くるたのしき・・・スカイランナーへの道<復活!>

走ることは「苦しいけど、かくも楽しいこと」つまりは『くるたのしいこと・・・』と、高山を走るスカイランナーを目指した手記。

スポーツテスト・・・もの申す!

2006-06-06 00:17:24 | スポーツ

6月4日 午後  スポーツテストへの参加

三島市スポーツ少年団(不名誉ながらあえて市の名前を公表す!)が主催したスポーツテストに我が陸上クラブの子供たちを参加させた。

子供たちは毎年のこのイベントには並々ならぬ意欲をもって取り組んできている。1年間もの間この日の腹筋や腕立てのために頑張ってる子も多くいる。子供たちとその親にとって(我がクラブの中では)いつもの大会とは別の意味で大切な行事だ。今日はこの一大イベントにコーチ不足とあいまって声を荒げて頑張ってしまった。私も子供たちの真剣な取り組み方をまじかにに見るのが大好きだ。

我がクラブは毎年半分弱が1級を獲得する。県でもトップクラスの彼等の潜在能力と、それに加えて日ごろからの体力づくりを思えば当然だ!(と私は思う。)しかし、これを疑う会の主催者がいる。たとえば「小学生が腕立て50回なんて・・・ありえない。インチキしたのだろう!」などと平気で言ってくる。(できる子はたぶん50回も60回も、70回でもやる。それは毎日20~30はこなしている子には可能なことなのだ。)毎年のことだが、このスポーツテストを開催する方の品位のなさと、傲慢さにはあきれてしまう。子供たちは1年間も努力している結果を・・・信じようとしない。子供の前向きさをそぎ落とすような発言や運営には腹が立つ。

今年も相変わらず「今年は厳しく判定していきます」・・・と開口一番。何が厳しくか?しっかりと計測してもらえばいいのだ。 私はこの審査員のための(指導者としての)教育を少しは受けたのでよくわかるが、子供たちの能力をしっかり判定するためには判定員の能力というか、技量が問われるのだ。体育の授業のように何度も何度も子供たちに練習をさせて実施するわけでなく、やらせるほうもどうやるのかまったく知らない父兄が(ましてうちのクラブの父兄のように色々な補助をやった経験もない父兄が)わけもわからず説明をやるので、はじめてやる子供、特に低学年はどうやっていいのか?まったく要領を得ない。見ていて不憫でかわいそうだ。

今年は立ち幅跳びのところがひどかった。空手か何かの父兄か?まったくひどい計測を、練習もなく飛び方の指導もしないままにさせていた。幅跳びで県でトップクラスの子が7点だなんてありえないだろう。あの間抜けな父兄たちのおかげで1級が取れた子が2級に落ちていった。こんな計測をさせたわけのわかっていない父兄、それを任せたスポーツ少年団の指導者。お前たちは最低だ!そう思う。(だから批判の気持ちをこめて市の名前を書いた)

スポーツテストのあとしょんぼりしているみんなを見るのは辛かった。あの時もっと引率者として抗議をしておくべきだった・・・と改めて私は反省している。テストでうまく飛べなかった子、実力をしっかり出し切れなかった子、みんなごめんよ!

毎年、毎年、こんな状況で誰かが喧嘩して、「こんなテストを受ける意義なし!」として参加しなくなる。でもこの日のため、3年連続1級の栄誉を勝ち取るため子供たちは努力しているので・・・来年こそ、まともなスポーツテストをやってあげたい。本当に悔しい日だった。


静岡国際陸上競技大会に参加・・・

2006-05-04 00:32:18 | スポーツ

毎年恒例となった静岡国際陸上競技大会に参加した。

ここ最近の雨続きの日々。また今シーズン参加した3大会のうち2回はドシャブリ雨。今日も雨か・・・と思っていたら、すこぶるいい天気。気温こそ上がらなかったが草薙陸上競技場特有の厄介な風もそこそこで、絶好のレース日和となった。

私がコーチとして参加する三島陸上JCは、今年は6チーム(3.4年男子&女子、5年男子&女子、6年男子&女子)で参加となった。日本グランプリに位置づけられたこの大会への小学生&中学生の参加は、先週行った県リレーカーニバルでベスト16位以内の成績を収めないと参加できない。今年は棒高跳び日本記録保持者の沢野選手、幅跳びの池田選手、円盤投げでは室伏(妹)選手、200Mは高平選手や丹野選手、1万メートルでは高岡選手、またまたプレゼンターには為末大選手がいて、陸上のオールスター夢の競演って感じで、陸上フリークにはたまらない大会。こんなビックな大会に一流選手と一緒の舞台で走る子供たちがちょっと羨ましかったりする。

