブリキに亜鉛メッキ(?)されたような樋と木建具のレール。

昔懐かしい素材だが、すごく新しさを感じ新鮮な意匠になっている。

本店の斜め向かい側にある営業店で、こちらも新しく建て替えられた。

ところでこの鳩居堂という屋号は、儒学者・室鳩巣が「詩経」の召南の篇にある

「維鵲有巣・居鳩居之」より採って命名したもので、

カササギの巣に托卵する鳩の様子から「店はお客様のもの」という

謙譲の心で経営すべきの意が込められた屋号であるという。

こちらの営業所の意匠も基本、本店と同じで寺町通を挟んで相乗効果を出している。

設計は千代田区九段南にある内藤廣建築設計事務所。

作品としては鳥羽市立海の博物館、旭川駅、

富山県美術館、とらや赤坂店などがある。

こちらのお店の約1/4くらいのスペースには喫茶コーナーがある。

白のテーブル、赤と黒の椅子、いわゆるレッズカラーのお洒落な空間が魅力的だ。

ここでは一保堂茶舗の冷たいほうじ茶と

フレンチレストランMotoiのマカロンカカオと木苺のマカロンが385円でいただける。

こちらの店舗は本店とは違い、気軽に聞香、香道体験ができ、

イベントコーナー的なエリアになっている。

鳩居堂が目標にしているのは、日本の伝統文化を守り伝え、育てていくこと。

お店にあるさまざまな商品を手に取り、体験することで、

その文化を少しでも知ってもらえたらと考えているとか。

素晴らしいコンセプトだ。

店舗のディスプレイ、展示の企画創造力も感心してしまうほど素晴らしいが、

スミダマンの仕事柄上、この建物の設計ポリシー、

そして具体的なディテールが本当にチャーミングで感心してしまう。

その参考に店内に展示されていた立面図、断面図、矩計図などアップしてみました。

その内装仕上げは本店と同じだが、こちらの店の空間の方が販売商品がないためか、

すっきりしていて建物の魅力が前面に押し出ているような印象だ。

ほれぼれする木造内装のディテールをお楽しみください。

これは久々に見た木造建築の傑作だ。

こちらのディテールは様々な木目の天井桟木と壁のなんともいえない味のある化粧石。

すごい設計だと見とれてしまった。

この営業店の裏側には鳩居堂と書かれた高い建物がある。

用途は何の建物かわからない。

 


京都 八百一本館

2022-09-02 06:04:31 | 地元企業

京都市中京区東洞院通三条下る三文字町220

定休日 きょうのおかず・火曜日、セイボリー・水曜日

営業時間 10:00~21:00

https://kyotoyaoichihonkan.com

スミダマンが好きな浦和アトレ、ガーデン内にある「八百一」さん。

(2021-11-29付その22-Ⅱ参照。)

