6月13日 曇り、不規則な風が吹く一日だった!
第26回日清全国小学生陸上競技交流大会静岡県選考会兼第27回東海小学生リレー競走大会県選考会が草薙陸上競技場で行われた!
前日までの天気予報は60%で雨模様だった。早朝は真っ黒い雲が愛鷹山と富士山方面に低く垂れ込めていて,南西は明るい曇り空となっていて・・・、南に振れるのか北に振れて黒い雲に覆われるのか・・・どちらに転ぶのか判断できない微妙な曇りの天気だった。
早朝はヒンヤリして、長袖Tシャツやらランニングコートやらと、バッチリ雨対策グッツをリュックに詰め込んで集合場所に勇んだ!(バスに乗る前、暖かいコーヒーなんかを買ったりもしたぐらい・・・。)
バスが西に走り、草薙でバスを降りたときには、空は明るい曇り空になっていて、どうやら映画の一幕の悪魔襲来のような低く垂れ込めた黒い雲に覆われることはなさそうで、荒天が好天となる気配を感じとれた!
今日の目標はズバリ、6年男女は4×100mリレーでアベックでメダルを取っての東海大会出場権を得ること!S木のハイジャン、S藤のハードル、M下orS井のハードル・ワンツー劇での全国大会出場を確実に、・・・それから、ま・ま・まぐれでいいから幅跳びでS木の全国大会出場!ここまできたら次女の100mで全国・・・。まあこんな夢のような結果をなんども何度も描いてきた。
昨年出場した東海大会、胸の差で惜しくも負けた「準優勝」の悔しさはやっぱり、なんとか晴らしてみたい・・・と思う。実は私は執着心が強く、1つのことに蛇のようにネチネチとあきらめないで、人が飽きてしまってもウジウジとやり続けてシュウチャクするタイプで、・・・だからフルマラソンとかウルトラマラソンとか・・・日がな一日走り続けたり山を登り続けても決して途中で止めない性格。(仕事の実験でも、まあ人の5倍は諦めずに実験を続けてしまうタイプで・・・。)昨年の東海大会の紙一重で負けた悔しさは・・・まだ私の瞼の裏では消えていない残像となっているのだ!
さて、今日の全国行きの切符を賭けて、コーチ布陣もコーチ&時間割を色々と考えて決めた。S木君のハイジャンと3名の80mハードルは手厚くコーチを配した。明るいI田部長が朝のアップのムードを盛り上げてくれる・・・と信じた!5年リレーなどは観察眼の鋭いM原コーチでググッと締めて気合注入。そして私が〆の6年生リレーを担当するとした。
4月のリレーカーニバル、5月の静岡国際と毎月の大舞台をしっかりこなして結果を叩き出してきた子供達。ここまで「まあなんとも成長したものだ!」と親バカながらも思う。次女は6年女子で、小学生陸上が今年で最後・・・。生意気盛りだけど気持の成長が著しくもなったし、チームの中で育んだ友情も素適だ。
今年の子供達はみな、バトンリレーの仕上がりが良く、春先の立て続けの失格劇からは大きく成長した。練習サイクルと雨の日が重ならずに順調で練習と休息を上手く織り交ぜて、実に無駄のない練習をこなせた。(大体今年ほど週末日曜に海(ウインドサーフィン)にも行かずトラック&フィールドに明け暮れた年はない!)
さて次女のリレー予選。いつもの第2コーナーに陣取らず全体を見渡していこうか?とも思ったが、6年男子の新規起用のS木くん&S井くんコンビのバトンパスも気になって第2コーナーに詰めてみた。
予選は手堅く通過し、なるべくいい順位をゲットしてアドバンテージの高いレーンを取るのが目標。まあ大人が思うほど子供達はレーンに拘らないので、・・・まずは予選突破。
緊張の中、号砲でスタート。1走の走りも悪くなく、微調整したバトンパスもOK・・・。2走がグングンと加速して組の中を飛び出して、あとは順当にゴール。沼津陸上など2人も新メンバーを担ぎ出して決勝圏内に名乗りを上げるなど、他チームの仕上がりも素晴らしい・・・。
さて午前中に全国&東海を賭けた決勝。私の必勝プランは「全員半歩伸ばす作戦」だった。予選のバトンチェックの調整は「安全牌(パイ)」をとったので、決勝は勝負!と考えていた。(多分強豪は同じような強気のバトン調整を仕掛けてくるので、ここで安牌を取ったら負ける・・・。)
(ここからは反省を込めて記す・・・)私は決勝のアップのとき、コーチとしてどっしりと構えて子供達に安心感を与えるほどに余裕のムードを醸していたか?子供と同じように無駄な心配をしたり、逆に不安を打ち消すようにハシャイでみたりしなかったか?集中力を切らさず前向きな先頭体制となるように配慮できただろうか?
