くるたのしき・・・スカイランナーへの道<復活!>

走ることは「苦しいけど、かくも楽しいこと」つまりは『くるたのしいこと・・・』と、高山を走るスカイランナーを目指した手記。

第63回富士登山競走・・・完走できた!

2010-07-26 22:27:19 | 山岳マラソン

7月23日 灼熱・・・暑く、・・・熱く、燃えました!

くるたのしき・・・第63回富士登山競走が今年も開催されました。この日の為に1年間厳しいトレーニングを積み上げてきたであろう富士登山競走を愛する人たちが、平日にもかかわらず、5千人を超えて全国各地から富士吉田市役所前に集まった。

私の場合、この大会に出て、時間内完走することが年間での1つの大目標。(数年前までは富士登山競走で3時間台で走ることが目標だったけど、怪我やらアクシデントなどがあって練習量も稼げず、当然ながら目標が少し萎んでしまった)。が、駅伝、マラソンやらマスターズ陸上でも熱く燃えるのは事実だけど、この富士登山競走ほど私の中で情熱を注ぎ込む大会は他にない。冷めた見方をすればただのレースで「遊び(=趣味)」の一環なのだけど、そんな「遊び」に思い入れる気持は「ただの遊び」を超越していると自分では思う。兎に角、走力に乏しい私の場合、相当練習しないと達成できない時間内完走っていう目標をもって、1年に1度だけこの日の為にだけ(と言い切ってもいいほどに・・・)1年間頑張って走ってきた成果を試す日がやって来たのだ!

数年前まではランナーズなどのマラソン雑誌では頻繁に富士登山競走を煽りたていた。昨年は申し込み数日で参加制限人数を超えてしまった。その挙句、(練習が浅い?選手なのだろうか)レース途中に死者まででた。そもそも走る場所が高地のガレ場という特殊で、一般の人が富士山を登るということすら厳しい場所を、普通のマラソン大会のように「完走必勝法」などの記事で囃し立てた結果で、いつかは必ず発生する大事故だったと(事故状況は判らないが)私は思う。(多分)その反省もあってか、今年のランナーズからは富士登山競走の特集記事は無くなり、富士登山競走参加者も5合目コースを走り2時間30分以内の記録を持つ者とした今年の大会運営の処置は大正解だと思う。5合目通過タイムが2時間30分辺りでは到底山頂コース時間内完走は無理なのだが、5合目以降の「走り」に参加する資格があるかないかの線引きする点として2時間30分は妥当だと思う。

Imgp2916 そんなわけで今年の富士登山競走は数年前までとすっかりスタートの様相が変わってか、ランナーに若者が多くなった!トレイルランニングブームによるところだろうけど、一頃までの富士山を愛する「富士登山競走命!」のおじさん、おじいさんランナーがすっかり影を潜めた感がある。それとランパン・ランシャツの風体から、トレイルランニングの雑誌記事を切り取ったような高機能タイツでバージョンアップした方々が多いのも特徴的だった。色々な面で様変わりした富士登山競走だけど、結局は走る中身(苦しさ)は何も変わらないで・・・、苦しくてかくも楽しい(=くるたのしい)富士登山競走が炎天下の中、今年も開始された。

前夜にいつもの駐車場に車を停め、車中泊で朝を迎えた。前夜まで食あたり?で、軽い下痢に悩まされて体調イマイチだったけど、睡眠は適度にとれて、爽やかな朝を迎えた。早朝、車からの富士山はくっきり、実に雄大に見えた!

5時過ぎの受付でゼッケンなどを貰い、出走準備に取り掛かる。このレース前の短い時間、煩わしいほどの参加準備の忙しなさと、スタートを待つ緊張が私は大好きだ。

私の今までの記録が「不甲斐ない」と判断されるのだろう、今年は「Cクラス」という後方スタート組となる。クラスはA、B、Cと別れて、この最下位クラスの「C」の位置はちょっと悲しいけど、昨年の記録を見ればまあ仕方が無い・・・。今年は「参加できる」だけでも由として、山の神様が「まあ頑張りや!と言ってると理解して(ちょっと悔しいけど)受け入れる。いつもの仲間はA、Bクラスの模様で、キナバルの友たちにはN村さんを見かけただけで、スタートでは誰にも会えず・・・、ちょっとだけ(みんなに置いていかれたようで)寂しい。

Imgp2911 スタート前、キナバルクライマソンのレースデェレクターに会うことができ再会をお互い懐かしんだ!。私は2006年のクライマソンレースのときに偶然に撮られた写真が、2007年のマレーシアサバ州のボルネオ島観光局パンフレットの表紙になった現地の「有名人」。なのでレースデェレクターには確りと挨拶と抱擁・・・。彼もやっぱり覚えていてレース前の大会イベントブースの前で2人で大いに盛り上がった!

さて、スタートはC組最前列に並んだが、B組の選手層が厚つかった。今年は参加者は選別されて、選手レベルが上がるので、まあ完走率が50%とアップしたとすれば、B組の半分以上、前にいる多くの選手を喰って走らないと時間内完走は到底無理。多分走ったとき回りのランナーが「Cクラス」であった場合には、8合目関門も突破できないだろう。このレースの特徴として山道に入った馬返しから、また5合目以降からも順位を大幅に上げることは難しいことを考えば、スタート直後から如何に順位を上げてロードを走り切るまでに如何に上位に食い込んでいるかが1つのカギと考え、ロードを耐えて走ることを戦略とした。特に今年から山頂コースの選手は全てレース「経験者」。尚且つBクラスの中でも半分程度しか山頂到達していないことを考え(加えて参加選手のレベルは以前より数段上がっていることを考えて、さらにレース後半でたびたび渋滞が発生することを考えると)、私のような完走ボーターラインの走力の者は、今年の場合、兎に角前半を相当頑張らないといけないと覚悟した。

Imgp2924 スタートは、毎年恒例の「エイ・エイ・オー」の掛け声で盛り上がり、スタート前のピリピリした緊張感を吹き飛ばしてくれる演出には感謝と感動。号砲一発、定刻7:00に転倒者もなく軽快にスタートした。スタートはスタートラインを切るのに既に渋滞でノロノロムード。このCクラス組集団を突破しないと目標達成できないアセリがあって、なんとか人を掻い潜って前に前に走った。スタート付近も標高800mほどの高地なので、既に息苦しく、これに暑さも加わってレース序盤からかなり苦しかった。

