8月某日 夏なのにそよそよと秋の風が吹いてます。
夏の海は「サーマル」といわれる南風が吹く。だいたい昼過ぎから夕方前までの海風がそれだ。沼津牛臥は富士山と箱根の谷間に南風が吹きぬけて、他の海岸よりもちょっと強めの風が吹く。だから夏のウインドサーファーは昼前にゆっくり海に来て午後のサーマルでカッ飛ぶのが定番。
しかし、8月半ば過ぎ・・・。南風は吹かず、東~南東の秋の風が吹いている。今年は異常気象だ!
さて、最近ちょっぴりウインドサーフィンに真面目に取り組んでいる。その理由の1つに真面目にウインドに取り組む関東自動車軍団がいること。もう一つが、「ZIP」というブランドのボードを譲ってもらう話しがあって、このボードがまたまた戦闘的な、超レース仕様のボードであることです。
今 のレースの主流ボードはナショナルブランドメーカーがモールド(型)で大量生産するもの。素材はスタイロフォームやカーボンを贅沢に使ったもので、高性能&低価格。
しかししかし、今回のZIPボードはサーフィンの板のように腕の立つ有名シェーパーが、ライダーの体格や乗り方に応じてフォームから削り出すカスタムボード。超軽量&高硬度。使っているフィンまでハンドシェイプの手作り製だ。こんな一流プロがレースで使うのと同じボードで走れる喜び・・・。
ボードに合わせてセイルも10.4平米。普通のウインドサーファーはせいぜい使っても8.5平米ほど。それよりも3サイズ以上大きなハイパワーセイルには腰が抜けちゃうんじゃないかと恐怖すら覚える。この話しはどんな文章を連ねてもカッ飛一部のウインドサーファーしか判らないかと思うけど・・・。(兎に角、腕が抜けるか?!腰の骨が折れるんじゃないかというハイパワーなのです)
今日はこのセッティングで初乗りしました。風上に上る走りはいたのアウトラインから想像する通りの性能。下りは癖があって、ツボにはまるとドカンと速い。(けど、想像以上に板を押さえてボードに乗り切ることはかなりのテクニックがいる・・・)
フラットな海面にブローのキツイ秋風で、初ZIP乗りは感動ものだった。だけど、もっともっと体を鍛えておかないと、この板を乗りこなすことは難しい。身長が185か190cm、体重が80kg越えでないと楽に乗りこなすことは大変だア~ッ。(身長が175cm体重67kg&もう46歳・・・の私には、ちょっと手に余るハードコアな高性能・・・)