ロータリークラブ地区大会でジャーナリストの櫻井よしこさんの
講演会を聞いて来た。その時は丁度アメリカトランプ大統領が
日本をはじめ東アジアの外遊をしている正にその最中であった。
氏の経歴は以下の通りです。
ベトナムで生まれ、新潟県立長岡高校卒業後
ハワイ大学の歴史学部を卒業。1971年から3年間クリスチャン
サイエンスモニター紙で東京支局勤務。その後アジア新聞財団で
NEWS記者、東京支局長を務め、1980年から16年間
NTVニュースキャスター並びにジャーナリストとして活躍。
2008年から現在まで公益財団法人国家基本問題研究所の理事長を務めている。
(櫻井よしこオフィシャルサイト)
記念講演の演題は「日本の進路と誇りある国づくり」
話はトランプ大統領の東アジアの旅から始まった。
この旅は歴史の転換点になる。アジア諸国は大変な目にあう
決定的一歩が踏み出された。同じ様な事は100年前にもあった。
それは世界で一番強い力を持っていた大英帝国が米国に
その力を譲り渡したことだ。第1次世界大戦の時は
大国の条件を米国は得た。その1つがパナマ運河の開通。
日露戦争で大国ロシアが小国日本に敗れた理由をアメリカ大統領
セオドアルーズベルトは真剣に分析させた。その原因の1つに
2つの海軍艦隊が大きく分かれていたことが力を分散させてしまった
という教訓を得た。その後今でも米国は世界一の力を有し続けている。
ところがトランプになって心が変わってきた。
アメリカファースト、そして恫喝と懲罰。トランプには教養があるとは思えない。
櫻井氏の私見ではトランプが変わってもアメリカは変わらない。
オバマとトランプは諸外国のことはもういいという点で驚くほど似ている。
例えば2013年9月オバマはシリアのアサドをやっつけると
言いながら軍事介入はしなかった。その時から世界はガラガラと変わってきた。
ロシア、中国は今の内にと2014年3月ロシアのプーチンは
クリミア半島を併合するし、中国は南シナ海を埋め立て始めた。
これで南シナ海はほぼ完全に中国の海と成った。
トランプが日本に来た日、産経新聞は「本当に日本は注意しないと危ない」
と指摘した。これは実質的に中国と手を握るからだ。
アジアの旅に出る前にトランプは親中的なキッシンジャーを
ホワイトハウスに呼んだ。そしてキッシンジャーは
習近平のことを「He is great Man」と入り知恵し、
北朝鮮の件で中国はいろいろな面から締め続けた。
中国共産党大会で習近平は3時間20分も演説した。
この中味には恐ろしいことが書かれてある。2049年(中国の建国100年)
までに偉大な中華民族は復興し、中国の夢を実現する。
その為に人類が見たことのない様な軍事力を持つと言っている。
そして周辺国に対ししてザクロにたとえている。
そこでトランプ、習近平会談は極めて重要だ。習近平は大戦略を
出してぶつかる。トランプは戦術しかない。トランプは馬鹿だから
中国の実体のない28兆の金でごまかされる。ヨーロッパの
社説ではトランプは習近平にやられ放しと書かれてしまう。
本当に日本はあの鳩山のバカボンボンでなく安倍総理で良かった。
ベトナムでのトランプのスピーチには本当に失望した。
南シナ海の一言も無い、勝負は終わった。中国の大戦略に米国の戦術が負けた。