3月21日 暖かく爽やかに晴れた!
前日までの怪しげな天気が不思議なほどに一変し、朝から爽やかに晴れ渡りました。今日は三島陸上ジュニアクラブの卒団式。例年は裾野陸上競技場の会議室を借りるのだけど、今年は静岡県谷田健康センターの部屋を借りて開催。(家から近くて楽チンだ!)
今回の卒団式は私の中でちょっと感慨深い!長男が晴れて卒団となりました。思えば長女在団中から、彼が幼稚園児の頃から三島陸上にはチョロチョロと出入りして、長いこと監督はじめ皆様のお世話になりました。人一倍皆の手を焼いて、さらに陸上の成績こそパッとせず、とうとうブレイクもせずに終ってしまった彼!次は中坊となるが、こいつが芽が出るものか?・・・これもまた楽しみだ!
毎年卒団式のとき、コーチはお祝いの挨拶をする。何を話そうか?なんて毎年色々と考える。卒団生25名には、(長男ともども)、思い出深い彼等みんなへの贈る言葉を思い巡らせて幾夜となく考えてみた。(監督じゃないけど)卒団生の半分近くの子供たちはほぼ6年間の長い付き合いだった。モトキとヒロシにユウヤ、ユウジロウにケンイチ、コウヘイにユーホー・・・。1年生のジャリの頃を思い出せば本当に立派になったものだ。低学年のとき、日曜日でも彼らを集めて近くの公園でリレー大会遊びをやったりもした。年末も「ちょっと走ろうぜ!」って言って近所の神社に自転車で集まって、なんと皆でジョギングするほどに彼らは仲がいい。(普通の子供は「ちょっと遊ぼうぜっ!」て集まってゲームするのが普通の子供なのに、「ちょっと走ろうぜ!」って言って集まる彼らが誇らしい)さてさて卒団式、・・・残念なことに私の今年の役柄はどうやら「卒団生の父母」ということで挨拶もなく全く出番がなかった。ちょっとだけ寂しかった・・・。
・・・ということで、ブログで贈る言葉を記してみます。みんなに思いが伝わるといいな・・・!
<卒団生へ・・・送る言葉>皆さんは、今日「卒団の栞」を手にしました。この卒団のしおりには、皆さんの思い出や大切なものが一杯詰まっています。皆さんは三島陸上で多くの友達が出来ました。深く強い友情で結ばれた友達はこれからの人生の大切な財産になることでしょう。辛いとき、苦しいときを、ともに乗り越えた彼らの存在は(お互いに)、これからもライバルでもあるし、よき理解者であるし、相談者にもなります。この卒団の栞の写真を見るとき、きっと勇気や希望や、忘れかけた夢や勇気がよみがえることでしょう。一生の宝物にあると思います。それと監督(やコーチ)も忘れないように・・・。
ユーミン(松任谷由美)の有名な歌に「卒業写真」っていう歌があります。『かなしいことがあると 開く皮の表紙 卒業写真のあの人は やさしい目をしてた。 街で見かけたとき 何も言えなかった 卒業写真のあの人は・・・』ではじまる歌詞。この歌は天才ユーミンが高校生(女子高)のとき、音楽の楽しさをとっても厳しく教えてくれた音楽の先生を歌った歌です。ユーミンは厳しく音楽の道を教えてくれた先生をたいそう尊敬して慕っていたそうです。歌詞の冒頭にあるように「かなしいことがあると・・・」卒業アルバムを見て、先生の指導を思い出し、今の自分が真っ直ぐに成長しているのか?あのときの先生の指導で挫けなかった自分であるかな?なんて考え、前向きになったことがあるのだそうです。今日の皆さんも、今手元には「卒業写真」じゃないけど、卒団のアルバムがあります。これから陸上競技なんかで(また人生の中で)苦しいことや悲しいことがあったとき、今手にしている栞をそっと開けて監督(やコーチ)、友達の笑顔を見て欲しい。「自分が真っ直ぐに生きているか?この写真のように素直でいるか?」を問うてみて欲しい。陸上クラブの卒業の栞だけど、今日卒団するみんなには、これからの人生の生き方を確り導いてくれる大切な宝物なのだと思う。使い方は自由。何度でも使えます。私は未熟者コーチとして皆さん全員を(一流)陸上選手にすることはできなかった。だけど今日[落ちこぼれる子供を1人も出さず]卒団できた皆さん全員を「人生の成功者」にすることはできたと思う。皆は自信と勇気、誇りをもってもらいたい。どの子もみんな気持ちよく真っ直ぐに伸びてくれました。監督・コーチは今手を高く挙げて小鳥が自分で大空を舞うように皆を大空に放ちました。これから自由にのびのびと大空を飛んでいってほしい。卒団の日、ほんとうにおめでとう!
「くるたのしき・・・語録18」
『やってないからこそ できないからこそ ムリだといわれるからこそ 目指すのが夢』