たまたま今年の春、市街地をブラブラしていたら八百一本館を発見。

その時は前を通ってガラス越しに店内をのぞいただけで、

いつかまた来て中をゆっくり見てみたいと思ていたが、3ヶ月後にそのチャンスが来た。

本館スーパーの入口はいかにも京都らしい祇園祭のしつらえがされていた。

立派な提灯の上には番傘が。

それも洒落たデザインで見ていたら今京都にいるのだナと思わせるものだ。

大きな暖簾には家紋が入り、とても風格を感じる。

当本館は本当に広い。

3フロアーの中に野菜のスーパーはもちろんのこと、丹波牛、京都の店、

鮮魚屋さん、ベーカリーにピザ&スイーツ、そして系列の半調理野菜店。

2階はレストラン、ビオワイン・リキュール店、

雑貨屋さん、フラワーショップ、グロサリー、教室・多目的スペース。

3階にはコーヒースタンド、そして八百一の郷・六角農場など多彩な店舗構成になっている。

こちらは店舗、スーパーの入口。

大きな入口の扉が木製でお洒落。

全体的に京都っぽく、庇も付け、お金をかけている。

入口を入るといかにも京都っぽい渋い壺に素敵な活け花が迎えてくれた。

2階レストラン「きょうのおかず」のテイクアウト限定ポスター。

はも寿司(3,000円)、蒸しやさいとだし巻き(800円)がいかにも京都らしい。

本職、八百一さんの野菜売場エリア。

吹抜け2階からも撮ってみました。

その圧倒的な質(種類)と量。

さすがお手本の京都本店。

陳列、ディスプレーも素晴らしい。

見ながら歩いて回るだけでワクワクしてきて楽しい。

こちらは実演コーナー。

丁度かき揚げを作っていた。

浦和店ではこの作業は店内に入っていてチラッとしか見られない。

こちらはお惣菜コーナー。

この圧倒的な種類。

さすがおばんざいの本家の地だ。

ディスプレー特に照明が素晴らしい。

おすすめの野菜を八百一特製の甘酢で漬け込んだ「八百一ピクルス」100g180円。

九条ねぎたっぷりの自家製焼豚100g380円。

新商品・京野菜の万願寺のおかか和え100g299円。

京野菜をふんだんに使ったお惣菜は見ているだけで本当に楽しい。

店内はゆったりとスペースを取り、スーパーとは思えない高級感を演出している。

商品を並べた棚の上には素敵なディスプレーが施されている。

こちらは鮮魚コーナー。

夏の京都といったら鱧。

スーパーにも手切のはも1,280円と手切活ハモ落とし(生食用)680円が売られていた。

スーパーに吹き抜けのエスカレーター。

階高も高く迫力があってお洒落な空間を造り上げている。

そして2階フロアーから店舗内を撮った1枚。

天井と床に木を使用。

とても温かみのある空間でデパート以上の素敵な雰囲気を感じた。

八百一さんは単なる八百屋さんではない。

野菜はどのように成長するのか、育てるのにどんな手間がかかるのか、

ものへの憧れからこころの憧れ。

3階屋上には八百一の郷・六角農場を切り取った日本初の屋上農場がある。

残念ながらこの施設を見忘れてしまった。

これはもう一度行かなくてはならないナー。

 

 

 

 


浦和エリア隠れた名店シリーズ ~その29~

2022-08-11 06:08:01 | 地元企業

サンドイッチ・食パン PANYA-SAN

1、さいたま市浦和区仲町1-3-9

TEL 048-833-4040

定休日 日曜日

営業時間 6:30~13:00(売り切れ次第終了)

今、浦和エリアで注目の超人気サンドイッチ専門店。

その名もズバリ「PANYA-SAN(パン屋さん)」。

当店は以前グルメ通りとして紹介した通称裏門通りの

イトーヨーカ堂前あたりに2020年2月17日オープンした。

この通りは実質歩行者天国状態で、

ご覧のように道の真ん中にウエイティングの列ができてしまっている。

当店のサンドイッチメニューは約20種類。

しかも1個200円~350円とリーズナブル。

人気のミックスAはたまごとツナのサンド、ミックスBはたまごとハムチーズのサンド。

他の売れ筋としては厚切りトマト、しゃきしゃきレタス、

きゅうりの食べ応え十分なヘルシーで美味しい野菜サンドもある。

また、スイーツ系フルーツサンドもあってバリエーションは幅広い。

当店の食パンも絶品。

しかも高級食パンと違って1斤250円、3斤750円ととてもリーズナブル。

サンドイッチにはこの食パンを使用していてほんのり甘味があり、

キメが細かく、もちもちしていて、サンドイッチを持つだけで

指の跡がついてしまうほど柔らかい。

実は当店オープンの前は浦和駅西口駅前に店舗があり、

ここが人気店としてパンヤサンの名に火を付けた。

朝から列ができ、昼頃には売り切れ御免。

1日500個は売り上げていたとか。

しかし残念ながら浦和駅西口再開発のため閉店し、当店の開店につながった。

なお、このショーケースの裏にはパン、サンドイッチの製造工場があり、

チラッと見受けたがかなり広いところで商品製作していた。

2、PANYA-SAN パルコ店

さいたま市浦和区東高砂町11-1 浦和PARCO地下1階

そうこうしているうちに今度は2022年7月8日に

浦和パルコ地下1階にパルコ店がオープンした。

何という目まぐるしい展開。

このパルコ店はやはり路上店(本店の仲町店)とは違う雰囲気があり、

ここはとても買いやすい。

オープンしたてということもあってショーケースの半分は空き状態。

しかし生産拠点が近いためどんどん補充されてくるので問題はないとか。

パルコ店では親切に丁寧にサンドイッチのメニューと価格が店頭に表示されている。

コロッケ210円から焼き芋ホイップ300円まで20種類。

変わったところではコンビーフポテト330円、あずきホイップ260円あたりか。

当店のサンドイッチの大人気の理由が書かれたボードも表示されていた。

・具材との相性を考え焼き上げた高級食パンを使用

・具材たっぷりでボリューミー

・お値段がリーズナブルでお財布に優しい

ちなみに仲町店ではお昼に完売してしまうとか。

これがこの日に買ったミックスAたまごツナ292円、

ミックスBたまごハムチーズ313円、

コンビーフポテト356円、カニサラダ292円だ。

見るからにボリュームがありますね。

たまたま撮ったオープン前日の夜7:00頃のPANYA-SAN・パルコ店の光景。

この場所の前店は「マンゴースター」というお店だったらしい。

 


