くるたのしき・・・スカイランナーへの道<復活!>

走ることは「苦しいけど、かくも楽しいこと」つまりは『くるたのしいこと・・・』と、高山を走るスカイランナーを目指した手記。

2011年東京マラソンに走ったぞー!

2011-03-05 22:26:05 | マラソン

2月27日  うす曇から晴れ、風は無く、暖かくマラソン日和となった。

Imgp0463_2 第5回東京マラソンが開催された。私はラッキーなことに今年の参加で3回目の出場となる。まだ1度も当選したことのない方々が本当に大勢いる中で、実に幸運(ラッキー)なことだと、今日このスタートラインに立てて走れることに心から感謝する。

Imgp0466 東京マラソンで私は陸連登録者のAブロック。Aブロックは5000人枠で、これだけでも大きなマラソン大会の規模を凌ぐ人数だ。私の今日の目標は、3万6千人の参加ランナーの中で、もっとも先頭でスタートを切ること!そしてスタート前のテレビ中継にしっかり映り込むこと!走り始めたら…苦しくとも明るく、朗らかに「ありがとう」のあいさつして、最後まで歩かずに走りきること!タイム的にはハーフでは1時間30分、ゴールタイムは3時間20分を切ること!今日はこれを目標に挑んだ!この大会のベストは3時間17分。この記録を塗り替えれれば・・・ともささやかに期待して思う。

Imgp0474 さて、『最前列スタート&テレビ中継に出る!』という目標は途方もなく難しく困難なことに思いがちだけど、・・・私は実のところ過去2回出場は全て最前列をゲットしている。これには必勝パターンがあって、兎に角全ての行動を「先手先手」の一手でこの難問はクリアできる。今年も実は自信があった。

Imgp0476_2 昨夜からこの必勝パターンをセオリーどおりにこなして、早朝を向え、スタート最前列にスターティングポジションを得ることができた。今年のコンディションは最高で、雨&風がなく1時間以上の「待ち時間」も、スタートライン前の、目の前で繰り広げられるスタートセレモニーを見て盛り上がり、あっと言う間の1時間半だった。私の右隣に居た方が静大の陸上部3年生・・・。どっかで見かけたことがあるような無いような・・・。こんな全国規模の同じように頑張って最前列に並んだ同士という気持に加えて、同県のよしみで彼とはひとしきり盛り上がり、今年の待つ時間はほんとうに短く感じられた!(ありがとう!!)

Imgp0479_2 石原都知事の「ランナーの諸君・・・頑張りすぎるな!楽しめ・・・ゆっくり楽しまないともったいないぞ!」のやる気満々のスタートラインに並んだ選手を前にしたあいさつは、相変わらず皮肉っぽくて、やる気満々ランナーのギラギラした緊張感を和らげてくれた。都知事の実に楽しそうにスターターを勤める姿は、大会に参加する積極的な前向きの気持ちが伝わって、すごく好感が持てた。お飾りスターターとはちょっと違う主催者の責任感も感じられた。(・・・よかったぞ、都知事!!)

Imgp0485 Imgp0489 ドン(ブシュ~~ッツ!)号砲一発だった。思いのほか緊張感もなく、定刻どおりレースはあっという間に開始された。何度も何度もシュミレーションしたスタートイメージは、都庁前を真っ直ぐ一直線に駆け抜けて、無理をしないで歯を食いしばって周りに着いていく作戦。新宿歌舞伎町前までの下り坂には転倒に気をつけて、有名ランナーを全てチェックして、あわよくば写真を撮って走ろうと考えていた。毎回スタートで舞い上がる紙吹雪の気配を全く味わうことなく、広い道路の前方に誰も走っていない道を、沿道からの大音量の声援とともに走り出し突き進んだ。

Imgp0478 新宿を過ぎる辺りですでに赤いTシャツを着た猫ひろしさんに抜かれた・・・。沿道の声援に「ニャーニャー」と応えながら走って抜かれていった。

昨年は雨の中、2時間弱も立っていて、スタート数キロからアップをしていない足が痛くなったのだけど、今年は暖かく天気は最高で、待ち時間の多くは座ってのストレッチに精をだしていたので、走り出しのコンディションは良好だった。新宿からの数キロの長い下りの周りのランナーのペースは速く、ドンドンと抜かれて行ってしまう。水道橋あたりではあまりにも抜かれっぱなしで、気持ち的にかなり凹んだ。でもキロごと、5kmのラップなどは目標設定どおりであることを確認して気持ちを強くもって粘って集中して走ることに心を留めた。若者の仮装ランナーに抜かれるときはちょっとだけ悔しいのだけど、そんな輩がうようよ走るのも東京マラソン。

Imgp0525 皇居前辺りからは前方に行く人も閑散として普段のマラソン大会のような走り方でマイペースで走れた。しかし品川手前でドヤドヤと凄い人の波に呑まれてしまった。なんと3時間00分のペースランナーが数人走り、この方を先頭に3時間切りを目指す集団がやって来た。ここで品川から有楽町までなんとか着いて走ってみた。しかし気持が弱く、粘れずに少しずつ落ちて行った・・・。銀座に入ったころにはまたマイペースの地道で孤独なランニングになった。25kmを過ぎて浅草手前から腿あたりと足の付け根が痛くなってペースが落ち始めた。路面もコンクリートで硬く足先もジンジンと痺れてきた。