Imgp2926 スタートして数分後、浅間神社の登山道の木陰に助けられて、暑さを回避して、なんとか「ガマン、ガマン」とブツブツ繰り返して集中力を高めて走った。このロードでの最後までの頑張りが完走確立を大幅アップさせることを信じて、馬返しのエイドステーションでの恵みの給水を思い描いて走った。馬返し通過は1時間8分。目標タイム設定では、馬返しは1時間4分だったので、ここで既に4分遅れている。Imgp2928

Imgp2927 登山道に分け入ってからは、走れるところは走る、歩くところはガマン・ガマンで歩き、前の走者の隙を見てスッっと前に出ることにだけしっかり集中し、順位は落とさず、数人ずつ、少しずつ順位を上げていくことを心がけた。ここでは「ちょっと休もう」と思う心の隙は後々には命取りになることを十分に知っているので、この登山道はロードとは違う筋肉を上手く駆使して「苦しいことは当たり前」と覚悟を決めて登った。

Imgp2937 5合目前は酷い渋滞で数分を費やし、五合目関門に到着。2時間8分。例年1時間56~58分が私の目安だったことを思うと、ここでも大幅に時間を落としていることで(ちょっと)あせる。だけど渋滞が多く、それでも周りの選手は意外と冷静にマイペースで走ってることを分析して、改めて集中集中で、諦めない気持だけを強く持って走った。

Imgp2940 Imgp2943 7合目までのガレ場と砂地は先週試走した御殿場登山口で否になるほどもっと足場の悪い道を走って練習していたことが功を奏したのか、また5合目まで無理せずに力を温存できた為か、例年苦しむ道を以外なほど苦にせず走れた。ここでは順位を上げることは出来ないが、落とすことなく岩場までたどり着いた。7合目から8合目までの岩場は大渋滞。登山客、特に外国人登山者が多く、ランナーなんかはお構い無しにマイペースで岩場の狭い登山道に立ち塞がるので、ここでかなりの時間ロス。8合目関門が3時間51分。ここの目標は3時間40分だったので、それでも5合目までの時間ロス以上の落ち込みはなんとか回避して登れたことになる。途中で六花さんに抜かれて、8合目関門前にはキナバルの友のY本さんに抜かれしまった。Y本さんは大きな登山用のリュックを背負ったままで走っていて、そのいでたちに驚く。あんなモノを背負ってるY本さんを見て、あれでも走るのだから・・・と勇気づけられて彼のリュックを見つめて走った。

Imgp2939 9合目過ぎ・・・。4時間半の制限時間まで残り10分を切って、頂上ゴールが見えているのにその距離が全く縮まらずかなりあせる。みんなで「頑張ろう!頑張ろう!」「皆でゴールしようぜ!」「まだ間に合う!」などと声掛け合って、周りのランナーと一体になって励ましあって兎に角頑張った。残り5分を残して鳥居前に到着し・・・、なんとかなんとか多くの拍手の中ゴールできた。時間はなんと4時間26分。制限時間4分前のヤバイタイムだった。後半の途中、1回かでも足が攣ったり休んだりしたらOUTだった。それでも目標の時間内完走が出来たことは、ただただ練習にかけた時間、富士山に通った時間、毎日走った距離、これを可能にしてくれた家族や友人の応援など、諦めない気持を強く持てたことが勝因なのだと思う。

Imgp2948 意外なほどギリギリ時間のためか、ゴール後に感動の涙は出なかったけど、山頂で喜ぶ周りのランナーと一緒に握手し合ってお互いの時間内ギリギリ完走を称えあった暫しの時間は全くもって充実したものだった。諦めなければ・・・達成できる!そんなことを強く思えた瞬間でもあった。Imgp2950

下山は(故障しないように)マイペースで雲海を見ながら、「富士山ありがとう」を心で呟きながら駆け下りた。あとは、走る機会を与えてくれている家族(特に家内には)感謝して駆け下りた。数日前、有志で応援してくれた会社の同期たちにもちょっと感謝・・・。いつも一緒に走ってくれる三島陸上の子供達、コーチ仲間にも感謝・・・。目標達成&山頂到達後の下山っていう状況は色々なことに本当に感謝し、反省し、心を整理して素直な心にさせてくれる不思議な力があるように感じた。Imgp2954

今年は完走賞に「フィニッシャーTシャツ」が準備されていた。これを手に出来るのは参加した中でも1000人ちょっとのはず。このTシャツは今年が最初なので、(私の中では)かなりのプレミアモノ。デザインもシンプルで素っ気ないTシャツだったけど、色がサロマブルーのようで斬新で、このTシャツを手に出来て本当に良かった!Imgp2971

来年は・・・と聞かれたら、やっぱり限界を感じるまでは(完走如何に関わらず)挑戦し続けようと思う。富士山にはそんな『挑戦』を受け入れてくれる懐がある・・・。なんかそんな気もする。受け入れてもらえるまでは、何歳になってもまだまだ挑戦し続けていこうと今は思っている。Imgp2958


富士山ランニングの2回目。御殿場口から挑戦しました!

2010-07-19 10:15:24 | 山岳マラソン

7月17日 土曜日 真夏到来!暑くあつく・・・なりました!!

Imgp2798 一時雨が降ったり、晴れたりと、雲が強く流れて、蒸し暑さだけは日に日に増してきて、・・・この天気の変わり目の狭間の数日は、一進一退を繰り返した「晴天」が今日はバッチリと決まったようだ。

早朝3時半過ぎに起床して軽く荷造りして富士山を目指した。裾野市内を通過時にはワイパーをフル回転しないといけないほどの激しい雨が降ったが、標高を稼ぐとともに雲ははれて朝の青色の空が見えてきた。富士登山競走を1週間前に控えて、最後の練習チャンスとして富士山ランニングを思いたった。

Imgp2806_2 前日からの富士山マイカー規制をがっちりやっていいて富士宮口登山道へはシャトルバスでのアクセスになるようだ。バスは朝6時からということで、今日は太郎坊御殿場口登山道からの富士山ランニングを選択した。ここは2週間後の富士登山駅伝のコース。テレビでも有名な大砂走りでの襷渡し転倒シーンが流れる区間のところ。ここの登山口は山頂までの距離が長く、登山道はガレ場と砂道の連続、景色も荒涼とした砂山が続き全く変化の無く代わり映えのしない風景が続くので、意外と人気がない。駐車場には全く派手でない登山客のパーティー数人と私同様の富士山を「走る」ためにやって来た数人がいるのみ。マイカー規制している富士宮口からすると全くもってマイナーな雰囲気。

Imgp2807 スタート(新五合目)の標高が1500mと低い。富士宮口が2450mのことを思えば約1000mも標高が低いところが出発地点。だから、最初の走り出しての息の上がり具合は「意外と楽」で軽快に走り出せるのは利点。但し、延々と続く砂場の道は「走る」っていう思いを強く持たないと走り続けることが困難な道であって走るというとき精神面の強さが求められる難所でもある気がする。多分4月とか早い時期からこの延々と続く砂場を走っていれば短距離から登山競走まで走るがっちりした足回りを手に入れることが出来るだろう!なんても思う。まあ、それを実際に実行するのは地元の自衛隊の選手ぐらいだろうか?!

