8月29日~30日 岐阜市は(風はなく)蒸し暑く晴れました!
8月最後の日曜日。今日は第26回東海小学生リレー競走大会です。昨年秋に強化選手を選び抜き・・・、春の声を聞くころから東海大会出場を目指して練習を重ね、・・・6月半ばの県予選を勝ち抜き、それからほぼ2ヵ月半の「強化」練習を重ねて・・・今日の東海大会を迎えることになった!ほぼ1年間の準備と挑戦・・・。長いといえば長いのだろうけど、この日がくるのも・・・あっという間だった気もする!準備期間を思えば、1年間の集大成!万感の思いでこの日の朝を迎えた。
今日の岐阜の朝は暑い。今年の冷夏はどこに行ったの?と思える「夏真っ盛り」の暑さ・・・。(だけど街中のせいか?セミの声が聞こえなかったナ!)
今日は「頑張るゾッ!」の思いとは裏腹の・・・実は「不安一杯」の朝の子供たちと保護者&監督。今日の出陣前に宿泊ホテルの前での引きつり顔のショット!コーチの私も(子供たち同様に)ちょっと引きつった顔が印象的かな?
前日には遠征の観光旅行の時間を少しだけ返上して、皆で競技場&サブグランドの場所を考慮して、選手には最高のシート場所を選手控え場所に設定。強豪高校生や実業団の選手団と同様に彼らに混じっていつものオレンジシートを前日に敷きつめておいた。アップの場所や時間&メニューは何度も何度もN監督とシュミレーションをしておいた。ウォーミングアップなどの勝敗を左右する采配部分は長年のN監督の経験の上で、緻密な計算を前夜に詰めた。コーチとしてサポートする側として、保護者として・・・出来ること、やれることは全てやった。
それにしても、静岡と比べると岐阜の夏は暑い。いい川風が吹き、記録が出やすいと聞いていたが、今日の風は動かない。と言うことで・・・今日のポイントは「選手を暑さでへばらせない!」ことに徹しようが監督指示。子供の中に「弱っちょい」のが1人いるので、アップからの彼の疲れ具合&彼の顔色がアップの負荷のバロメーターだ。(後から思うと、この監督采配はまさに的中することとなる!)
「いい競技場だ!」という前評判の岐阜メモリアル陸上競技場であったが、サブグランドが300mだったり、まあ狭くてどこがいいの?と最初は思えたが、もう1つあった「芝生広場」は最高だった。普段から御園グラウンドの芝生で練習する我々にはこの芝生広場でのノビノビしたアップは、気負いもなく練習ができてコンディション作りには最高だった。
競技は補欠選手の100m走が小学生の競技スタート。この中でS井君が粘り強く最高の走りで堂々の2位となって今日のレースの勢いをググッツと引寄せた。
「5年生男女混合リレー」が参加の種目。我が子は1走での参加。レースに勢いを持たせてレース全体の最初の『流れ』を作るのが1走の仕事。この1走の果たすべき仕事を散々に彼女には叩き込んできた。我が子がその1走なので競技開始から本当に力が入った。子供たちは土壇場に強いのか?今までで最高のバトンパスが出来た。多分この前あった世界陸上のどの国のバトンパスより上手いんじゃないか?と親バカながら思えるほどの出来だった。絶妙だった。今回の出場チームのランキングでは2位の彼等は実力どおりの力を出し切って、予選2位となった。第2コーナーにへばり付いて連写してみた。
この予選から決勝には2時間ほどしかない。この間に三島陸上JCはどう過ごしたか?は「秘密」で今は明かさないが、この采配がバッチリあたった。
いつもはグランドのバックの第2コーナーか第3コーナーに陣取ってレースを見る私だったが、考える全てを出しきって迎えた東海大会決勝は、今更慌ててもしょうがないので、応援の皆さんとゴール付近に陣取ってハラハラの観戦。デジカメでムービーを回していたけど、緊張でてが震えて上手く撮れず、途中で諦めてしまったほど・・・息が詰るほどに緊張した。
1走の走りは後半の伸びが最高出来で、確りした走りでレースに勢いをつけた。彼女は「1走の仕事」を確り果たしてくれた。2走は女子エース区間。東海決勝に残ったほかの5年生女子を寄せ付けない走りは圧巻で、これまた素晴らしい活躍でバトン渡しが成功。落ち着いた走りが要求され、また心身ともに安定感が要求される第3走者も確り走ってくれた。そして4走(アンカー)にバトンが渡ったときは接戦で3位か4位。アンカーのF島君が中~後半に凄い伸びを見せてなんとなんと、2人を交わして1位に躍り出る。彼ならではの渾身の走りを見せてくれた。そして最後にドラマが・・・、なんと後ろから4人を抜きさってF島くんをもゴール1m手前で抜き差ってしまった青色ユニフォームの愛知のチームがそのまま走り抜けて優勝。なんとも、アンカーの力の差を見せ付ける結果となった。だけど三島陸上JCもそれでも東海大会2位だ。凄いものだと思う。
1年間の計画の上にたって、地道にコツコツと目の前の課題を克服して大会ごとに力をつけてきた5年生諸君。今日勝ったのは彼らだけど、この影には選手の夢叶わずに苦杯を舐めた5年生たちがいることを忘れないで欲しい。万全の調整で「いつでも出る」覚悟と気構えで一緒に切磋琢磨し怪我を乗り越えてきた補欠の子供たちがいればこそベストな走りができたことを忘れず感謝してほしい。それから早朝からバスに揺られて応援に駆けつけてくれた三島陸上の多くの子供たちや保護者の皆様方。そして、自分の時間を惜しまず皆の練習に時間の全てを捧げて皆を導いてくれたN監督のいること。皆さんに支えられて励まされて勝ち取ることができたという意味を確り心に刻んで感謝してほしい。おめでとう。
朝のホテル前での集合写真とこの写真の笑顔の違いが、実に対照的で面白い。最高の笑顔だ!
接戦でいいレースでしたね。 子供同士で話をしたらしくて、来年は全国で
会おうと約束したらしいです。 お互い会えるよう頑張りましょう