Imgp0543 Imgp0545 雷門あたりは苦しく、雷門やスカイツリーは一瞬しか目に入ってこなかった。ほとんど残像程度しか心に残っていないほどだった。だけど銀座に戻る道の反対側は凄い数のランナーが犇めきあって走っている。これが銀座方面に向えば向うほど人がドンドンと増えていく・・・。これが本物の東京マラソンか?!と驚き圧倒。この中では水を手にしたり食べ物を手にすることも大変なのだろうなあ・・・なんて思いながら走る。

今年は銀座から佃大橋など苦しいところは意外と集中してモクモクと走ることが出来た。苦しがったけど気持だけは途切れないで前に前に走ることに集中することが出来た。

Imgp0537やっぱり佃大橋ではロッキーのテーマ曲が流れる・・・。「エイドリアー」じゃないけど、この曲を聞き自然と涙が零れて歯をくいしばって走った。橋の終わりからL字に曲がったところではサザンの「希望の轍」が流れ。。。これにも俯きくいしばって走りながらボロボロと涙が出てきた。なんで涙なんだと思うけど・・・自然と涙が出てしまうから不思議だ。

ここからは時計を確認して「3時間15分切り」の目標が見えてきた。14分59秒でいいので15分を切りたいと・・・切に願って思って腕を振ってはしった。・・・が、この頃には脹脛と腿の裏の筋肉限界を迎えていて痙攣直前の状態。痙攣して立ち止まれば記録は望めないし次に動き出すのも大変な常態になる。元気よくスパートをかけて追い抜いていく人を尻目に、だけど痙攣して立ち止まって天を仰いでいる方を横目に見てマイペースに気をつけて走った。

Imgp0571 写真撮影のポイントが沢山あったがサスガにスマイルはできずガッツポーズだけして最後の力を振り絞ってはしった。タイムは3時間16分11秒・・・。僅かに15分切りは出来なかったけど、タイム的にも気持ち的にも走りきった感は120%の気持のいいゴールだった。まだゴールではボランティアの方々の多くの拍手に祝福されたのが嬉しかった。今年はゴール付近での写真撮影は禁止で自分で撮ることしか出来なかったのが残念。でも写真なんかはどうでもいいほど満ち足りて充実した気持ちで一杯だった。ずっとこのゴールに居て、選手のゴールを拍手で迎えたいような幸福な気持で一杯になった。

Imgp0572 ランナーはどうして走るんだろうか・・・!レースでのランナーは孤独で、誰からも助けられない中で、とっても苦しくても苦しくても、走ることを止めないで走り続ける。苦しくても前に進み続ける力、自分との戦いに挑み続ける勇気、目に見える記録や順位などではなく、ただただ自分の限界をさらに越えて行くための粘りと頑張りだけに挑む。東京マラソンで同じように頑張って走る人は結果や順位、記録とはまったく違う次元の価値観と次元の中でひたすらに走る。これこそが人の強さの本質なのではないかと思う。自分の限界にそれぞれ挑み続ける勇気こそが走るという原動力なのではないか?!と思う。走ることを美化したり理由づけたりしたがるときもあるが、純粋に走りたい、頑張りたいっていう本能が人間にはあるのではないか?と思えた。

Imgp0594 今日は天気もよく、記録も満足、本当に楽しい大会だった。応援してくれた多くの方々、本当に心からありがとうございました。Imgp0586 Imgp0587


東京マラソン前日・・・

2011-03-03 23:36:15 | マラソン

2月26日 暖かくなる予感の柔らかな日差し・・・まだちょっと風だけは寒い日だった。

Imgp0428 昨年度同様、東京マラソン前日の土曜日午前中は、ワクワクして、三島陸上JCの通常練習に参加した。ちょっと「流し」をしても足の常態をちょっと気にかけてしまったり・・・、気持は新宿都庁前にブッツ飛んでしまっていた。ウインドスプリントしても体が軽く、けっこう気持よく走ることができて調子が良さそうだった。昨年はケガもあり天気も最悪の中の大会だったことを思うと、今年は体重もちょっと落として、全てが調子よく仕上がった気がする。

午後には新幹線に乗って、明日のゴール地点、東京ビックサイトに向った。いつもはスーツを着て仕事で立ち寄るビックサイトにランニングクロスジャケット&ジャージで立ち入るのは凄く違和感があった。金色の逆▽屋根がいつもより輝いて見えたから不思議だ。

Imgp0431 選手受付ブース、入り口は既に混んでいたが、選手ゲートを潜ると中は意外と人が少なくゆったり・・・。免許証と受付票で個人をすごく丁寧に確認してからの選手受付となった。昨年よりさらにチェックは厳しいものだった。受付でゼッケンを受け取り、今年はさらにランニングタグに異常がないかと本人であるかの再チェック&ゼッケンとの照合という確認チェックもあった。その後にやっと参加Tシャツを受け取り選手受付が終る。ここまでしないと不正を働くものがいるのだろうか?さすがに話題沸騰、超人気の東京マラソンだった。

Imgp0434 受付を過ぎると去年もあったランニングメーカーイベント会場の入場となる。ここからは一般の方々が沢山いて、お祭りさわぎだった。東京マラソン前日、ここを訪れるのは実に楽しい。色々と凝らしたイベントありで、当日限定のメーカーグッツを販売しているし、兎に角飽きないのだ。

