1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

シルベス、緊急入院

2007年09月20日 | Weblog
人間ではなく、楽器の方です。

以前から、確かに調子は悪かったんです。
もともと高齢ですし(1896年製だから、111歳でしょうか)覚悟はしていました。
今までも大修理を検討したことがありましたが、長期間預けるのができないのと、費用の工面、そして音が変わる心配などで、踏み切れず。

先日の本番も、ご機嫌を取りながらどうにか乗り越えたような状態でした。
それが昨日あたりから、息も絶え絶えで。

ちょうどレッスンだったので、先生に診ていただいたら、やはり修理しなければならないだろうということでした。
今週末は合宿、そして11月にはマードレの本番。
あぁ・・・。
幸い、先生のヴィナッチャをお借りできたので、これに慣れて本番を迎えるしかありません。

帰宅後、いつもメンテナンスをお願いしている方に連絡を取り、とにかく預かっていただくことになりました。
症状は説明しましたが、実際どのくらいかかるか(日数も費用も)、見てから連絡とのことです。それはそうですね。

シルベスを我が家で一番丈夫なケースに入れて梱包し、先ほど宅急便で送りました。
年内会えないかもしれないと思うとさみしいです。

宅急便、いつも集荷をネットで頼んでいます。
今日HPをよく見たら、送り状の作成もできました。
これまでは、配達の人を玄関で待たせて急いで送り状を書いていたので、便利便利。

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迷惑です

2007年09月19日 | Weblog
珍しく2日続けて投稿できませんでした。

敬老の日はプレソの練習。
我が家からかなり遠い練習場に行くために、6時半起きでした。
カギ明け当番なので9時少し前に到着したら、早く着いたメンバーが既に手続きをしてくれてありました。ありがとう・・・。

プレソは概ね出席率がいいです。
休む人は必ずMLに届け出るのが慣例になっています。
これは人数が少ないからでしょうねー。

シンプルシンフォニーは個人練習が足りませんでした。
メンバーはみなさん上手。
いつも、みんなの音を聴きながら、ぞくぞくわくわくしています。

練習が早めに終わったので、両親を訪ねようと思ったらタイミングが合わず。
家が近いからわざわざ敬老の日じゃなくてもいいんですが、母は記念日(かな?)にとこだわるタイプなので。

夜は予定通り家族で食事をし、ハリーポッターを見に行きました。
さすがに公開してからだいぶ経つので空いてました。連休最終日の遅い時間、というせいもありますが。

既に見た人から聞いた通り、原作の大事な(だと思う)部分がばっさりカットされてました。
ロンとハーマイオニーが監督生に選ばれたエピソードがあるのとないのでは、ハリーの孤独感が違うのになー。

映画を見ながら、登場人物の小さい頃がとても懐かしかったです。
ほぼ自分の子供と同世代なので、同じように成長を見てきた気がします。
勝手なことを言えば、大きくなってほしくない。
あんまりかわいくなくなってきたから・・・
これも自分の子供と同じかな。
親としては、子供を自立させるのが役目ですが、やっぱり小さいほうが純粋にかわいいから。
もう、今は頭の痛いことばかりです。
受験とか、また携帯代とか。
あぁ・・・

最後になってしまいましたが、タイトルの「迷惑です」について。

この前、駆け込み乗車を諌める車掌さんの放送が

ドア、閉まってます!
駆け込みお止めください
迷惑です!

はっきり言うな~、と驚いたので。
でも、確かに迷惑ですね。

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オーキャン

2007年09月16日 | Weblog
オープンキャンパスのことです。
何でも略すんですねー。

今日、初めて行ってきました。
娘と一緒に。
私が現役時代は、こういう催し(?)ってあったのかしらん。
偏差値とイメージで受験校を決めていました。
実際、中に入ってみないとわからないことも多いので、やはり受ける前に見学には行ったほうがいいですね。

英米文学科の模擬授業を受けました。
おもしろかった。
あぁ、私が通いたいくらいです。
勉強も、その機会を失うとやりたくなるんだなぁ。
真っ只中にいるときは課題に追われて、早く卒業したいと思ったけれど。