Imgp2814 最近村上春樹の本(走ることについて語るとき 僕の語ること)を読んでいて、その中にPain is inevitable.Suffering is optional)という文があった。これを訳せば「痛みは避けがたいが、苦しみはオプショナル(こちら次第)」っていうことで、彼が言っているのは「走っていてキツイ・・・。もうダメだ!!」と思ったとき「キツイ」と思うのは避けようの無い事実だけど、「もうダメだ!」と思うかどうかは本人の裁量にゆだねられているものだ。だから走るときには「もうダメだ!」と思うかどうかの自身のオプションをはかって、それとの葛藤の中で走ることがマラソンというものでないか!という こと。回りくどく話すものだか、私は『走る』ということの事実をズバリと言い当てている上手い言い方だと思っている。

Imgp2816 さて今日の私は、「止まらないで山頂まで登り切る!」ことを目標にしている。砂場だろうが立ち止まらないで動いて歩いて登り切る・・・。足が痛かったり、呼吸が苦しいのは事実。これに対峙してもうダメだとは思わず、頑張って登り切ることを目標にして今週のレースの自信に繋げたいと思っている。

Imgp2833  御殿場口コースは実にタフなコースだった。延々と先が見通せる辛いコース。山頂までが圧倒的な距離に思えて、苦しいコースでもあった。今日は風も無く、ガスも湧き出ないで、少し日差しが厳しく、・・・それはそれで「安心」して登れる条件となっていい練習ができた。

Imgp2829 駐車場をスタートして、山頂まで3時間20分かかってしまった。多分元気な方が走れば2時間半程度では走ってしまうのだろうが、砂場の走りが苦手な私には苦しい登山ランニングだった。そうとうの距離を歩いてしまった・・・。

最初の予定は山頂の「お鉢周り」もやろうか?!って思っていたけど、帰りの距離もあって、そのまま下山。

下りはいつものジェットコースターかスキーのモーグルのように跳ねて飛んで駆け下りた。「気持イイ~~ッツ!」

Imgp2844 終盤の大砂走りはザクザク楽しく走れた。このとき神奈川県の「ハートブレイク」という富士登山駅伝の方の練習と合流して、大砂走りの走り方、ポイントをレクチャーしてもらって一緒に下山した。若い選手はサスガに速いが、付き添いをしていたおじさんもそうとう速い。その方の年齢が60?歳だそうで、ビックリ仰天!60歳のおじさんのパワーは凄いものだった。

Imgp2842 Imgp2847 富士登山駅伝の襷中継地点には多くの駅伝選手がいて練習の仕上げの走りこみをしていた。富士山中腹で、ガスの中、ランパンランシャツの方々が走っているこの風景も実に不思議なものだ。富士山に大きなリュックを背負って登山する人からすれは「山をなめるな!」と言われそうなのだが、彼らはギリギリの挑戦をしているわけで、そう思うと「負けないで頑張ろう!」と改めて思ったのは今日の収穫だった。タイムはタイムだけど、まあいい練習ができました!今週は時間内完走目指して頑張ります!!Imgp2852


今シーズン初、富士登山ランニングをした!

2010-07-11 23:33:42 | 山岳マラソン

7月11日 曇り、午後は雨・・・

昨夜は米久ランナーズ、チーム三島、三島走友会のランナー仲間が居酒屋に集まった。USAに赴任中で夏休み?帰国中のランナーとの久しぶりの再会にみんな酔いしれた!

みんな近況報告をしたのだけど、私の場合、今は23日に迫った富士登山競走の時間内完走!が目下の目標である話した。

Imgp0128_2 普通に山を走っているときは時間内完走を目標にする・・・てことなど無かったが、ここ2年、練習不足と思い入れ(情熱不足)で富士山には受け入れてもらっていないで、はじき返されてしまっている。年を取ったのか?情熱不足なのか?練習機会も今の仕事のハードさの中では、とにかく時間を工面するのが大変で、厳しい状況になっている。

Imgp0133 そんな中でも、なんとか頑張りたい!とも思い、今日は富士登山ランニング練習に行った。私の場合、自宅から富士宮口5合目まで37km。時間にして約1時間で到着する。2006年は7月~9月の3ヶ月間(お盆休み以外)毎週富士山頂に立ったことを思えば、なんてことのない練習のはず。

Imgp0143 今日は(昨日のお酒もあって)寝坊して出発だった。8時過ぎに5合目に到着しスタート。今日の練習目標は、「走り&歩き続けて途中で休まない!」こと。絶えず登り続けることが富士登山競走必勝の1つと信じているので、登りで「休まない」と課した。

Imgp0145 5合目~山頂まで1時間51分だった。以前は1時間43~48分がいつものタイムなので少し遅い。が、シーズン初回で止まらず登れたことに少しばかり自信になった。練習メニューでは「止まらない(休まない)」の次が「ロープに触らない」っていうのが私の練習にはあります。今日は登山道に整備されたロープを使って、腕&上半身も使って登ってしまった。・・・と冷静に分析すると、まだまだ余裕の時間内完走圏内の走りにはほど遠い走り方だったと反省もする・・・。

Imgp0150 今日は南西風が強く、日が出ないので体感気温が低くかった。が、ガスにまかれることも雨に降られることもなく、順調にはしることが出来た。登山パティーの横を走って登るとき、時々「凄い、すごい」と声をかけてくれるのが、ちょっと嬉しく励みにもなる。朝の「おはようございます」の声掛け合うのも気持がいい。ちょっと忘れかけていた富士山ランニングの良さを思い出した。やっぱり富士山は楽しいなあ!

Imgp0149_2 もう富士山頂まで登山道に残雪はなく快調に登れます。富士山山頂のお鉢周りも残雪はなく走れます。富士山頂の郵便ポストも開設されてましたよ。山頂では富士登山駅伝の練習で走っている川崎からの方にお会いした。居酒屋メンバーで富士登山駅伝を走るようで・・・ちょっと速そうでした!謙遜してお話ししている方に限って、・・・じつは凄い速かったりするので、多分なんか名のある方なのでしょうか!Imgp0148


最近の練習は、山がメインです!