Imgp0437 Imgp0438 Imgp0439 Imgp0443 今年はシューズメーカーのブースを全て回って、足型に合ったシューズを見立ててもらって試し履きと試走などを体験した。最近気になるメーカーのアディダスで試し履きを体験した。私に合うのは「アディゼロジャパン」のようで、これを借りて試走してみた。足入れもよく、蹴りだしやすく、すっかり気に入ってしまった。次に買うのはこれだ!っていう気にさせられてしまった。メーカーブースでは定価の10%引きの値段で販売していたが・・・私には高価すぎてこれは断念。

Imgp0445 有森有子選手を見て、寛平さんのシューズを試し履きして・・・レース前日だというのにすっかり暢気に遊んでしまった。

ホテルに行く途中、御徒町スポーツショップジュエンに寄ってみた。狙いはもちろん「アディゼロジャパン」。サイズが合って4割引以上だったら買おうって決めていた。蛍光オレンジ駅伝バージョンのド派手なシューズが一足。思った色がなく悩んでいたとき、ターサージャパンが7割引を発見。履いてみたらなかなか良くって、結局「明日使うシューズ」として即決、購入してしまった。

レース前日、試走もしていない新しいシューズでフルマラソンを走るって・・・大冒険。普通は決して行わない行為だけど、ビックサイトのお祭り騒ぎの勢いもあって購入してしまった。

ホテルは英国大使館横、半蔵門。正面が皇居なので、早速買ったばかりのシューズを履いて夕方の軽いジョグ。ターサージャパンは多くのレーサーに愛されるだけあって、これはこれでやっぱり最高だ!明日はこれでやっぱり勝負すると決めた!

Imgp0456 部屋で明日のレースの最終準備を終えて・・・就寝。このレース前にホテルの部屋でゼッケンをつけたり、持ち物確認するのって・・・、どんな大会でもワクワクする。

Imgp0454 今年の東京マラソンのおまけ(参加賞)は、Tシャツ、アームバンド、ランニンググローブ。大会限定クリアファイル、東京国体誘致クリアファイル。あとはビックサイトで貰ったアディダスのサイン帳、大阪マラソンクリアファイル、ステッカー、ニューバランスハンドタオル、ランチパックのステッカー・・・すぐに使えるものが少ないけど、数だけゲットした!こんな戦利品を並べるのも楽しいものだ!


楽しく走れたゾ!伊豆マラソン!!

2011-02-25 00:08:30 | マラソン

2月20日 風も無くうす曇、絶好のマラソン大会日和だった!

Imgp0007_2 第4回伊豆マラソン大会が修善寺駅&三島大社で開催された。ハーフコースは修善寺駅前からスタートし、伊豆長岡を通過し三島大社前がゴール。10kmコースは三島大社から三島南高校手前から東大場を回るコース。それと3kmコース。

Imgp0004 私は、三島陸上JCの引率&ウォーミングアップの使命を全うすべく、小学生たちと行動をともに出来る10kmコースにエントリーした。このコースの選択の理由のもう1つは、翌週に東京マラソンのフルを走るので、少し走る距離を自重しての弱気の選択でもあった。昨年は8.5kmコースという中途半端な距離に参加して、入賞手前の悔しい11位。今年は距離も伸びて走りやすくなり、入賞目指して・・・と意気込み、コースの試走は10回以上も走って、準備万端だった。体重過多のまま当日を迎えた以外、バッチリと走れる実に張り切ったとても充実した気持ちで朝を迎えた。

三島陸上の子供達はロードレースの大会に慣れていない。だけど今年は、父母会方々の手際がよく(コーチに頼ったりしないで)朝の短い時間に関わらず、子供達の準備も万端だった。昨年はスタートライン前方を押さえることが出来ず、実力を出し切れず悔しい思いをしたけど、その教訓は今年は確り生かされたようだ。

私は相変わらずスタート前列にポジションを得て、豊岡新市長のスターターの号砲を待つ。定刻どおり狭いスタートラインに関わらず、前方で難なくスタートを切った。Imgp0008

朝は子供のアップに精を出して、私としてのウォーミングアップが皆無だったので、スタートから体の切れが悪く、苦しい立ち上がりとなった。今回の作戦は前半から突っ込んで、中盤の坂を粘り、後半は下りでまくって、ラストは辛抱して耐えて走り切るという作戦。しかし、スタートから動きの悪い体は全くエンジンがかからず、プスプスと喘ぐように前半部分を走った。

後半の「坂の下り」からはかなり巻くって走ったけど、結局前半に詰めていなかったのが祟って、数人を抜いただけで順位をあまり上げることが出来ず、18位という情けない順位で大会は終った。終ってみれば、タイムも試走で気負いなく走った時から30秒以上と大幅に遅いタイムにがっかり・・・。コースは試走を重ねて熟知していたが、・・・結果を出すって難しいもんだ・・・ということを思い知らされた大会だった。

さて三島陸上の子供達、50名を超える子供が参戦したと思う。結果は11名が8位以内の入賞。5名?がメダルをゲット。中でも5・6年生男子、4年生男子の優勝は素晴らしい結果だった。ウォーミングアップからスタートまでの時間配分。コーチ陣&父母会のリードでのスタート好位置のゲットなど、マネジメントの面での成功と子供達の結果を出しきった走りが好成績の形となった。