まずは、勝つための強い気持とするように全員半歩、まあマーク1つ分を伸ばすことの指示が出来なかった。確かに子供に提案したと思うが、「心配です」「自信がありません」の意見に流されてしまったと思う。生意気盛りの6年女子は絶対に反発してくるのでその気持を逆手にとって「シフトを伸ばして勝つんだ!」という気持に転換することが出来なかった・・・。
実は私の中に「東海は行ける」「いいメダルの色を・・・」ぐらいに思っていた。子供達も親も同じだったと思う。この驕りとかでやっぱり厳しいしっぺ返しを受けてしまった。
結果・・・5位。1位は全国。2位~3位はメダルがあって、おまけの4位までが東海大会出場。5位ではダメ・・・なのだ。
リレーで負けた責任ってのは、全て指導者にある!と思う。失敗して失格になるときも、(他のチームと比較して)実力を出し切れず負けたときも、走った子供達に罪ななく、やはり指導者の責任だと思う。
子供達と親の6年間の積み上げた努力をこの決勝レースで開花させることができなかった責任は私の中では大きい。「チームベストを大きく更新して・・・結果5位じゃしょうがないでしょ!○島さん」と声をかけられるが、日清県予選は勝負の大会、タイムじゃなくって、このとき勝ったか!負けたか!!が全て。
ウォーミングアップが足りなかった?!走りに硬さがあって伸びなかった?やっぱりコーチが危機感をもって強気のシフトを指示して子供達に「勝つ」という限界までの強い気持を引き出せなかった・・・私の責任なんだろうな!(どこかのチームが失格になって、繰上げで4位・・・なんてこともなかった。他チームは素晴らしくいい走りで3走4走がノビノビと走る姿は、敵もアッパレ!と思う。)
君達がどんなに落ち込んでも無駄だ。そのうち元気になる。だってどんなときも君達を信じている仲間達とコーチがいるから。東海を逃がした悔しさは秋の県選手権で、今度は「記録」で勝負を挑んでほしい。ヘッポココーチだけど、まだまだ君達を応援していく!
一方、男子は決勝は手堅く3位!東海出場決定!昨年の6年は2回も大舞台で失格劇を演じていたので私の中でも最後の最後まで気の抜けないチームとして彼らには激を飛ばした。朝のアップで全く調子の上がりきらない1走S木と2走S井が兎に角心配だった。そんなことも微塵も感じさせない素晴らしいバトンパスで最終のF島君にバトンを渡せた。バトンを受けた混戦順位から抜け出し、この順位をF島が守りきって走りメダルをゲットした。強い気持で危機感ももって、真面目に地道に粘り強く走りきった結果だと思う。いいチームに成長してくれたものだ!
さてさて、今日の感動はまだ続く。
三島 陸上JCはN監督の指導のもと、ハードル競技の強さには定評があったが、今年はその実力がしっかり実を結ぶこととなった。なんと男女アベック優勝で、2人が全国大会をゲットした。中でもS藤さんの走りは全国決勝に通用する走りとハードル捌きだった。男子もワンツーフィニュッシュこそ逃がしたがM下君に続きS井君が3位入賞は素晴らしい。兎に角ゲロゲロと何度もゲロをモドすほど追いこんで練習に明け暮れた成果がしっかり実を結んだ。これは子供達というより何より監督の粘り強さとそれに耐えて頑張った親子の勝利だろう。
そして私の中での最後の感動・・・。
大会のオオトリ、次女が走った6年女子100m走決勝。アナウンスで最終レースが告げられて彼女が紹介されたときは、親ばかなので本当にドキドキだった。最近タイムが伸びてる彼女がどこまでこのレースで走りきれるか!が実に見ものだった。全国出場の選手は参加できない・・・とはいえ、県大会決勝進出は大したものだ。
号砲一発!スタートがちょっと出遅れた感があってヒヤリ。だが中盤以降の得意の伸びもあって、3位組みに喰らい付いて走りきった、終盤も全く落ちない高速ピッチで・・・結果、堂々の5位だった。会場の喚声どドヨメキと・・・全ての雰囲気が最高のレースとなった。
大会が終ってみれば、80MハードルはS藤さん、M下君の優勝で全国大会出場。S井君の3位も見事。6年男子がリレーで東海出場(3位)、6年女子リレーは惜しくも5位。100m走ではF島君の7位、女子100m走では次女の5位。1500mのK島君の2位。女子800MでMさんの8位。走り幅跳びのS木君の3位。走り高跳びS木君の3位と入賞ラッシュだった。三島陸上JCは走っても飛んでも速くて強い!そんな印象を強く持った大会だった。