1日の終わりに ~森真理マンドリン教室~

マンドリンと共に暮らす日常のあれこれを、ほぼ毎日綴っています。

音楽は瞬間のもの2

2008年10月29日 | Weblog
昨日の記事は、書いているうちに結末を忘れてしまいました。
今読み返すと、なんだか中途半端に感じられます。

書いたきっかけは、朔太郎音楽祭での演奏であり、指揮者のメールであるわけなんですが、ちょうど読んだ新聞の記事の一文を紹介したかったんです。
こんな風に、何かをやりかけて、途中でわからなくなってしまうことが多いこの頃。しくしく。

忘れないうちに書きますと、
宇崎竜童さんのインタビューの言葉です。
今年デビュー35周年を迎え、2作品をリリースしたそうです。
そのうちのひとつ、「ブルースで死にな」のレコーディングの話。

「一発録りにこだわった。
プレーヤー、アレンジャーとシンガーが一体感を持って、エモーションを出し合った。
一つの空間で気迫・瞬発力を持って記録に残していこうと思った。」

これが、いいなぁ、と思って。

本番が練習と違うのは、やり直しができないことです。
一度出した音は、もう引っ込められない。
だめだったらもう一回やればいい、と思って演奏するのとは全く違う。
だからこそ、集中してすごい力を発揮するときがあるんだと思います。
今考えてみれば、そこに至るまで起きたさまざまなことが、全部あの演奏の伏線だったような気もします。
コメント (6)
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