6月15日 うす曇・・・絶好の陸上競技日和となった!
第24回日清全国小学生陸上競技交流大会(兼第25回東海小学生陸上競技大会県予選)が静岡県草薙陸上競技場で行われた。
三島陸上JCはこの大会に出場し、静岡県のチャンピョンとなり全国大会(=国立競技場での決勝で走ること!)を目指すことを活動の目標としている。この大会のため、冬季練習からほぼ半年間の練習を重ねてきた。実際に全国大会の為に入団以来、この大会出場&入賞を夢見て頑張ってきた6年生を思えば、1年生から入団した子供は、この大会に向けて5年半の努力を続けてきたことになる。そう思うと、コーチの私もこの日ばかりはググッと力が入るしコーチの責任の重さも感じる!
大会コンディションはうす曇で極めて良好。朝方は弱い追風で更によし!朝一番の種目は80mハードル。この種目は三島陸上監督の十八番。彼の厳しい指導で、今回2名の男子がエントリー。約半年に及ぶハードルの特訓の成果?がこの予選1本に凝縮される。緊張の中、号砲一発・・・。結果はあっさりと決勝進出決定だった。 この結果のロケットダッシュの『気』が、サブグランドでアップをしていた他の子供達のハートに火をつけた!コーチ陣と子供たち・・・、「SやU、やったぜ!」と盛り上がる気持ちのなんだかわからないけどの一体感を感じるウォーミングアップが今日は格別に楽しい。彼らのかなり緊張しているエネルギーを「はやく走りたい!」っていう抑えきれない感覚に集約してみなのベクトルを同じにすると、思いがけない成果を生み出すのだ!今日のサブグランドはそんな「イケイケ」ムード満点だった。他のクラブチームから見れば、「三島陸上はやけに朝から元気がいい・・・!」と思われたと思う。明るく楽しくムードに乗らせるこの手法(戦法)は長年のコーチ業で獲得したもの。この朝のムードに乗り切れた子はベストの結果を残せる(はず)。
さて、大会結果・・・。
なんと、男子80mハードル・・・優勝⇒全国大会出場
男子走り高跳・・・優勝⇒全国大会出場
男子100m走・・・優勝⇒全国大会出場
またまたリレーでは
5年生以下男女混合400mリレー・・・三位⇒東海大会出場
凄い結果を残せました!このほか、女子走り高跳は準優勝など、入賞を決めた子も多く、久々の三島陸上フィーバーの結果となった。100mの決勝にオレンジ色のユニフォームが戻ってきた!・・・って感じかな!!!昨年以来3年間、実力はあったけど、バトンミスなどで全国大会、東海大会を落としていることを思えば今年は快挙。今までの子供たちやらコーチ陣やらのミスの上に立った見事な結果だった。
今年の監督は子供たちを上手い具合に追い込んで、かつ力を抜くところを心得た・・・、そんな丸みを持った感じて頼もしい。(まあ、結果オーライだけど・・・) 私のスタイルは、危機感でやる気にさせるというよりも、「夢でワクワクさせること!」これで苦しいことにも耐える強い心を持ちえるというやり方。どっちがいいっていうわけじゃなく、双方噛み合っているのがいい。N先生も今年は子供たちのしつけには厳しく声を出してくれることも、監督や私にない面をフォローしていて、この絶妙の間合いがいいんじゃない・・・って思う。
今シーズン犯してきたバトンのミスの数々も完璧じゃないけどみんな修正できて合格点。バトンも他のチームに比べて見劣りしないほどの出来でまあ満足。バトンパスは(100m走に比べ)1.5秒から2秒近く短縮した走りに仕上がり上々。兎に角先週までの日大での(雨の中の)ギリギリの調整が効を奏したと思う。監督の粘り勝ち、子供たちの根性と辛抱の賜物だろう!
バトンパスの完成度も上がった。春先の春季記録会の写真と比べてもかなり進歩している。バトンパスは一朝一夕には出来ず、コツコツと地道な努力と根気の指導で成る。まずは正確なバトンの受け渡し。掛け声かけてのバトンパス。全力で走り、振り向かずにバトンを受ける。このワザに子供達それぞれの正確や癖を加味してギリギリのポジションでバトンを渡すことを目指す。その面で、今回の子供たちのバトンは全国出場並みの妙技だったと思う!