9月9日 うす曇・・・、風もなく、まさに陸上競技日和だ!
静岡県エコパスタジアムで第6回東海マスターズ陸上競技大会が開催された。 ここは5年前?の日本ワールドカップサッカーの為に作られた立派な競技場で、とにかくこの競技場を自由に走るこの大会は気持ちがよかった。 東海マスターズは2年毎に愛知、岐阜、三重、静岡、長野と5つの県で持ちまわった大会が一巡して、今年から毎年開催となるようだ。マスターズは参加時の「年齢」で参加クラスを分けるので世界陸上のように2年毎となると、参加年度によって運不運がありそうで、毎年開催の変更は・・・多くの皆さんから大好評のようだった。
私は今回、5種目の競技に参加した。(5種競技じゃないよ!)たった1日間なのだけどフルマラソン参加以上に筋肉にドカンと負担がきた1日となった。60M走、100M走、200M走、100m×4リレー、100m×8リレーと朝の10時から16時半まで、とにかく走り続けていた気がする。100m走の為のアップ、そしてレース。その1時間半後にはまた別のレースと・・・、アップして走って、休んで、またアップに・・・と、とにかく忙しいほどだった。
小学生の大会も100m予選&決勝、リレーの予選&決勝、その間に幅跳びなどに参加する子供達は多い。彼らが1日中行うこのレースの大変さを身をもって知ったことは私にとって収穫だった。
100mを1本走った後に、また体が切れよく動かせるためにはやっぱり適度なアップは必要なんだという、基本的なことが良くわかった。たとえば、さっき走った後だから・・・と手を抜くと走れない。実はまたまた次のレースの為に、軽めのアップをしないと走れない!ということ。じゃあ、どれだけの負荷で2回目のアップをすればいいのか?このあたりは難しいもんだった。気持ち(集中力)の持続も難しいものだった。集中と脱力・・・、そして集中。どんなモチベーションで行けばいいのか?前のレースで上手く走れなかった場合の気持ちの切り替え方、こんなことも走る側に立つと、まったく見方が変わって見えるし、難しいもんだと改めて知った。陸上コーチを目指すモノとしてこの新しい知見は収穫だったな!
さて結果・・・。実は6月末から長距離を走ることを封印して(足も痛かったので)スプリント力アップをもっぱら目指してトレーニングしてきた。が、結果はあまり変わらず、進歩も見られなかった。がっかりだ!かろうじて100mは12秒台だったけど、期待はずれの結果だった。60mも200mも同じような進歩が見られない結果だった。(・・・というか、ベストタイムにはほど遠い)
リレーでは8×100mRはアンカー、4×100mRは3走と、今までに経験したことのないポジションでビビッタ!3走は難しいもんだ。バトンを貰って渡す!おまけにコーナーを走り、この行為は熟練しないと駄目だ!ってのがよくわかった。特にだい4コーナーで加速してバトンを渡せるかどうか?・・・これって走りこまないと実力は出し切れない!ってこともよくわかった。
日ごろ、子供達にはエラそーにリレーの指導をする。だけどリレーって、自分でも走って、選手と走りの感覚を共にしないといけなくって、走った経験を持つことは(実は当たり前だけど)大切なんだ!ってことを知った。
そんな意味で、東海マスターズに参加できたこと、(記録はさておき)大きな収穫だった。
日ごろのライバル、浜松陸上のコーチ方々もマスターズ陸上に参加していた。練習の組み立て方やらなど、多くを教えてもらえたことなど、深い交流も持ててよかった!彼らコーチ陣は明るかった!また、どれほど陸上好きか!なんてことも知って彼らの強さの一旦を垣間見た気がした。
忘れちゃいけないのは「LOVEr’S T.C」の皆さん。小林代表を筆頭にとにかく明るい。彼らとの交流がなければ今回の大会もこれほど楽しく過ごせたかどうか・・・。陸上競技は明るく、楽しく、「ノリ」で走る!ってことも大切なんだと気がついた。いつも「腕振りが悪い」「○○がよくない」なんて大会でもネガティブに声かけてしまうけど、これって走る側からするとすごいマイナス面しか持ち得ないってこと。競走部のアドバイザーのUさんの言うような、メンタル面ってのは、1日中戦う意味においては大切だ!と気がついた。