2010-07-08 21:39:42 | 山岳マラソン

7月某日 昼は蒸し暑い日が続く・・・。

最近の練習のこと・・・デス。今はもっぱら富士登山競走の為にコツコツと走っている。思えば昨年の7月14日は国立競技場まで行って、マスターズ陸上競技大会の200m走での肉離れ・・・。その2週間後、痛みを押しての富士登山競走参加を思えば、(色々少しの痛みはあるけども)無事に走れることの今を感謝している。去年の二の舞にはなるまいと、用心用心と、無理は止めてなんとかJOGなどを続けている。

Imgp0106 会社の裏山(田中山)の30分間のJogがメニューの1つ。坂道を登って降りるという単調なコースなのだけど、練習はまず『続ける』ことが大切と信じて、毎日雨が降らなければコツコツと走っている。

こんなもので富士登山競走が完走できるか?っても思うけど、兎に角は走らなくちゃあ始まらないので、信じて走っている。

今日も暑かった。7月23日が灼熱になっても、暑さだけには誰にも負けない・・・っていう変な自信はついた気がする。

Imgp0109 今日7月8日の昼休みは、城山に今シーズン初めて登った。8合目辺りで12時8分過ぎとなり、山頂は諦めた。帰りも足場が悪く昼休みギリギリまでかかってしまった。2006年などの乗りに乗っていた頃からはかなり走力は落ちてしまっているが、あと2週間は気力を高めて頑張りたい。

今日富士登山競走のナンバーカード引換券が届いた。昨年の結果、一昨年の不参加が祟って、ヘボでアドバンテージがない順位での厳しいスタートになった。まあ、(無事に)走れることに感謝して頑張ってみたいものだ!と思う。Imgp0114  

最近はスタートの前列に並ぶこのときにしか会わない友達に、久しく会っていない。多分みんな元気に前列で気を吐いているのだろうけど、完走できずに負け犬ボロ雑巾状態では会いたくないので、・・・何がなんでも頑張りたいな!・・・あと少し、頑張って痩せようかな!?


今年も走ります、富士登山競走!

2010-06-25 23:37:22 | 山岳マラソン

6月25日 曇り

第63回富士登山競走の開催まで既に1ヶ月を切った!今年は子供の陸上練習、町内会会長の仕事、なんだかすごく忙しくて富士山に登っていない。会社の前の城山も沼津アルプスも走っていないで、全く準備不足の年となった。

Img 昨年は7月14日の東京マスターズ陸上で国立競技場まで行って、重度の肉離れ(筋断裂)の大怪我にあって、それでも2週間おとなしくして痛みを我慢しつつ富士登山競走に参加した。生憎の5合目打ち切りで九死に一生を得て、なんとか完走したが、その後まともに走れるまでには半年以上かかった。

今年は先週箱根までJogしてきたが快調だったので、足の状態は良い状態。あとは練習を積めば良しなのだが、走力が落ちてしまっている。

富士登山競走は5合目までは実力、7合目以降は気力の戦いだと心得ているので、気持だけは折れないで頑張りたいと心に誓っている。走力は落ちたが熱いハートでがんばってみようと思う。みんなは上手く練習が積まれているのだろうか?

Y久ランナーズか、Rコーランニングクラブの方に、昔々一緒にウインドサーフィンで競い合っていたK野さんが(私と同じように)ランニングに嵌り、最近は山も走るようになったと聞く。10000mは38分台で走るというから数年前の彼を知る私としてはビックリ!それから今年は富士登山競走を走ることも聞いた。上り調子のK野さんに負けないように、あと1ヶ月頑張ってみようと思う。

大会まで1ヶ月を切ったので、大会への誓いと気合を込めてブログに綴ってみた。


箱根を走った

2010-06-24 09:20:43 | 山岳マラソン

6月20日 曇り時々雨の日曜日

今日は今シーズン最初の富士山ランニングを(密かに)計画していた。ここ1~2週間で富士山に積もっている雪が見る見る小さくなり消えていくのが、雲の切れ間から時々見えていた。

陸上競技大会も一段落で終わり、山を走る季節がやって来た。すっかり増えてしまった体重を身をもって知るには富士山を走るに限る・・・とも思うし、来月開催の富士登山競走の練習として例年はもう1~2回は富士山に上っていることを考えれば、今年はスタートが遅れている。

Imgp2772 さて、前日はワールドカップサッカーやら、町内会寄合があってすっかり就寝が遅れてしまい、日曜日の朝を普通に迎えてしまった・・・。

すっかり出遅れたので、LongJogにメニューを切り替えて箱根山頂を目指してJogを始めた。南風で湧き出た雲で、箱根は中腹以上は雲の中。多分霧雨の予想で、ウインドブレーカーを腰に巻き出発した。

Imgp2770 途中、マウンテンバイクおやじの集団、箱根登山道を降りてきた?(これから登る?)若者集団に遭遇し、中間地点の山中城跡を目指す。霧雨は火照る体や足を適度にクールダウンしてくれて息も上がらず、快調に走れた。途中の箱根登山道に分け入って走れば、・・・足の痛みがなく快調にこのトレイルを走れるのは何年ぶりだろう?!なんて思い巡らして、気持ちよく走れる今の状態に感謝しながら駆け上がる。

Imgp2777 山中城跡で給水し、走ろうとしたとき、マウンテンバイクに大きな荷物を乗せた女性に遭遇。挨拶を交わして(自転車の風体が不思議だったので)こえをかけた。彼女は自転車紙芝居屋さんで、名古屋から東京までを紙芝居をもって自転車で移動中とのことだった。そんな商売があることも不思議、何故に自転車とも思えるけど、・・・まあ、人の思いはそれぞれなので、明るい笑顔に納得し、心から「頑張ってね!」と言い合って分かれた。

Imgp2758 山中を過ぎると更に霧雨は強く、風も出て箱根山頂エコパーキングで上りはENDとした。前方10mは視界ゼロ状態はまさに雲の中で快調の霧雨ランニングだった。

折り返して少しすると、さっきの「紙芝居おねいさん」に会う。ホット紅茶を差し入れたけど、「暑い!」とのことで、霧雨の山の中、・・・その言葉に安心して分かれた。頑張る方にあうと少し元気が貰える気がする。

Imgp2785 色々な人に出会い、やっぱり山を走るのは・・・楽しいものだ。これは走ってみなければわからないだろうなあ・・・。


秋の休日、・・・トレイルランニングにGo!

