今朝は朝から松本市に出かけました。
途中連続ドラマ“おひさま”の赤い屋根のお店のセットが建てられた大王わさび園までくると霧が立ちこめ、このような幻想的な風景になり、携帯で撮りました。
霧のある風景。この季節はこのような風景を安曇野では見ることができます。
さて最近時々話題に取り上げる「意識」の話です。
「タブラ・ラサーサ(まっ更な板)。ジョン・ロックは生まれたばかりの意識の状態をこう呼んだそうです(『哲学以前の哲学』(松浪信三郎著 岩波新書)。
赤ん坊は誰が教えるわけでもなく「おぎゃあ」と産声を上げます。この呱々の声を上げた瞬間に、その子には意識が出現していると言います(上記書p8「8意識」)。
この泣き声は、母の胎内を出て、地上の空気に触れたときの、驚きと違和感から生じる叫びと受けとれる。この驚きと違和感は、直接的であってまた反省的ではないが、すでに意識である。赤ん坊は母乳を十分に吸い、あたたかい衣服にくるまっているかぎり、満足感にひたったままおとなしく眠っているが、空腹感や不快感が生じると、泣き声を上げる。満足感も、空腹感も、不快感も、直接的であるが、すでに意識である(上記書)。
(『般若心経 絵本』(諸橋精光著 小学館から)
般若心経の解説本は星の数ほど多いと表現してよいほど巷に出回っています。
私も数多くいろいろと読ませてもらいましたが、この絵本は置き場所が直ぐに分かる位置においています。
<大いなる母>
「シシャーリープトラくん、
想像してみてごらん。
もし生まれたばかりの
言葉も話せない赤ちゃんは
さみしいとき、
お腹がすいたとき、
おむつがぬれたとき
どうするだろう」
「そりゃ、泣いてお母さんを
呼ぶと思います」
「そう、泣いて呼ぶんだよね。
そうすると、お母さんはきっと
すぐにかけつけてくれる。
・・・・・・・・・・・
(『般若心経 絵本』(諸橋精光著 小学館から)
という話もあり、象徴的な絵が描かれています。
(『般若心経 絵本』(諸橋精光著 小学館から)
(『般若心経 絵本』(諸橋精光著 小学館から)
羯諦、羯諦・・・・
おぎゃあ、おぎゃあ・・・
このように聞こえるのもありがたいことです。
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