1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

やなか音楽ホールで

2012年08月06日 | Weblog
おひさしぶりです。
暑い日が続きますね。
今日は突然の大雨に濡れてしまった方も多いのでは。
私は地下のスタジオで練習していたので外の様子はわからず、夕方のニュースを見て驚いた次第です。

土曜日はマンドリン独奏コンクール関東支部予選がありました。
私は仕事のため行けず、残念でした。
コンクールは独特の雰囲気がありますね。
審査される、と考えただけで、体がヘンになりそうです。
本選は、今年は大阪だそうです。
大阪だと行けないなぁ・・・。

昨日は、柴田高明&クリスティアン・ライアー Duo CD "Sky blue flower"発売記念マンドリンデュオリサイタル 2012に行きました。

プログラム

ソナタK.159, 175 / ドメニコ・スカルラッティ
マンドリン二重奏の為のソナタ ト長調 / ジョバンニ・ホフマン
ベネズエラ組曲 / ホセ・アントニオ・ツァンブラーノ
空色の花 / 桑原康雄

アクア・フィッシャーズ / 小林由直
2声のインベンション / クラウディオ・マンドニコ
キャニオン / ダニエル・フッシャート


マンドリン二重奏、マンドリンとマンドラの二重奏、どちらもそれぞれの良さがありました。
ドイツのマンドリンは「かさもこ」(カサカサ、もこもこ)のイメージがかつて(10年ほど前)私にはあったんですが、そうではないことが今ではわかっています。(なんか変な文章)
むしろ、この深い響きに魅了されています。
どの曲もとても聴き応えがあり、音楽はもちろんのこと、演奏する姿(呼吸やアイコンタクト、音を放ったあとの腕の動きなど、それはもういろいろ)から目が離せませんでした。

これだけの内容の演奏会、もっとたくさんの人が足を運んでくれたら・・・。
マンドリンといえば合奏というイメージなのか、独奏や二重奏のリサイタルは敷居が高く感じるのかもしれません。
私ももっと仲間や生徒に声をかければよかったな。
また機会があればぜひそうしよう。

終演後にサインしていただきました。

FBの写真と同じように見えますが、別のものです。

会場は、やなか音楽ホールでした。
中の雰囲気は少しムジカーザに似ています。ムジカーザをもっとこじんまりさせて、軽やかに(?)したような。
昨日、あまりに暑かったので家から車で向かいました。
早めに着いて、開場までお茶でも飲もうと思い、ホール横の商店街を歩きました。

・・・が、そういう店がない。

どんどんホールから離れてしまい、もう諦めようかと思ったあたりにやっと喫茶店が。
紅茶とケーキの店、隣が本格コーヒーの店。
紅茶の店は外から様子が伺えるオープンな店構えで、コーヒーの店はちょっと中が推し量れない感じ。
どういうわけか、コーヒーの店を選んでしまいました。
それが失敗だったことは、ドアを開けた瞬間にわかりました。
でも、もうやめるわけにもいかず・・・。
いや、勇気を持って引き返すこともできたかも。

こだわりのオーナーが無口にサイフォンを扱っているかと期待したんですが、さにあらず。
昭和の雰囲気満載の店内には、あちこち造花が飾り付けられ、椅子にはベルベット状のエンジの布カバー。
髪を無造作にアップにしたおばさまがカウンターの中に1人。
お客はお年寄り2人。

どうやら、おばさまがオーナー(ママさん?)で、お年寄りはお母さん(と友人または姉妹)らしい。
そして、お母さんは少し記憶力が不確かなようで、「昨日うなぎを食べたかどうか」ということで、ママさんと口論をしているのです。
お客(私たち)が入店してもずっと。
ママさんは土地柄か思いっきり江戸っ子で、早口でぶっきらぼう。
そのやりとりをずっと聞かされながら、本格コーヒーを(急いで)飲んだのでした。
コーヒーは一応サイフォンで淹れているようで、看板には偽りがないんですが、でも一杯ずつつくるのではなく、サイフォンにあったのを温めて出されたのでなんだか・・・。
紅茶のケーキの店にしておけばよかったです・・・。
でも、東京の下町を楽しんだ、といえないこともない。

コメント (2)
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