年々華やかになる伊豆マラソン。私個人としてはショボイ結果だったけど、三島陸上の子供達にはロードレースの最後を飾る大会としてまずは大成功だったと思う。


三島が凍った・・・、周りは雪景色

2011-02-18 23:05:47 | マラソン

2月13日(だったと思う) 朝起きると凍結・・・寒かった。

Imgp2047 クロカンリレーでは思いのほか爽やかに走って、チームメンバーには申し訳ないくらいに全く筋肉痛などの後遺症はなく、快調そのものだった。Imgp2048

朝早くは富士山、箱根山、南の沼津アルプスの低い山々も・・・すっかり白くなっていた。温暖な三島ではまあ、珍しい光景。Imgp2050

東京マラソンに向けて30km走をきっちりと走って・・・快調だった。昨年は脹脛のケガの尾を引いて、冷たい雨も祟って東京マラソンは散々な結果だった。今年は4年前の東京マラソン程度には足の調子も悪くなく、・・・ここ数年ねは調子がいい。寒いけど、・・・やっぱり楽しく走れたことに感謝だ。


三島市クロクカントリーリレー大会に参加だ!

2011-02-18 22:39:39 | 陸上競技

2月11日 冷たい雨だった。

三島市クロクカントリーリレー大会が日大御園グラウンドを舞台に開催された。Imgp2010

私の年間のレース行事の1つ、クロスカントリーリレー大会が前日の暖かい日和とはうって変わって、2月の冷たい雨の中開催された。1周が1kmちょっとのコースを2周して襷を繋ぐこのレースが、初回開催からこれほどの参加者が多く、盛り上がった大会になるとは色々と準備するのを横に見ながら、全く思いもよらなかった。陸上関係者の中では三島の名物レースに成長した。

Imgp1990 例年この時期は風が強かったり、なかなかコンディションに悩まされる大会であるが、今年は冷たい雨という最悪なコンディションの中、クロスカントリーが行われることとなった。幸いに長いこと雨が降らずに地面は硬く乾いたままだったので足場が荒れるようなことはなかったが、やっぱり雨は大変だった。

Imgp1993 雨は、まず気持が滅入る。元気が出ない。声も出ない。動きも遅く気合も入らない・・・。いいことが全く無い中でクラブの子供達にやる気と気合を注入して勝つことを意識させる・・・。これはなかなか大変だった。でも雨コンディションは、長距離を走るとき呼吸が楽というメリットもある。でもテンションが上がらないのは事実で、ここで実力を発揮させることが出来るか?はまさにコーチの技量が試される舞台だ!

Imgp1959 今年は子供達の仕上がりは、怪我人なし、病人なし、まったく実力でのガチンコ勝負・・・だった。結果は男女とも準優勝。走りこんだホームグラウンドでのであるが残念で悔しい結果。これも厳しい勝負の現実だった。

コーチ陣も1チームを作り参戦。ハイレベルの中で、なんとか健闘した結果・・・。個人的には爽やかに走れて・・・これは満足。

Imgp1939昨年はケガで泣いた時期だったが、今年は少し太った意外は無事に気持よく走ることができる幸せに、やっぱり感謝、感謝。走るって、やっぱり気持がいいもんだ・・・。


第5回伊豆の国駅伝大会にて・・・準優勝!

2011-02-06 23:41:32 | 陸上競技

2月6日 風もなく、暖かく爽やかに晴れた!

Imgp1744 第5回伊豆の国駅伝大会が会社近くの伊豆の国(大仁)公民館をスタート&ゴールで開催された。大会会場の駐車場から会社の駐車場だったり・・・、まあ「勝手知ったる」私の庭のようなところで毎年駅伝大会が開催される。コースは主には狩野川土手の道路か遊歩道を使い、出場選手も住民もしくは地域企業などの通勤者と門戸は狭く、実にローカルに繰り広げられる。会社の方々も多くお見かけするが、多くは地元地区で作ったチーム関係者がほとんどだった。

昨年は会社で初参加で参戦。健闘するが一歩及ばずの成績であった。・・・まあ楽しく走ることができれば・・・と、今年は若手有志が倍以上集まり、2チームを作って参戦となった!Imgp1750 私は最長距離の2区。(最長といっても3kmちょっとの距離だったが・・・。)昨年は脹脛の故障があって恐々と走った記憶があったが、今年はちょっと太った意外は快調のコンディションだった。

今年の1区走者は大健闘、上位で襷の受け渡しとなり、私は前方に追う人が見えた。2人抜き、中学生&小学生に抜かれ、いかにも「走ってます!」の走りっぷりのいい若者たちにごぼう抜きされて撃沈。順位を落として襷を渡した。が、3区走者はこれを挽回し、あとは順位をキープの粘りの走りで、一般の部3位でゴール!