費用が高いだけあって、設備はとても整っていました。
やはりキャンパスがある学校のほうがいいですね。
高層ビルだと会社みたいだから。

昨日は、話音倶楽部でした。
ゲストは、望月さん(マンドリン)と鷹羽さん(ピアノ)。
演奏中の写真を撮るのはとても神経を使います。
できることなら撮りたくない。
タイミングが難しいんです。
お二人の雰囲気がよく感じ取れる1枚があって(片岡先生のブログをご覧ください)、ほっとしました。

望月さんは、来月のコンクールに向けて熱心に取り組んでいます。
仕事も忙しいのに、本当にすごいと思う。
彼の素晴らしい点は、演奏後に、きちんと感想や意見を聞く姿勢があることだと思います。
いつも応援しています。
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悔いを残そう

2007年09月14日 | Weblog
こうやって書くとちょっと不思議な言葉ですね。

演奏会本番を翌日に控え、メンバーひとりひとりが今の気持ちを発表したときのこと。

前向きな発言(先生への感謝の気持ちを胸にがんばって弾こう、のような)が多かった中、個性的なことを言った人がいました。

「現役時代はあまり熱心な部員ではなかった。
悔いが残ったからこそ、今回参加を決めた。
みんなでまた弾きたくなるように、明日は少し悔いが残るくらいに、そこそこがんばろう。」

いや、大受けでした。おもしろかった。
私自身、今回の演奏会は、立場上責任を感じていたんですが、おかげで気持ちが軽くなりました。
その効果で、本番の演奏は、指揮者も奏者も肩の力が抜けてうまくいったんだと思います。

私の好きな「柔道部物語」でも、顧問の先生が「自分に自信を持つことが大事だ」と言って、柔道部員に、

「俺って天才だ~」
「俺ってストロングだぜ~」

と叫ばせた後に、バランスを取るために、

「俺ってバカだぁ~」

と言わせたのに似てるー。

絶対間違えちゃだめだ、と思って緊張してしまうような真面目人なには、効果あるかもしれません。

私は・・・
あまり緊張しない人間なので~・・・
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たいせつにしたいこと

2007年09月13日 | Weblog
今回、昔の仲間と一緒に本番を迎えるにあたって、とても新鮮に感じたことがあります。

一度の本番にかける熱い想い。
がむしゃらに練習する姿。
ステージに立つよろこび。

今も演奏活動を続けている後輩の一人が、こんなことを言っていました。

複数の演奏会に追われて、感動することが少なくなった

私も同じかもしれません。
長いこと弾いてきて、本番の数も多くなり、「こなす」ようになってしまったのではないか。
また次がある、と甘えてはいないだろうか。

いつも真剣に取り組んでいたつもりだったけれど、今回の仲間たちの奮闘ぶりを見たら、足元にも及びません。

学生時代より器用に弾けるようになった。
でも、その代わりに失ったものがある気がします。
ずっと楽器をケースにしまいっぱなしだった人たちは、学生の頃の熱さも一緒にしまってあったようです。
「あの頃のまま」を目の前で見せられて、私にはとても新鮮に感じられました。

演奏会の参加も、全力投球できる分だけに絞らなければいけないと思います。
身辺整理しなくては・・・
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高橋勝司先生の教え

2007年09月12日 | Weblog
先日の「偲ぶ会」では記念誌も配布されました。
数々の写真、卒業生からの寄稿、そして定期演奏会のパンフレットに勝司先生が書いていたあいさつ文。

読んでいると、音楽家として、教師として、そして人間としての大きさ、素晴らしさを改めて感じさせられます。
自分がこの年齢になったからこそ、理解できたことなのかもしれません。

卒業後も音楽を続けたOBが多いこと、そして教師になったOBも多いこと。
すべて勝司先生の影響です。

「人と人との結びつきがあってこそ音楽の喜びがある」

「美しさに感動する魂を持て、練習、運営を通じてお互いに切磋琢磨しよう」

「懸命勉強せよ、懸命に練習せよ、現在の時間に精神を集中することに慣れよう」

くじけそうになったとき、先生の言葉を思い出して、これからもやっていこうと思います。
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南高にエールを

2007年09月11日 | Weblog
昨日は、私が仕事から帰ってきたら家族が寝てしまい、ブログが書けずに終わってしまいました。
こうして時間が経つと、何を書こうと思っていたのか忘れてしまうんだなぁ。