2009-09-21 23:44:33 | 山岳マラソン

9月21日  終日・・・曇り 風なし・・・

Imgp7942 昨日の大会の余韻で、お尻と腿の付け根が筋肉痛。午前中はゴロゴロと家で時間を潰し、(昨日の反省点もあったので)午後から静岡県健康センターに走りに行った。が、月曜日ってことで休館日で休みでタータンは使用不可。

仕方がないので、林道に車を道端に停めて・・・トレイルランをした。筋肉痛が心地よく一足ごとにギンギンと響いてくるけど、林の中を走るのは気分も晴れて気持ちがいい。朝の新聞で読んだ京都でのトレイル競技の最中、スズメバチの大群に多くの選手が襲われた記事が頭をよぎったたけど・・・時々目にする秋の花々に心を奪われた。Imgp7954

Imgp7947 昨日の大会を終えて思ったこと・・・。短距離、長距離の境を持たず日々確り走っていくこと。場面場面での走りに全力で取り組むこと。タータンや御園グラウンドでは確りしたピッチで走ること。長い距離もコツコツと踏んで持久力を保っていくこと。短距離も走り、長距離も走り、トレイルも走って、山も登る。昨日の自分に負けない体とコンディションを保ち、多くの走る仲間を得る。いままで当たり前にやってきたことを、やっぱり当たり前に確実にこなしていける明日であるように、・・・お尻が筋肉痛でも怠けず走ることが「くるたのしき・・・」私なんだと、改めて思い直した・・・。(今年の夏、・・・大切なことを、忘れかけていた!)Imgp7956 Imgp7949 Imgp7961 そんなことを考えて、2時間半も徘徊してしまった・・・。今度は脛が痛いな!


第62回富士登山競走に参加した!

2009-07-25 23:17:31 | 山岳マラソン

7月24日金曜日 曇りで雨、時々晴れ間あり・・・

第62回富士登山競走が今年も開催された。Imgp6205 この大会は特殊で、マラソンではないし、トレイルレースでもない。富士吉田市市役所前をスタートとして、富士山頂をゴールに、制限時間4時間30分。毎年完走率が40%強の過酷で苦しく厳しい大会だ。私もランニングを始めた10年チョイ前にこの大会を知って、河口湖畔から富士山を一気に走るバカばかしさに驚き、参加してみたのが最初。真面目に考えれば考えるほど苦しいだけのバカバカしい競技なのに全国各地からこの日の為にトレーニングを重ねた「つわものども」が参加者する。多くの参加選手はこの大会の為にほぼ1年間トレーニングをすることに驚き、実際走ってみれば、スタートからのハイペースのロードに加えて、5合目までの登山道を駆け上がる凄まじさと、7合目過ぎの低酸素と筋肉痛の限界の境地で凄い形相で岩場をよじ登る選手を見てビックリしたもんだ。あれから10年以上も過ぎて、私もあの時見た変わり者選手の1人にすっかりなっていた。さて富士登山競走を愛する昔からの参加選手に昨年から異常事態が発生した。実は日本中の最近のトレイルランニングブームで、富士登山競走の参加申し込みが募集3日間で締め切りとなる狭き門の大会になっていた。通年1ヶ月半ほどの募集期間があるのだけど、今年はなんと3日間。申し込めずスタートラインに立てなかった無念の富士登山競走愛好者にはなんとも残念。

Imgp6176 そんな雑誌ブームに乗って「にわかレイルランナー」となったお気楽ランナーが多数の今年の大会は大会運営自体にも変化があった。過去に死亡例などなかったこの大会も、昨年3合目付近で心配停止で死亡したランナーが出た。数週間前の北海道の登山で集団遭難した山を舐めきったであろう登山者や、22日に富士山富士吉田ルートで行方不明になって未だに発見されていない2名の登山者。どうもここ最近は登山するものへの世間のパッシング多い。(だからだと私は勝手に思ってるのだけど)、今日の雨交じりの天気で、大会運営側はかなり神経を使って、大会を中止とするか実施するか?で朝の受付から悩んでいた様子だった。

Imgp6181例年だったら多分実施したであろう今日のコンディションも結局5合目打ち切りとなった。今日この日の為に1年間練習を重ねてきた選手たちには全く残念な結果となった。

私は足のコンディションが最悪だったのだけど、この日だけはやっぱりスタートラインには並んでみたくて、がっちりテーピング&サポーターをして恐々だったけどスタートラインに立った。昨年も膝靭帯が故障で同じような状況だったことを思えば軽度肉離れぐらい・・・、と覚悟を決めて出場を決心した。そんな私には「山頂コースは五合目打ち切り」の知らせは内心「ホッ!」としたのは事実。

さてレースは、気負いの全くない私には「五合目完走」が今日の目的に変更。なのでスタートも後ろ、足をきずかってのスロースタートだった。途中で肉離れ再発だけは最悪の事態なので、脹脛の筋肉は温存し、負担をかけないようにストライドは小さく、ピッチ走法にして走った。無事に馬返しに着き、登山道に入る。いつもは先に先に押しのけるように走る登山道も今回のゆっくりペースの集団では走る人がいない。皆歩く・・・。これじゃ5合目まで2時間半は絶対無理・・・。結局歩く人をごぼう抜きしてピッチ走法で駆け上がった。

4imgp6192途中、3合目過ぎに右足をかばって走っていた左足が痙攣。カリウム&ナトリウムを補給して回復。なんとか歩き&走って五合目ゴール。

いつもは軽く通過する五合目のゴール。意外なほど感動がなく、充実感もなく、燃えつきないで終ってしまった。見上げれば山頂方面はガスの中。多くのランナーは多分私と同じようなモンモンとした気持ちで、まるで山頂方面に見えるガスのように行き場のない不完全燃焼の気持ちで一杯だっただろう。完走してガッツポーズしたり抱き合ったりして喜ぶ方々を見ると、「こんなのは富士登山競走じゃない!」って叫びたくもなるけど・・・。

Imgp6183 反面、足の怪我の再発もなく無事に走り終えた安堵感はあった。帰りのバスでは、(同席した千葉の方と)来年の山頂完走を誓い合って別れた。


走ってみました!箱根トレイル

2009-04-13 23:55:02 | 山岳マラソン

4月12日 うす曇で暑かった!090412_006

090412_005  11日の土曜日には、来るリレーカーニバル(静岡国際陸上予選)の調整レースに当てている東部選手権のためのリレー練習を裾野陸上競技場で行った。練習は午後、なのでちょっと自宅を早めに出て、裾野運動公園の桜で子供とお花見。見渡す限りの桜の花はきれいだった。一陣の風がフワッと吹くと雪のような桜吹雪が最高だった。

090412_022 今日の練習は、土曜日は思いのほか風も上がらず、思い通りの練習メニューをこなせた。例年この時期はリレーのバトンパスが出来ずに苦労する。今年もお世辞にも上手いとはいえないバトンパスだったけど、問題点もちょっとは修正出来てOKだった。あとはオドオドしない、思い切りよく冷静に「マークを踏んだら飛び出す!」を実行すればいいだろう。次週大会で詰まってバトンを渡して、もっともっと攻めるリレーの図になれるようになっていれば今の時点はOKです。

090412_027 090412_032 さて、夕方からは箱根強羅に三陸(お酒のみ)友人らが集合して羽目を外しました。露天風呂が最高だった!