今大会にはオチがつき、なんと2位のチームが選手起用でルール違反判明で失格。結局我がチームは準優勝の快挙となった!優勝までにはかなりのタイム差があったけど、準優勝はやっぱり大したものだ!それにつけても我が社の若者も大したもんだと思う。来年は3チーム、4チームと参加者を増やしてもっと盛り上げて行きたいものだと思う。やっぱり駅伝は楽しいな!Imgp1763


激走・・・Tシャツ

2011-02-02 20:30:19 | 陸上競技

1月30日  夕方は風が更に強まった・・・。

元旭化成の谷口選手の1月900km~1000km走るという話を聞き、単純な私は「これじゃいけない!」という追い込まれたような高揚感で、夕方ジョギングに出た。西風が超寒かったけど(寒さより)・・・昼の刺激のほうが大きかった。

旭化成陸上部は後援会があり、私も給料天引きされながら、長くこの後援会に入っている。この後援会の機関紙が『激走』という。この機関紙の内容は隅々まで読むことはないがこの「激走」っていう言葉が好き・・・。Imgp1739

最近お気に入りのTシャツを手に入れた。アシックスの冬用厚手裏面が起毛の機能Tシャツ。このTシャツ、機能もさることながら胸に「ゲキソウ」とカタカタ文字。背中は漢字でデカデカと『激走』の文字が金の縁どりで書かれている・・・。Imgp1741

今日もこのTシャツを着て(暖かくして)Jogしてしまった。激走は旭化成の陸上魂を揺さぶる響きがある・・・。今年の冬はこれで乗り切りたい!!


小学生陸上講習会、谷口浩美さんが三島に来た!

2011-02-02 19:40:25 | 陸上競技

1月30日 真冬の緩い日差しと、強烈な西風だった。

第5回静岡県東部小学生陸上講習会が日本大学三島キャンパスで開催された。

昨年は「スターツ」の実業団選手とコーチ面々の指導であったが、第5回の記念大会の今年は「谷口浩美」さんを講師にお招きして、午前中は講演会、午後は陸上クリニックという丸々1日のスケジュールで実施された。

Imgp1710 谷口選手は東京マラソンで優勝し、世界選手権で金メダルをとり、オリンピック選手となった・・・。私が会社に入社して少し経ち、全く陸上をかじってもいなかった当時、オリンピックに参加する谷口選手にカンパしよう!という声がわき上がり、谷口選手をよく知らないまま数千円を寄付した。ノリで高額な寄付してしまったことをチョピり後悔したことを鮮明に覚えている。この年バルセロナオリンピックが開催され、・・・あの「こけちゃいました!」の結果を残した。そしてオリンピック後、宗監督と谷口選手が大仁の職場に来てお礼のあいさつをして回ったとき、宗監督などと握手をして感動したことを鮮明に覚えている。宗監督の背のデカさと谷口選手がオリンピック選手の証の紺のスーツを着て・・・とてもガリガリだったことを覚えている。数年前は草薙の静岡国際陸上でお会いし、このときはOKIの西選手が1万メートルに出場して、その監督で来場したときに(同じ会社だというよしみで)レース中にも係わらずも、お話ししてサインをもらったこともあった。

そしてお会いして話すのが今日で3度目・・・。(相変わらずというと失礼だけど)偉大なマラソンランナーというオーラを全く感じさせず、素朴なままの谷口選手だった。講演会とクリニックの後に谷口選手に群がってくる子供達の人気の様をみてもそれがよく判った。子供達がこれほど緊張感なく集まってくるのはやはり彼の滲み出る人柄からか・・・なんても思った。

講演会は小学生にはちょっと難しい内容でもあり、だけど「走るのが好きで、・・・こんなに頑張った!・・・だからオリンピックの夢が叶った!!」という単純で強烈な話は子供たちの心をガツンと掴んだと思う。

講演の後に(世界選手権?と言ってたが)の金メダルを見せてもらった!日本でただ1つのメダル・・・。話も凄いけど本物のメダルを見せられたら、またまた感動だア!Imgp1713

午前中の長い講演は、まあ多くのことをお話したが、私が心に留めたいと思ったのは、①どうやったら勝てるか?をいつも考えること、②一流選手は1つ1つのことを(しっかり)こなしていけるか?!であり、一流選手は力を抜いたりしないということ。また③練習は(自分で)納得してやること、④練習日誌で自分史をつけること、⑤必要な言葉を大切に持つ(自分ノートにつける)こと。(これで救われたり強くなったりもするものだ!)  まあ、私のブログなんかじゃ書ききれない多くのことを子供たちに諭してくれたけど、・・・主役で聞いた小学生にはどう心に響いただろうか?

午後は強烈な西風の中、陸上競技のクリニックをした。参加者が受付で確認した人数では225名。実際はもっと多くの子供達が元気に参加していたようだ。三島陸上他のコーチも手伝ったが子供の数の多さに持て余すほどの参加者だった。東部陸上競技協会のイベントでは最大級、大成功の1日だったと思う。Imgp1721 Imgp1714

クリニック後、やっぱりマジックと色紙をもってサインをしてもらった。色紙は4枚頂き、1つは6日に開催の伊豆の国駅伝で走る我が社の駅伝チーム(旭化成大仁Aチーム、旭化成大仁Bチーム)に向けての一言も添えてもらった。会社には(私を含めて未だに)多くのファンがいるので・・・自慢の1品として駅伝大会に披露しようと思う!Imgp1731

寒い1日だったけど、マラソン熱を掻き立てる刺激的な1日になった。・・・結局夕方、調子を出して20kmも走ってしまった。Imgp1729


2011東京マラソンまであと1ヶ月!