忘れる、といえば、昨日は傘を持って行き忘れて(予報では降ると言っていたそうです。見てなかった)荻窪で買いました。
そのときはかなり降っていたのに、歩いているうちに雨は上がってしまってがっくし。帰りは晴れ。

夜の仕事に出たときも折りたたみ傘を忘れ、帰りに駅に着いたらやはり降っていました・・・。
1日に傘を2本を買うのもいやなので、濡れて帰りました。
雨に濡れると、やさぐれた気分になるのはなぜでしょう・・・。

さて、書こうと思っていたのは、確か懇親会のことです。

懇親会とは、演奏会の打ち上げパーティーのようなものです。
会場は、中華街のローズホテル。
演奏会場(紅葉坂)とはちょっと離れています。
迎賓の二重奏の担当だったので、急いでタクシーで駆けつけました。

とても広い宴会場だったので、マイクを用意してもらいました。
が、サウンドチェックをしてくれる担当もなく、マイクを適当に置かれただけ。
これはちょっとつらい。
とにかく弾き始めたら、途中で友人たちがマイク位置調整してくれました。
やっぱりあまり聴こえてなかったのかー・・・。
でも、パーティーのBGMなんてみんなが清聴してくれるようなものでもないので、まぁいいです。
弾きたい曲を記念すべき会で演奏させてもらって、それだけで満足です。

・・・でも後で、克典さんが「素晴らしかったです」と言ってくれたんです(直接!)。
それは演奏会そのものがなのか、懇親会の二重奏を聴いてくれてなのか、さっぱりわかりませんが、うれしかった~。

出し物の一番人気は、合唱部の男声合唱でした。
これよかった。
「いざ立て戦人よ」で始まるあの歌。
やっぱり景気のいい曲は盛り上がります。
それに楽器を用意しないで、集まってすぐ歌えるってのがいいですね。

懇親会では、懐かしい先生方のお話や、各部の代表のスピーチがありました。
あぁ、どうしてみなさんあんなに話が上手なんでしょう。
マンドリン部代表の指揮者氏も、おもしろく且つ感動的なスピーチをしてくださいました。

歓談の時間には、諸先輩方からマンドリン部の演奏を褒めていただきました。
みなさん、客席で涙してくださったそうです。
ありがたいです。

その後は、ゲスト(好子先生と克典さん)を囲んでの記念写真。
これが各部、各期で行われ、かなり時間がかかりました。
それなのに、親切に付き合ってくださって、感心しました。
克典さんの、時に声を詰まらせながらのスピーチも、また感動的でした。

締めには、やはりエール。
なぜだかわからないけれど、南高といえば、何かにつけてエールなんです。
そしてエールだというと、昔から必ず音頭を取る方が壇上に。
ひさしぶりのエールは、やはりよかったです。
南高生は、熱いのだ。

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熱い演奏会

2007年09月09日 | Weblog
「高橋勝司先生を偲ぶ会」、無事終了しました。

今日は朝から夜まで、とても特別な一日でした。

朝日新聞に大きく取り上げられている、という知らせがメールで届き、すぐ買いに走りました(夫が)。
記事を読んで、再度気持ちを引き締めて、タクシーで会場へ。
家から会場が近いっていいです。

会場入りしてから、少し自由時間があったので、パーティーで演奏する二重奏の合わせを。
仲間にも聴いてもらえて、よかったです。

リハーサルでは響きが心地よく、安心しました。
なんだか懐かしいような、そんな音でした。
これがやはり音楽堂の音なんだろうと思います。

開演したら、最後まであっという間でした。
できることなら、他の部の演奏も客席で聴きたかった。
どの部の人も、演奏後は涙ぐんでいたようです。

マンドリン・ギター部、いい演奏ができたと思います。
舞台に向かう前に、全員で円陣を組んで心をひとつにしました。
掛け声は、なぜか「南高~ファイト!」でした。おもしろい。

本番ではチューニングが狂ったのが気になりましたが、もうそんなことより、この瞬間に集中しよう、と気持ちを切り替えました。

ステージの壁には、高橋先生の大きな肖像、そして音楽部4部の旗。
それを見るだけでも胸は熱くなります。
一所懸命演奏する仲間たち、そして指揮者、満員の客席、すべてを目に焼き付けたい想いでした。