結果は「子供たちみんなよくやった! スプリントの練習やバトンパスの練習がまだまだままならないこの時期、大きなミスもなく、今のの能力以上を出しきったレースができた」と評価したい。6チーム参加し・・・すべてのチームが8位以内の入賞。まあスーパースターのいないチームとしてはよく頑張ったとほめてあげたい。数年前のメダルラッシュともいかないけれど全国レベルの小学生も多く混じる静岡県のこの頂上大会で、この結果はたいしたもんだ!とたたえてあげたい。

ここ数年のチーム作りのなかで、子供たちは精神的に強くなってる気がする。身体能力的なものはまあ並か、並以下だけど(うちのクラブの子供は全般的に背が低い)、レースに向けての調整やレースに挑む力強さは養われているような気がする。団(チーム)の伝統なのか?まことにもって頼もしい限りだ。

子供たちの期待に応えられるように、なんとかコーチ力も身につけていきたいものだ。今日は結果オーライでまあまあ満足1日だった。

私の課題は、わが息子の底辺からの脱却。親がコーチをするクラブにいながら、選手も補欠のホの字にもならないどん底にいる。この状況をどうすべきなのか?本人次第の部分が大きいのだけどここの「やる気」を引き出すのもまさにコーチング力か?!子供ともども頑張っていかねば・・・と思う日々でもあった。選手でもないけどあえて息子を連れてきた。だれかれと「お前は選手でもないのに・・・」と息子にとっては場面場面で「針のむしろ」だったりだったか?私も「連れてきてよかったのか?傷ついていないか?」と心の中で反省しつつも、自問自答。でもこれが普通の社会だったりするので、息子には今日の悔しさと、そんなことに負けない強い気持ちを持って乗り越えてもらいたいものだと思い願う。

ほんの些細なことだけど、折りたたみテーブルを運ぶ羽目になった。浮かれた周りにいてなぜだかこのテーブルの重みがグルグリ私の心にのしかかった。

「荷物もち」の役を息子に頼んでみた。彼は今回の遠征での自分の位置づけを心得ていて、人一倍やさしいところがある。1~2kmほどの道のりを折りたたみテーブルを抱えて歩いてくれた。えらいものだ。後ろから見て歩いてけなげだった。彼には今日の1日の出来事の重みに、このテーブルの重さも加わって・・・辛い岐路だったかもしれない。思わず心で泣いてしまった。 

なにはともあれ、子供には強く生きてもらいたい。辛い場面から遠ざけず正面から向き合う人間であってほしいと願う。足は遅いけど、飲み込みはかなり悪く要領も悪いけど、頑張ってテーブルを運ぶ息子の後姿を今思い出して、彼のいい面を感じた日であったことにホッとした。収穫多き大会だった。


ブログの始まり・・・

2006-05-02 23:15:25 | スポーツ

一昨年前、NHKの”地球に乾杯”という番組の「天空を駆けるスカイランナー・・・」とかという番組をたまたま見て衝撃を受けた。この番組ではこのマラソンレースを「世界一過酷なマラソンレース」と言っていた。私はこの番組の衝撃が忘れられず、毎年参加する富士登山競走の練習もあって、7月から毎週富士山頂を走ることを目標とするようになった。

そして昨年秋、(本当に多くの方の励ましもあって)、あのNHKの番組でやっていたマレーシアのキナバル山で行われる世界スカイランナー登頂マラソンに参加したのだ。

今年も・・・キナバルに!

という夢がある。でも練習期間も長丁場。モチベーションを高めて、日々の練習を行うためにブログに記録や思いついたことをつづっていくことを思いついた。同じような夢を暖めている人は万に1人もいないとは思うけど、駆け出しスカイランナーの練習日記を主な内容としてブログを記すつもり。

また、(このスカイランナー的生活の中で)私が日々取り組むこととして陸上競技がある。私が走るきっかけになったのも、実は陸上競技との関わりから。日々の練習目標には陸上競技大会への出場と記録への挑戦もモチベーション維持に役立っている。そこでスカイランナー的生活の多くは陸上競技者としてのまじめな生活が欠かせない。

週末、小学生に陸上競技を教えている。このときにも陸上競技とか、レースに向けて、はたまた今の子供たちとは・・・、色々と思うことも記していきたい。ここには陸上競技にひたむきに取り組む子供たちへの応援歌を記したい。