2011-01-26 23:47:05 | マラソン

1月26日 昼間の寒さは緩み、だけどJogする夜中は超寒い!でも星がキレイだった。

東京マラソンまで1ヶ月となった!東京マラソンを記事にするのは、抽選に漏れてしまった多くのランナー、友人達に申し訳ないのだが、・・・やっぱりちょっとだけ書きます。

先日、キナバルの友のY本さんから、「アートスポーツのPOPに青島さんがいます」という連絡を写真付きでもらった。それを見るとなんとまあ、アートスポーツのデカイ壁一面が東京マラソンスタートの写真。その中央に私がいた!それもデカデカと・・・。世界選手権選考のエリートランナーの後ろ3列目。静岡マスターズのユニフォームでしっかりと出ていました。

東京マラソンが終るまで、全国のスポーツショップのPOPになっているらしいので・・・見つけるのが楽しみです!Aosima1 Aosima3


出初式とどんと焼き・・・正月の行事

2011-01-16 23:07:33 | 日記・エッセイ・コラム

1月9日午後・・・季節風が吹き荒れて寒い

三島消防の出初式に参加した・・・。参加といっても来賓席で団員方々の整列に見入ってきた。午前中の駅伝大会の後の式典参加は兎に角寒むかった・・・。Imgp1676

1月10日 キリキリと冷えに冷えた朝を迎えた!

「どんと焼き」が今年も早朝から執り行なわれた。何の為に行うのか?実はよく知らないが、地元加茂川神社前で子供達とともに昔ながらの風習に酔いしれた。今年は新市長の豊岡さんも遊びにきて、地元の皆さんと一緒に餅を突いたり・・・、まあ楽しかった。だけど今日もとてつもなく寒かった!Imgp1684 Imgp1688

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三島市成人式駅伝大会に走った!

2011-01-16 22:38:50 | 陸上競技

1月9日 晴天だけど身が引き締まるちょっと寒い朝だった・・・。

三島市成人式駅伝大会が日本大学グラウンドをスタート、三島市体育館前をゴールにして繰り広げられた。

1月1日の長泉町元旦駅伝、ニューイヤー駅伝、更には箱根駅伝の感動の余韻を思い切り引っ張り、正月太りの体に鞭打って走るこの成人式駅伝大会は、私の「毎年恒例!」の行事。毎回2つの山を登って下るという2区を走ることも恒例。昨年は陸上クラブとの行事と重なり走ることが出来なかったけど、それ以外はもうずいぶんと走り続けている。

私は『駅伝』が大好きで、参加するいことに本当にワクワクする。走るための準備(トレーニング、試走)をしっかりやったときなどはなおさらにワクワクドキドキして、走る前の緊張感も大好きだ。今年はニューイヤー駅伝の1区の録画を何度も何度も見て、旭化成の大西君の激走に感動して、彼の頑張りに自分を投影したりしてワクワクした。(昨年はゴールで競り負けて3位?の旭化成の激走で元気と頑張る気持をもらったが・・・)。

Imgp1626 駅伝が何故好きなのか?走り始めた当初は個人で走るマラソンやロードレースが好きだった。だけど駅伝を経験し、年を重ねて走るごとに準備を重ねていくとき、陸上競技の中では駅伝の面白さには本当に魅了された。じゃあ、どんなところが・・・、というと、仲間とともに走っていること、走る仲間がいて頑張った結果と感動を共有できるところかな?!と単純だけど思う。スタート前までに仲間と「今日は頑張る」ことを誓い合って別れ・・・、ドキドキ感の中で仲間を待ち、仲間から襷を受けて・・・頑張って走って、待っている仲間に襷を託すという行為。走ったあともゴールに集ってアンカー選手をドキドキして待つこと。そしてアンカーを迎えたときの安堵感とか悔しさとか、色々な感情をチームで共有することの連帯感。こんな感情は実に楽しいことだと思う。人は何の為にとか、誰の為にとかの目的の定かでない行為を無性に必要としたり、大切にしたりする。たとえそれが何の為にという意味を得てしまって、それを手にしても、これを他人に教えられるものではない気がする。また今日手に入れても、今までの人生を別の色に塗り替えるほどのモノであっても、欲張ってまたまた新しい何かを求めて走ってしまうような行為・・・。一度嵌ったら抜け出せないような甘美で厳しい世界が駅伝にはある気がする。

Imgp1662 私の中では、駅伝を楽しむためのヒケツは、スタート前に集まってしっかり皆で頑張ることを(声に出さずとも)誓い合い、仲間を信じて待ち、一生懸命頑張って手を抜かずに苦しくともチカラの限り走りぬき、・・・ゴールで仲間の帰りを信じて待つ。このステップをしっかりできる駅伝大会は楽しいものだ。

成人式駅伝は、日頃一緒に走っている仲間も、新しく知り合った仲間も、多くの人と交わって1日を過ごすということで、本当に楽しい駅伝大会だった。今年も相変わらず愉快に、苦しくも楽しく・・・、くるたのしい境地で頑張った駅伝だった。

そんな感動のゴールシーンをブログに載せてみました。Imgp1643 Imgp1659 Imgp1668 Imgp1670 Imgp1673


第52回浅倉杯長泉町元旦駅伝アベック10連覇達成!

2011-01-08 01:10:59 | インポート

1月1日 謹賀新年

今年もよろしくお願い申し上げます。

元旦の朝、気持がいいほどに青く澄んだ晴天を迎えた。初日の出は、もう毎年恒例で長泉中学校のグラウンドをJogしているときに迎えた。Imgp1508_2

長泉町元旦駅伝大会が今年も開催。これに参加し続けて、もう何度目の参加であるのか?記憶にはない・・・。元旦はこの駅伝大会に日の出前に集合し、レース前のウォーミングアップでのJogで、ゴールの横断幕の向こう側から現われる神々しく光り輝く初日の出を拝み見る。今年の初日の出は連日の強風で空が澄み渡り、例年になくキレイで輝いていた!