浦和エリア隠れた名店シリーズ ~その28~

2022-08-06 06:39:01 | 地元企業

STEAM BREAD URAWA

さいたま市浦和区仲町2-3-22 桑原ビル1F

TEL 048-767-4424

定休日 無休

営業時間 10:00~20:00

https://steam-bread.com/

世の中の高級パンブームに乗って浦和エリアでも続々高級パン店が進出。

当店も前回紹介した「キミイツ浦和プライマルシェ(君といつまでも)」

(2022-7-2付ブログ、隠れた名店その27)とほぼ同時期、

しかも同じ旧中山道沿い約200~300m違いの至近距離に今年4月9日(土)オープンした。

当店は日本初のスチーム生食パン専門店で、渋谷区恵比寿の東京店に続いて2号店になる。

店の造りは奥ゆかしく、ビルの一歩二歩奥まったところに売り場が設けられている。

視認性はちょっと悪いが、かえって高級感を感じさせる

空間となっていて良いのではないでしょうか。

ご覧のように売場の先のガラス戸の向こうは、かなり広いパン工房になっている。

この光景を見るだけでパンが出来たてというイメージにつながって

プラス効果を生んでいる気がする。

販売商品の種類は限られていて、メインのスチームブレッド1斤600円、1.5斤900円。

スチームブレッドトースト1斤500円、1.5斤800円、

スチームブレッドクリームチーズ1斤1,000円。

それにチーズオムレツサンド、ラスク、バターとマヨネーズ、

さらにソフトサービスアイスクリーム350円を扱っている。

スチームブレッドの食パンは低温長時間発酵を施し、

水分を多く含む生地に焼成時に蒸し焼きの工程を入れることで、

今までにないもっちりとした食感が特徴の逸品となっている。

また、製法と素材、産地にとことんこだわった

「日本を元気にする至福の食パン」を届けようと

国産小麦100%、北海道産生クリーム、国産の練乳やクリームチーズ、

純粋はちみつを贅沢に使用しているほか、

全ての製品は着色料や保存料不使用で耳まで柔らかく、

お子様からお年寄りの方まで安心して召し上がれる。

STEAM BREADさんは食パンをもっと多様にというコンセプトを掲げ、

パンの新しい楽しみ方を模索してきた。

今回コラボレーションする「ふつうのマヨネーズ(1,080円)」は

酸味と塩味が優しく、何につけても寄り添ってくれるソースのようなマヨネーズだ。

これで食パン×マヨネーズという究極にシンプルな新しいペアリングが実現した。

実はこの写真は5月2日に訪問した時のもので、

まだ浦和店がオープンして1ヶ月も過ぎていない時のもの。

その後、この高級食パンブームの勢いに陰りだ出てきたとの新聞記事を見たが、

現在の状況がどうなのか気になるところだ。

 


浦和エリア隠れた名店シリーズ ~その27~

2022-07-02 06:27:13 | 地元企業

キミイツ浦和プティマルシェ

(キミイツ×ヨロ研野菜直売所)

さいたま市浦和区高砂2-14-16

TEL 048-814-0100

営業時間 10:00~19:30

中仙道沿い玉蔵院さん入口の角に、ある意味すごいお店が3月23日(水)オープンした。

今や埼玉県南を中心に2年前から急拡大ドミエント展開を行っている

高級食パンの「君といつまでも(通称:キミイツ)」(2020-8-18付ブログ参照)と、

TV紹介(アド街ック天国)などマスメディアで何回も取り上げられている

ヨーロッパ野菜研究会(通称:ヨロ研)が、とうとう当店でコラボした。

両者とも同じ方向性、思考を持っているグループ会社に見えたので

とうとうここまで表現するようになったのかとの思いを抱いてしまう。

さいたまヨーロッパ野菜研究会は2013年発足。

イタリアン・フレンチをはじめとする洋食が人気の町、

さいたまのレストランシェフからの「新鮮な本場のヨーロッパ野菜が欲しい!」という声に応え、

若手農家グループ、地元会社のトキタ種苗(株)、食料品卸などが協力して

ヨーロッパ野菜の地産地消を実現している。

現在13軒の農家が年間約70種類のヨーロッパ野菜を生産、出荷している。

今期から地元浦和レッズからJ3のFC岐阜に移籍した元日本代表の宇賀神友弥選手も

当店と深く係わりがあるようだ。

店には宇賀神選手贈のお祝観葉植物と浦和レッズ時代のユニフォームが飾られていた。

キミイツはW3冠を達成した。

2020-21パンフェス、伊勢丹浦和史上No1の売上、

高級食パン部門でそごう大宮店史上No1の販売本数歴代、

全開催パンフェスNo1売上歴代、

そして君にメロメロと称したリッチメロン限定食パンも売られている。

店頭に置かれていたコーヒー焙煎器もその機能性と同時に

ディスプレイのアピール度もあって絵になっていた。

路上に置かれたポスターもとてもお洒落に見えてしまう。

「君想う」食パンで日本初最高金賞を受賞した。

キミイツの高級食パンは国産バター100%、無添加生クリーム、

トランス脂肪酸フリー、ショートニング・マーガリン不使用のパンだ。

店内の奥まったところには控えめに「食パンで日本初 最高金賞受賞」という

2022フードプロフェッショナルアワードという食のプロのお墨付きをもらっている。