さて翌日の12日。実は(みんなには内緒だったけど)前々から考えていた箱根トレイルランニング計画を実行した。せっかく強羅に宿泊したのだから(ましてマイカーでもないので)、走って三島まで帰ること、尚且つ第1回で立ち消えとなった幻の「ハコネ50kmトレイルレース」に参加できず、ハコネを走る機会を逸していたことが心残り。今日は晴れてハコネを走るチャンスに恵まれて・・・、内心ガッツポーズ。

090412_033 コースは、小涌谷・強羅の宿から早雲山登山口より入山。これから早雲山~冠ケ岳~大涌谷~神山~駒ケ岳~防之沢~芦ノ湖~元箱根~(旧東海道と石畳登山道を走って)三島まで。

090412_038 ケーブルカーの早雲駅は観光客でごった返す混雑だったけど、登山道に入ると、ほとんど登山客にも会わずに快調に登る。が、急勾配と昨夜の深酒&睡眠不足に加えてちょっとの高度で気分が悪くなる。この急勾配も20分もなく山頂尾根に着く。熊笹のトレイルは走りやすく、この頃になるとお酒もすっかり汗で抜けて快調・快調!数人の登山客にお会いしたが、皆さんがお年寄り。箱根ややっぱりお手軽ハイキング登山の部類なのだと、ちょっと安心。早雲山を抜けて大涌谷に下るところは岩場。まあここもそれほどの道ではない。冠ケ岳に登るところは眼下に大涌谷が一望。多くの観光客が小さく小さく見える。時々鼻を刺す硫化水素のイオウ臭が火山を登る醍醐味かな・・・。

090412_045 冠ケ岳から神山は芦ノ湖富士山の眺望がいい。ちょっと霞んだ天気がタマニキズなのだけど、気分は最高。この神山からの下山ルートのトレイルはほどほどのアップダウンで走りやすい。一気に駒ケ岳の下に到着。ここから一気に駒ケ岳に向けて走る。ここは090412_052 かなり登山道が整備されているが(人が多いためか?荒れてもいて)走りやすい。駒ケ岳山頂の熊笹の原っぱに到着。ロープウエー駅で水を購入。この先に下山するルートは無いことを聞き、もと来た道を走る。防之沢に一気に下るが、塹壕(ざんごう)のような登山道は走りにくかった。このルートは雨が降ったら悲惨だろうな!と思えるスリッピーな道だった。

090412_044 090412_055 プリンスホテル奥の芦ノ湖湖畔に出て、湖畔をJOGして帰る。が、元箱根まで5kmの表示にはげんなり!道も狭く、自動車がスピードを出して走るここは頂けない。湖畔の石畳遊歩道を走るが、ここも足を捕られて走りにくかった。

帰りは1号線を下り、途中から旧東海道で整備した石畳の登山道を下って走る。山中城のお蕎麦屋さんで山菜そばで休憩後、またまた旧道を走って帰った。

090412_063 家に着くと、5時間54分かかっている。途中休んだり、歩いたりもしたけど、よく走ったものだ。

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090412_080 いつも家から東の方角に臨む箱根だけど、意外と走りやすいトレイルだったと知る。やっぱり富士山を走ったりが充実感がある。走りのキツサだったら、沼津アルプス(香貫山~鷲頭山往復ラン)のほうがキツイかな!?ってのが感想だった。近くて遠かった箱根。「ウン、・・・まあこんなものか!」ってのが感想だった。

「くるたのしき・・・語録24」

『見えない根が、・・・花を咲かせる!

見えない努力が、・・・人を輝かせる!』


第61回富士登山競走に参戦した!

2008-07-26 21:56:31 | 山岳マラソン

7月25日   富士吉田市も暑かった!

Imgp5985 第61回富士登山競走に一昨年振りに参加した。昨年は大会開催日が会社のお祭りで、またまたお祭り実行委員で参加を断念した。今年も会社のお祭り開催日とバッティングしたけどこの大会を選択した。

毎年7月のこの大会までには富士山を2~3回は走っている。けど、今年は仕事やら陸上競技の大会などなどで全く富士山を走る機会を逸して、練習ゼロ回。3月初旬から短距離に練習をシフトして苦しい走りこみや時間がかかるLSDのランへの練習も激減していた。今振り返ると「富士登山競走を舐めていた・・・」とも思える。新城トレイル以来の右足踵痛も長く走ると出てきて、練習不足は否めなかった。そんな安易で不安な気持ちで大会を迎えた。

Imgp5900Imgp5901  スタート30分前。相変わらずの活気と以前より若者が多いってのに気がついた。以前は「富士登山競走・・・命!」っていう兵(つわもの)おじさんが多かったけど…。これもランナーズなどの雑誌のトレイルランで流行を作ったおかげかな?!本当におじさんが少なくなった!Imgp5910

  スタート前、いつも富士吉田市消防署の若者の掛け声でスタート直前が盛り上がる!毎年の彼の「エイ・エイ・オー!」の掛け声もよかった。それに勝るのが、10年連続優勝?した芹澤選手の掛け声だった。言った言葉はこんなもんかな。「一年に一度の富士登山競走。この日のために1年の練習の全てをかける人がこのスタートラインに並びました。気持ちはみんな同じ!『・・・絶対・完走!』  この苦しい富士登山競走になんでみんな出るのだろう!・・・だけど、走った人は知っている。走りきったときのあの感動。苦しくて苦しくて・・・でも自分の極限を乗り越えて、そして新しい自分に出会ったときの感動。あの感動に出会いたくて、私たちは今日ここを走るんだ!・・・今、隣にいるランナーは共に走る仲間です。このスタートラインに並んたのもなにかの縁です。仲間同士肩を組んで『絶対完走』を誓おう。」彼はここまで言って、「隣同士肩組もう」と声をかけて、皆で叫んだ「行くぞ~ッ、オウ!行くぞ~っ、オウ!!行くぞ~ッ、オオウ!」は、くるたのしき世界を目指す私の心にはジンジン来た。感動的なスタート前の瞬間だった。拙い文章では表現できてないけど、このスタートラインに立てたことに(家族の暖かい励ましや応援に改めて感謝して)まずは感動した。