Imgp1518 第52回浅倉杯長泉町元旦駅伝大会はなんと今年で52回目の開催となる。歴史で言えば箱根駅伝並みにも由緒正しい駅伝大会。ローカル大会として、まして元旦に開催する駅伝大会としたら日本で最古の大会じゃないか?と思う。レースは距離もそこそこあって、ワンウエイ、急勾配の名物下りの区間もあり、1チームが7名の選手構成で今年は89チームという参加を思えば、大きな駅伝大会といえると思う。

今日、我が三島陸上ジュニアクラブはこの歴史ある元旦駅伝大会に『小学生の部でなんと男女アベック10連優勝の大記録』をかけてが挑む。男子は10連勝をかけて、女子はなんと12連勝をかけることなる。我が家のイベントでいえば今年は次女が6年生最後、7区のアンカー区間で走ることで、私にも家内にも実にチカラが入る大会となった。

Imgp1473 (今でこそ話せるが)この大会のために、小学生ながら、かなり過酷に走ってきた。今まで短距離走選手であった彼らを、なんと約2ヶ月間で長距離選手に改造し、元旦に走りのピークを持ってくるような調整は他のチームが真似することができない緻密で高度な練習調整方法だ。

それに加えて、彼ら6年女子は自ら『走りたい』と思い、そう強く固く願って毎朝自主練する姿には大人ながら感動すら覚えていた。寒くなる冬の入り口時期、小雨が降ろうが強風が吹こうがまあ親があきれるほど彼女(ら)はよく走ってきた。私が起床の頃には一走りしたジャージ姿の彼女に会い、よく走るものだと感動していた。

Imgp1513 そんな彼女(ら)の晴れ舞台の今日は、実に気持ちよく青空高く澄み渡って晴れた。

三島陸上ジュニアクラブは小学生の2チームに監督&コーチが1つのチームで参加し、ウォーミングアップから、スタート整列、レースで彼らに並走しての叱咤激励や、抜きつ抜かれつで競って走るという戦略で合計3チームが正式参加、加えて今年は更に父母で2チームを配してさらにパワーアップして皆で駅伝大会に参加した。

私は万年の1区コーチでスタート区間を受持ちチームエースのウォーミングアップに注力する。今年は例年になく「足に自信」の男女2人がロケットスタートとなってスタート時の転倒さえ回避できれば大きな可能性が見える・・・。

さて実際の彼等は号砲一発、スタート直後から私の手元を離れてガンガンと突っ込み坂を激走してくれた。私の並走を許さず、私の前へ前へと進み、私は後ろから「チカラをぬいて~」「腕をふいって~」「いいリズム・・・」などと声をかけるだけの始末。そんな声かけを聞いているかどうか・・・兎に角、想像以上のスピードで1区を走りぬいてしまった。

このロケットスタートの流れは止まらず、男女1位で優勝。圧巻なのは小学生男子は日大女子駅伝部Aを抜いて総合でも8位に入る大健闘。男子は2位との差を5分以上、女子も2位とは1分30秒の差を広げて余裕のゴールだった。

元旦の朝、凛とした夜明けの頃から緊張の時間を過ごし、レースを走り、優勝テープを切る。皆であつまり、万歳三唱の正月は1年のスタートとして実に素適で楽しいものとなる。これで今年も元気に走っていける・・・そんな実感の元旦となった。Imgp0328 Imgp0319 Imgp0337 Imgp0340 Imgp0342

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長泉で、試走で、・・・サルを見た!

2010-11-05 22:21:38 | インポート

11月3日 特異日・・・やっぱり文句のつけようがない気持がいい晴れとなった。

Imgp1038 早朝、長泉ロードレースの試走に繰り出した!・・・といっても小学生の試走のお付き合い。早朝の空気はリンとしまり、だけど突き抜けるような青空が実に気持いい。走っていてちょっぴり汗ばむ程度の、誠に清々しい朝だった。

長泉の陸上クラブの子供達も試走をしていた。考えることは皆同じのようで、同じ目的の子供達を目にすると、振り出す足に力も入りお互いに緊張感の湧く「試走」になるから不思議だ。

三島陸上JCはこの長泉ロードレースの結果をこれから始まる駅伝大会の選手選考のデータの1つとして、とても大事にしている。だからただのロードレースというよりもクラブ内での選手決めのための大事なレースとなっていて、子供も親もハラハラドキドキの大会なのだ。そんな緊張感の大会は引率する私にとっては責任重大であるし、真剣勝負のくるたのしい大会なのだ。

Imgp1042 先週の日曜日、台風の後、やはり試走に来た・・・。このとき小学生のコースで、グラウンドの横の林にサルの群れを発見した。距離にして5mほど離れた樹の上に居るのが見えた。サルは全部で5頭いること、カキを食べにくること、小猿もいること・・・を通りがかったおじいさんに教えてもらった。小猿がいるから決して悪戯したり脅かさないように、脅かすと反撃するので気をつけるように・・・とも言われた。野生のサルを目の前で見ることは初めて。サルって小学生ほどの体格で意外なほどがっちりで大きく、びっくりした。

今日も(カメラをもって)サルに出会うのを楽しみに試走に来たが、空振りだった。

サルはいなかったけど、実に気持がいい休日の朝だった・・・。

(サル繋がりで・・・)、昼間は三島宿場祭りに散策に行った。ここでは「豆くん」というサルの猿回しがいて、人気だった。大人の私から見ると、サルのおびえたようなうつろで服従心を示した目でサル使いをチラ見する目と豆くんの後姿には、なぜか哀愁を感じるけど、コントを交えた演技は楽しかった。Imgp1061_2


マスターズ陸上競技大会 inエコパ

2010-10-30 00:07:19 | 陸上競技

10月 3日 上々の天気に超回復!

