思考の部屋

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どう向き合う?地球温暖化

2013年10月26日 | 地震

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 台風27号に続き28号も太平洋も日本列島に向かっており各地で警戒が叫ばれており避難勧告等が出ているところもあり、また台風の直撃はなくとも各地の降水量はかなり増えているようです。そのなか東北にまた地震がありました。

 季節は冬へと向かっているわけですが、今年の冬は寒くなりそうと予想。いつ頃を基準に寒くなりそうなのかわかりませんが、「普通ではない」という気持ちが湧いてくるのを確かです。

 10月1日のNHK時論公論の室山哲也解説委員による「どう向き合う?地球温暖化」という番組が放送されていました。


(10.1NHK時論公論の室山哲也解説委員「どう向き合う?地球温暖化」から)

 IPCC(国連の気候変動に関する政府間パネル)が、6年ぶりの報告を出し、「地球温暖化」が、深刻な状況に陥っているとのこと、温暖化にどう向き合うか?という問題提起がなされていました。

・CO2濃度は、上昇し続け、今年5月9日、アメリカハワイで、日平均濃度が400ppmを超えるという記録が出ました。人類が大量のCO2を出し始めた産業革命前の、280ppmから4割も増加しています。

・このまま温暖化が続くと、今世紀末には、この20年間と比べて最大82センチ海面が上昇する可能性が高い

・温暖化の影響が、特に大きいのが、北極海です。去年の海氷面積は、1980年に比べて、半分以下、史上最少となった。

・最近、北極海の氷が解け、船が通れる航路があらわれはじめた。

・北極海周辺は資源の宝庫で、世界の25%の石油、30%の天然ガスがあり、もしも北極海に殺到し、無制限に化石燃料を掘り出し、今までと同じように燃やしつづけたら、大量のCO2が放出され、温暖化がさらに加速される悪循環が始まってしまう。

・地球温暖化は、私たちの想像を超えた、複雑なメカニズムで、揺れ動きながら進行している。


(10.1NHK時論公論の室山哲也解説委員「どう向き合う?地球温暖化」から)
  
などが語られ、「温暖化にどう向き合うか?」と気候異常、気象異常の源基である地球温暖化にどのように向き合い、行動しなければならないか?

まずなによりも、

・温室効果ガスそのものの排出を減らし、温暖化の原因を取り除く必要がある。

・そのためには、省エネを進め、再生可能エネルギーの育成、天然ガスなどCO2排出が少ないエネルギーへのシフトが大切です。

・温暖化の被害そのものに対する対策の必要性です。
 残念ながら、温暖化は止まらず、このままでは、高潮や猛暑などで、何らかの被害が出ることを覚悟しなければならない。
 高温に耐える農作物の品種改良も急務で、影響を受けやすいのは、対応力の弱い開発途上国。

 室山解説員は、「日本は先進国の一つとして、国内だけでなく、弱い立場の国々への配慮もしていく必要があります。」「今年11月、地球温暖化を食い止めるための国際会議COP19がポーランドで開かれます。日本は、原発事故後、エネルギー政策の方向性をまとめきれず、温暖化対策を明確に打ち出せていません。」

と語り、「地球温暖化に対して、私たちがどう向き合い、克服していけばいいのか。その姿勢を、いまあらためて考えなおすべき時だということを、もう一度、自らに言い聞かせる必要があります。」と「自らに問う」必要性を最後に語られていました。


(10.1NHK時論公論の室山哲也解説委員「どう向き合う?地球温暖化」から)

 このNHK時論公論は専用サイトがあり過去内容は文立てで番組内容を知ることができます。ほとんどそのままの内容ですが、このような啓発的なことばが国民すべてが共有できているとは絶対にないわけで、放送されてから一か月が過ぎようとしているのですが、何かをしなければならないとの声は、私の知る限り一握りの人々でしかありません。

 自然が私たちに情報として温暖化の現象を提供している。自然に主体があるわけではありませんが、もとにあるという精神的な在る者ならば、その情報にさらなる災厄の継続の意味が問われていると直覚できのではないかと思うのですが・・・・「ベクレてる(放射能汚染されている)んやろなぁ、国会議員に出すお弁当は」・・・・などと耳を疑う言葉に唖然としてしまいます。

 このようなことを言っている自分自身は世間の中に埋没し、できることも限られているわけで、世の中にはできる立場になろうとしたもいるわけですが・・・どうしたことか見えてきません。

NHK解説委員室サイト
NHK時論公論の室山哲也解説委員「どう向き合う?地球温暖化」
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/168946.html

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
トライボロジーを考えよう (潤滑ベアリング)
2013-11-04 10:44:42
再生可能エネルギー社会は可能かどうかという考え方には、エンジニアの考え方が必要になってくる。その観点は1メンテナンス度合い、2エネルギー効率の二つに大別される。1はメンテナンスフリーの発電を開発できれば、いくら初期コストがかかってもいずれ採算がとれるということになり、それが何年前倒しにできるかというのが後者となる。これらを統括するのがいわゆるトライボロジーという技術なのだが、その重要性の社会的認知度が低いのが、この議論が前に進まない原因だと思う。
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ありが (管理人)
2013-11-12 05:07:21
>潤滑ベアリング 様
貴重なご意見ありがとうございます。
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