新聞社が各地のラーメンの人気をアンケート調査した。１位は札幌ラーメンで、札幌味噌ラーメンの元祖は味の三平だという。味噌は体にいいと初代が１９５４年に味噌味めんを作った。６０年代には札幌ラーメンどさん子チェーンが全国に出店して、インスタントの札幌一番味噌ラーメンも売れて、味噌味が定着した。２位の博多ラーメンは８０年代にブームになった。白いとんこつスープの源流は福岡県の久留米ラーメンだという。４７年に開業した三九という店が元祖で、スープを間違って沸騰させてしまい白く濁ったのが原点になった。失敗は発明の母のようだ。３位は福島県の喜多方ラーメンで、大正時代に屋台で商売していた源来軒が元祖だという。極太のちじれめんとしょうゆ味のスープがラーメンらしい。朝からラーメンを食べる土地柄だ。４位は東京ラーメンで、１９１０年に浅草の来らい軒が和風だしにちじれめんの東京ラーメンを売り出した。５位は函館ラーメンで澄んだスープの塩ラーメン。６位は熊本ラーメンでマー油やにんにくで味付けされている。７位は旭川ラーメンでとんこつに魚介をあわせた濃厚なスープだ。８位は栃木県の佐野ラーメンで鶏がらベースのスープでしょうゆ味だ。９位は和歌山ラーメンでとんこつ醤油味のスープだ。１０位の広島の尾道ラーメンはしょうゆ味の鶏がらスープで小魚のだしをブレンドしている。ラーメンは色々なくふうをされて日本各地で独特のものができた。今後は世界各地のご当地ラーメンができてくるだろうか。