語る、シェフ

小さなレストランのオーナーが、日々の出来事を語ります。

  アンケート 

2008-05-18 01:53:14 | Weblog
  ランチが終わってお昼ご飯を食べようとしたら、電話が鳴った。(なんか、文章だけ読むと・・変?)
  市場調査で、「仕入れについてアンケートに答えてもらえないか?」
  という事らしい。
  出来たばかりのお昼ご飯を眺めながら、一瞬の間を置いて、
  「いいですよ」と答えた。

  
     

  
昨日も電話をもらったけど、買物に出かけなきゃいけなかったので
  明日なら・・・と言ったのだった。
  まさか今日も掛かってくるとは思わなかったけど、言った手前
  「これから、お昼ご飯なんです」とは言えない。
  それに声の主の女性が、とても感じが良かったので・・・・。
  電話での応対は、顔が見えないだけにとても重要ですよね。

  それから女性の指示に従い、テキパキとアンケートに答えていった。
  「とても満足している・・・・が1」
  「まったく不満だらけだ・・・が5」
  と言う事で、1~5までで満足度を数字で言ってください。
  だけど、皆さん5がいい方だと間違えちゃうんですよ。笑

  なるほどね、わかるわかる、その気持。

  もちろん僕も、何度も間違えた。
  「イヤーすみません。僕ってバカですね~!!」と言ったけれど、彼女は、ノーコメントだった。

  でも、みんな間違えるなら、逆にすればいいのに・・・。

  アンケートも終わりに近づく頃、
  彼女の、ラジオのアナウンサーのようなその流暢なしゃべり方に、

  「フリーの売れないアナウンサーなのか、それとも違うのか、違うのなら、どうしてこの仕事をしているのか?」

  とても聞きたくて、そのチャンスをうかがっていたんだが、
  彼女はその隙を、数秒たりとも見せずに、お礼を言って電話を切った。
  彼女は、きっと今もどこかに電話をかけ「アンケートをお願いできますか?」と、
  流暢なアナウンサー言葉で話している事だろう。

  月曜日は77歳の母とゴルフです。
  次回はその語りを・・・。    ちーちゃん読んでますか?