Imgp5917 号砲一発。今年は参加者が3700名を越えたすさまじいスタートだった。いつもは息せき立って走るけど、今年はスタートラインを通過するのに30秒?ぐらい掛かった。これが大失敗だった。酷いスタートだった。富士登山競走の第一関門はスタート時点。兎に角浅間神社を走る以前までにどれほど前を走るか?!、その後ペースを落とすことなく馬返しまでをどれだけ頑張れるか?!が完走の決め手の1つ。今年はどうもドツボに嵌ったスタートとなった。

Imgp5919 自分ではぐんぐんと前方の人を交わして走るが、人・人・人だらけ。コースも狭くなるのにペースが上がらない。馬返しまで一昨年より6分も遅い。登山道は更に大渋滞。脇を縫ってガンガンと飛ばすが、先が詰まってペースは全く上がらない。5合目は間際は立ち止まってしまい動かない。結局5合目通過も一昨年より17分遅れ。もう絶対絶命。かなりまくって頑張らないと8合目関門も怪しい・・・。5合目関門過ぎも一列で走るコースが続き、Imgp5922 足踏み状態。その先は砂利の、体重があって蹴って走る私にはもっとも苦手なコースの連続。最近トレイル雑誌で有名なゼッケン89番ロッカさんに抜かれていく。途中声をかけて話すが、「この場所は時間内ギリギリ地点。相当頑張らないと難しい・・・」と手厳しいけど、その通りの答え。それとこんな苦しいときに話しかけるな・・・っていう感じで先に行かれた。それでも前半結構頑張ったけど、7合目の岩場でまたまた大渋滞。ここは上半身を使ってぐいぐいと登る最も得意なところ。全く動かない場所もあってイライラの絶Imgp5925頂。・・・だけど時計を見ると8合目関門は刻々と迫る。こうなると回りは諦めムードで登るので、更に動きが悪くなるばかり。結局・・・涙・涙の8合目時間切れ!・・・がっかりだった。

反省すべきことが沢山だ。もう5年も連続時間内完走していて(昨年走らなかImgp5929 Imgp5930 ったこともあって)気持ちの中で、富士登山競走を舐めていた。この大会の練習と大会、それに向けてのストイックな私生活で真面目に取り組んでいなかった。もっと熱い思いを込めていなければこの時間内完走は自分の体力と能力の中では達成できないものだということに気がついた。(というか、思い知った。)完走できなかったことを実に恥ずかしくも思う。富士登山競走のために集まる日本中の真面目なランナーに対峙して、来年は胸を張ってスタートラインに立てるだろうか?!この悔しさ・無念さ・恥ずかしさを心に刻んで来年に向けて頑張ってみようと思う。Imgp5947

下山途中、朝掛け声をかけていた芹澤選手にお会いできて、色々とお話しして結局五合目まで一緒に駆け下りた。朝の掛け声に感動したことなんかお礼を言って話した。結局、彼もこの大会の為に1年間練習を重ねてこの日を迎えたこと。その影には家族の応援と励ましもあり、かついつまで自分勝手なことをするのだ・・・という声も聞き、これらを受け止めて、この大会があるのだ・・・そうだ。歴代の勇者も皆同じ境遇で同じものを背負って走ってるってことにホッとした。「家族に尽くせる人は・・・全てに尽くせて、なんでもできる!」みんな背負うものを背負って・・・なんとか頑張ってることを知ったこと、歴代の勇者とお話しを交わせて改めて知った。

あと、練習のへの意気込み。「もうこれが限界だ!と思ったときからが、真の一流アスリートの出発点。」・・・自分の限界を知って、これを越えてこそ意味がある。自分はまだまだ自分の限界を超えてるのか・・・、そんな自問自答を聞くとますます富士登山競走が好きになった。


第2回新城トレイルレースに参加した①

2008-03-26 00:47:57 | 山岳マラソン

3月23日 晴れ・・・午後曇り

第2回新城トレイルレースに参加した。http://www.powersports.co.jp/osj/shinshirotrail/index.htm最近ブームになってしまったトレイルレース。そんな流行りモノに浮かれた気分もちょっとはあるけど、ブームになる前から富士山を走るトレイルランニングが好きで、このブログの『くるたのしき・・・』もそもそもはトレイルランのために書き出したもの。諸々の思いがあって第2回の新城トレイルレースも今年も(やっぱり)参加した。

2008_005  本当は今年の大会には全く参加する気じゃなかった。4月からの始まる100M走を中心とした春季記録会、東部選手権、5月の東海マスターズ、静岡マスターズのそれぞれの大会の為、駿府マラソン以降は体のコンディションを短距離に切り替えてきた。筋肉は短距離用と長距離用とに神経伝達機能を切り替えることが大切で、今まで色々やったけど2つ2008_007を両立させるのは実に難しい。今年は練習内容にしっかりメリハリをつけて、最近はすっかり筋力に瞬発力をブラッシュアップさせていく練習に切り替えていた。カンドー君(=スプリントトレーニングマシン)の練習もやっている!

だけど、米久ランナーズのT口くんらが、この『くるたのしき・・・』を読んで、新城トレイルに参加するのだ!という話しを聞くにつ2008_058け、「おれも参加したいな!」ってう気持ちも湧いてきた。まだまだ踵が心配だったけど、エントリーしてしまったのだ。2008_022

昨年は(夜中から)朝から大雨での過酷なレースだった。今年は天気には恵まれて絶好の大会日和となった。

・・・スタートして1時間ほどで、やっぱり参加したことを後悔。2008_028右足踵が痛い。右足底がキリキリ痛い。かばって走ると大腿部も痛い。このコースは登って下るコースが続く。10km程度で足は既にギブアップ状態。しかしリタイヤしても山道は走らなくちゃならないので止めるに止められない。立ち止まらないで走って歩く。立ち止まってしまったら二度と立ちなおれない気がする。・・・だから走った。2008_033

かなり無理してしまった。後半はほとんど歩く状態だった。去年は走れた後半の鎖場も足場の悪さと高所で恐々歩いた。スカイランナー気分の感じが一つもないまま、終ってしまった。完走したけど、内容は「完歩」って感じかな。

もうレースから3日もたったけど、足の極度の筋肉痛は納まらない。 後悔半分、完走できてよかったな!って思える感じが半分かな・・・。

この筋肉痛が治まるころに、足の筋肉がドンと着いて来週は超回復に入って、ビックリするタイムで春季記録会を駆け抜けたいもんだ!

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新城トレイルレースに参加します!