全体合唱のハレルヤもよく歌えたと思います。
ここで、高橋先生の奥様と、息子である高橋克典さんからの挨拶。
どちらもとてもいいお話で、涙を誘われました。

最後は勝司先生作曲の「われら南高を築くもの」を精一杯歌いました。
歌っていいですね。
うまくないけれど、声を出すのは気持ちいい。
こんなことでもないと、ステージで歌うことなんてないですし。

この後の懇親会については、また明日にします。
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いよいよ明日は演奏会

2007年09月08日 | Weblog
偲ぶ会、最後の練習でした。

このメンバーで弾くのも明日が最後だと思うと、感極まりました。
練習の終わりに、ひとりひとりスピーチ(?)。
急なことなのに、みんななんて話がうまいんでしょう。
しかも、ぐっとくるようなことばかり言うから、もう泣けて泣けて。

私は思ってることの10分の1も言葉にできなかった。
帰りに寄った美容院で、あんなこともこんなことも言いたかった、と思ったらまた泣けて困りました。

今回の活動を通して、昔の仲間から教えられたことが多かったです。
そのことは、また追々書きます。
アイロンかけて早く寝なきゃ。

素晴らしい仲間と、私たちに音楽を教えてくれた勝司先生に感謝の気持ちでいっぱいです。

明日が楽しみ。
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チェロが歌う情熱の調べ

2007年09月07日 | Weblog
我が家の近辺、台風の被害はさほどありませんでした。
多摩川でどうしてそんなに救助が必要なんだろうと思ったら、土手で暮らしてる人たちだったんですね。避難しておいてくれたらよさそうなものだけど・・・

演奏会に行ってきました。
昨日だったら諦めたところですが、今日でよかった。

【チェロが歌う情熱の調べ】
辻本 玲&佐藤卓史デュオ・リサイタル

港南区民文化センター ひまわりの郷ホール

【プログラム】

ボッケリーニ:チェロ・ソナタ 第6番 イ長調
シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ イ短調

コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ作品8~1楽章(チェロ独奏)
シューベルト:6つのドイツ舞曲D.820(ピアノ独奏)
シューベルト:3つのピアノ曲D.946~第3曲(ピアノ独奏)
シューマン:アダージョとアレグロ 変イ長調
ドヴォルジャーク:わが母の教え給いし歌 
サン=サーンス:白鳥
ポッパー:妖精の踊り

【アンコール】

ラフマニノフ:ヴォカリーズ
エルガー:愛の挨拶
カザルス:鳥の歌


いい演奏会でした。
友人のつてで、招待でした。ありがたいです。

辻本さんが2位をとった日本音楽コンクール、ちょうどテレビ放送を見ていたんです。
あの番組は、まず参加者の楽屋での様子とインタビュー、その後舞台袖の様子、本番の演奏、という流れ。
インタビューでは、あまり愛想もよくなく、好感度は高くなかったです。
それが演奏を始めた途端、まるで別人のように生き生きとして情熱的な演奏を繰り広げたんです。引き込まれました。
聴衆賞を受賞したのも納得でした。

そんな辻本さんの演奏が地元で聴けるなんて。
ピアニストの佐藤さんは、このホールで演奏会シリーズをしているそうです。
アンコール1曲終わったあとに、短いトークがありました。
お二人は芸大時代の同期ということでした。
ホストは佐藤さん、ゲストが辻本さん。
辻本さんにもマイクを渡しましたが、演奏とは正反対にやはりボソボソした話し方でした。
客席から「あら、声は小さいのね」というオバサマの大声に笑いがおこりました。
普段の様子と演奏がまるで違う方のようです。

特にコダーイとカザルスが印象に残りました。
アルペジオーネ・ソナタもよかったな。
500席ないホールだったので、息遣いも、足を踏み鳴らす音もよく聞こえました。
同じ時間を共有する奏者と観客。
やはり演奏会っていいです。

先日見たトップランナーで、写真家の人が「デジタルカメラで、後で編集できると思いながら撮影するのと、フィルムで一発勝負で撮影するのでは、気合の入り方の違いが写真に現れる」という話をしてました。
本番の演奏も同じですね。
1回きりだからこその良さがある。
スタジオ録音のCDとは違います。
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