マスターズ陸上競技選手権大会がエコパスタジアムで開幕した!

前日には三島陸上JC祝勝会を盛大に開催し、レース前には絶対に飲んではならないビールを、グビグビと格好だけは遠慮しつつも、実はしこたま飲んでしまっていた。朝起きて、体調が優れず(車で行かずに)JRで行こうか?!と真剣に悩んだほどのBadなコンディションだった。

2010_096 マスターズ陸上競技選手権は、選手の記録なりをHPなどで見るとき「マスターズ・まあ大したことないか?!」という身勝手な判断をしてしまう。参加する私がちょっとはそう思うのだから、結果だけ、数字だけを見るとき、陸上関係者などはまあ安易に軽いもの、レベルの低いものと一部の方は蔑んで勝手に納得さえする。だけど、このマスターズ陸上ってのは、高校生で真剣に記録を狙って陸上競技をするハイレベルの子供達以上に、ましてやちゃらんぽらんに部活動で陸上をやってる中学生などから比べると、なんど真剣に一途に陸上競技に取り組んでいくかということを見るにつけ、実に感動するし、真摯な態度になる。

2010_108 何年か前のこの競技。静岡の93歳のおじいさんが、私の目の前で三段跳びで世界記録更新!・・・しかし、追風2.1mの判定で参考記録。その直後、地団駄を踏んで悔しがり、うっすら目に涙の93歳のおじいさんを見ると、競技とは別のジンと心に感動を覚える瞬間がこのマスターズにはある。93歳の来年、94歳が、・・・あと何度挑戦できるか?を冷静に思えば、泣きたくなる気持ちはよくわかる!

そんな誇り高き「マスターズ陸上」に自己管理不足の姿勢で臨んでしまった今日の自分を恥じる。

アップをしても調子が上がらず、今日の体調不良の理由が理由だけに、いつものHさんが陸上クリニックをしていた輪にもに入れず、暫し汗だけは流した。

2010_100 2010_130 今日最大の感動の目玉は、なんと95歳の静岡のおばあさんが、かっこよくピンクのウエアを着て、60m走、100m走、200m走を完走したこと。なんてったって95歳のおばあさんが、ターサーのシューズを履き、100mのスタートラインに立ち、エコパの第2レーンを走っている。決して歩いていないで、本当に走っている姿に驚き感動した。圧巻は午後遅くの200m走にまで出場して完璧に走り、日本記録を作り出したこと。

2010_116 こんな方を見ると、記録とか順位とか、どうでもいいほどに今の陸上競技の価値観と思い入れ、陸上競技愛を超越して凌駕してしまっている。今日本一速い男が凄いのか?!オリンピックに出たことが凄いのか・・・、でもやっぱり、今を(95歳になっても)競技に参加して走れる!っていうことのほうが凄い!と思ってしまう。

多分今日の95歳のおばあさんにして思えば、前の晩にビールを飲もうが、練習不足で競技に甘っちょろく参加しようが、そんなちっぽけなことはどうでもいい事に投影されるのだと思う。大事なのは大会には参加して、いつまでも末永く、真面目に、ひたむきに、真剣に「走る」このができるということが一番大切なことなのだと思う。

今日の私は400m走にかけていた。一緒に走った三重県の選手が、なんと50秒22の日本記録更新!そんな方と一緒の組で走れたことに感動と感謝。

マスターズ競技に参加すると、純粋に陸上競技に燃える方に出会う。そんなとき、「私だって!」と改めて強く思い、来年こそは!と熱く激しく決心する強い気持をもてる。いつまでも青春、いつまでもアスリートの方々に、一緒に走って恥じない取り組み方を真剣に考えた一日となった。結果は、来年問えばいいだろう!


ラッキー!今年「も」東京マラソン・・・当選です!

2010-10-29 00:58:38 | マラソン

10月12日  深夜のメールにて・・・

期待はしていなかった。でもちょっとだけ、気になってはいた。もう2回走っていて2勝2敗の成績で、次はもう無いだろう・・・と思っていた。でもでも、(何度も落選してしまっている方々には心から申し訳ないと思いつつ)今年も東京マラソンに当選しました。

私は年間1回か2回しかフルマラソンを走らない。練習時間をなかなか取れないことと、短距離走や山岳マラソンとフルマラソンは使う筋肉が相容れないものがあって、体の(筋肉の)調整に折り合いがつかないことがその理由。

だけど苦しくもがき、頑張っている行為が好き。頑張って走り終えると身体の芯から一切合切を搾り出してしまったような、幾分捨て鉢ぎみな爽快感が大好きで、年に1度は走っている。

その年1回の貴重な機会が来年も東京マラソン。ほんとに落ちてしまった方、まだ走ったことのない方には全く申し訳ない気持で一杯。

早速今日から、ガンガンと走り始めた。12~15km/日程度が日課の距離で、今はなんとか走り続けている。目標があるって楽しいものだ!