2008-03-18 23:00:34 | 山岳マラソン

3月18日 晴れて暖かい一日だった

今週の日曜日は「第2回新城トレイルレース」が開催される。昨年の第1回に参加して、・・・前日からの土砂降り、午前中も雨の中、滝になった登山道や沢になったトレイルを走るアドベンチャーレースのようなハードなレースでめげていた。再来週から短距離の記録会も始まるので、体のモードは短距離に調整中なのだが、最近一緒に走る米久ランナーズのT口君が走るというので、私も土壇場で申し込みしちゃいました!(去年の様子はこのブログと左のフォトアルバムに載せてるの見てね!)http://umiyamariku.blog.ocn.ne.jp/skyrunner/2007/03/index.html

トレイルレースで多くの選手がこだわるのは道具。シューズだったり、リュックだったりウエアーだったり。私はあえて、こだわらないことに拘る・・・。まあ普通のマラソンやLSDでロングジョグに出かける感じで参加。(決して山を舐めてるわけじゃありません!)

昨年はトレイルシューズを買ったけど普段履いてるシューズより数段重いので履かずじまい。昨年の新城トレイルもナイキのスペクトラで走った。これじゃもったいないのでニューバランスのトレイルシューズを履いて走ってみます。ちょっと楽しみ。また来週に結果を報告します。

http://www.powersports.co.jp/osj/07_shinshirotrail/index.htm


OSJハコネ50K・・・に願う!

2007-05-25 21:10:48 | 山岳マラソン

5月25日 早朝6時前まで曇り、その後ドシャブリ・・・

OSJ箱根50km(http://www.powersports.co.jp/osj/07_hakonetrail/index.htm#02箱根トレイルレース)が27日の日曜日に開催される。年末からこの大会に出よう!って決めていた。そのために新城トレイルレースにも参加してみた。だけど春先から踵痛もあって、色々悩んだけど記念すべき「第1回」の参加を見送ることとなりました。残念無念です。会社が保養所として契約している強羅のコンドミニアムも借りて、準備万端のはずだったけどあきらめました。トホホ・・・。

キナバルクライマソンに一緒に行った仲間達が参戦します。皆さんとお会いしたかったです。遠くは兵庫県からも私の庭の「箱根」にいらっしゃるというのに、出場できないことが、重ね重ね残念です。

幸いに、今日は豪雨だったけど日曜日は気持ちよく晴れそうです。明日土曜日は南西の風が強いけど、日曜日は風も収まってくれることでしょう。怪我の無いよう、皆さんの健闘をお祈りします。

追記・・・新城トレイルのフォトアルバムに私も載ってました。ちょっと嬉しいな!http://www.powersports.co.jp/osj/07_shinshirotrail/report.htm


新城トレイルレースに参加したぞ!

2007-03-26 18:29:55 | 山岳マラソン

3月25日  朝方まで大雨、後小雨から曇り

第1回新城トレイルレースが愛知県新城市愛知県民の森で開催された!Imgp4559 年末の頃?、アートスポーツで見つけたOSJのパンフレットでこの大会があることを知った。「第1回」っていうフレコミに弱い私は、意外と気軽な気分でこの大会に申し込んだ。走距離的には問題なさそうな32km。レース開催場所が実家から車で走って参加ができ、前泊が可能だという気楽な点で即決で申し込んだのだ。http://www.powersports.co.jp/osj/07_shinshirotrail/index.htm

数年前の愛知国体の山岳コースで意外とハードだ!っていう前評判。・・・果たして・・・出場してビックリ!斜度のキツイ上りと下りが延々と繰り返されるコース。おまけに昨晩から降り続いた豪雨がトレイルコースの多くを沢としてしまってる。スタート前に大会のディレクターからは「面白いコースですよ!」と言われ、走ってる途中でもチェックポイントで、「どうですか!面白いコースでしょう!!と声をかけられた。確かにコースは面白ろかった。Imgp4614 Imgp4627  Imgp4642  Imgp4647 「激流の沢を膝までザブザブと入らなImgp4646いと渡れないコース」「増水して渦巻いている沢の横を走る(落ちたら死ぬかも・・・の)スリリングなトレイル」またImgp4669「滝の飛沫を浴びながら登るトレイル」にはアドベンチャーラン好きにはたまらないだろう!Imgp4667 だけど絶え間ないほどのアップダウンには参った!特に後半の順位を落として人の後を走るようになると、トレイルはぬかるみ、グズグズになっていった。ナイキエアーペガサスをチョイスして大会に臨んだが、所詮ランニング系シューズでは(シューズ裏のパターンが深く強固であっても)、泥や水溜り、まして沢の中なんて全くシューズの機能を発揮しなくなっていった。大体沢を走るとシューズの中に水が入って水抜きが悪く、走り始めは長靴に水が入ってしまったようで重い。急斜面の上りも下りも踏ん張りの効かないシューズで踏ん張ることで、足へのダメージも増幅していった。踵痛をかばって走ることで左足も突っ張る!このコースの前半は沢系のトレイル、中盤は森林トレイル、後半は尾根の岩場を何度も渡るスリリングなコースだった。本当に面白かったけど安易な気持ちで、足の怪我を抱えて、参加してしまったことを反省!痛めている右足踵は走り始めて30分もしないうちに痛み始め不安一杯。テーピングして確り足首を固定して臨んだけど気休め程度だった。加えてあしくびカンタン、ひざカンタンやキネシオテープで補助もしたけど痛みは酷くなるばかりだった。2時間もすると腿やお尻も攣り始めて辛かった。結局止まらず、休まずで7時間10分も走った。ウルトラマラソンに初めて参加したときのように体はボロボロになった。(これを書いてるのは26日だけど、一晩たって筋肉痛は全く減らず足を引きずって歩いてる)

この大会もデジカメもって撮影して走ったけど、雨と曇り、林の中のトレイルときに霧では、カメラの撮影には全く暗くて、上手く撮影ができなかった(残念・・・)。

ちょっとブレぶれ写真だけどフォトアルバムに写真をアップします。こんなもんか!と笑って見てください。写真じゃ上手く描けなかったけど、苦手なアップダウンばかりの本当に辛い、苦しいコースだった。


新城トレイルレース用のシューズ決定!

2007-03-23 22:39:29 | 山岳マラソン

3月23日  晴れ

あさっては新城でのトレイルレース。予報では生憎の雨。しかもかなりまとまって降る様子!右足の踵も痛いままで、全くブルーな気分になる。21日はこの大会のために買ったナイキのエアーペガサスを履いてみた。普段のレースシューズと違って靴裏がデカイ、安定感もあってよさそうだ。靴裏のパターンも目が深くて大きくよさそうだった。以前に買ったトレイルランニング用の重いシューズよりいい感じ!日曜日は迷はずこれで走ろう!